仙台市医師会報に掲載された東北有志医師の会寄稿文の誤り 36 伊賀 治 デマ撲滅ファクトチェック集 2022年10月11日 23:04 [2023/4/23更新]仙台市医師会報に掲載された東北有志医師の会寄稿文には誤りが多く見られるので指摘する。◾️仙台市医師会報に掲載された東北有志医師の会の寄稿文https://amp.amebaownd.com/posts/36135152誤り①「Ct値を高くすれば陽性者は増える」は間違い。そもそもCt値は測定値なので設定できない。設定するのはcut-off。標準的にはtotal-cycleが45、cut-offが40、Ct値が20〜25。97%がCt<35で陽性となるのでcut-offが35でも40でも誤差は僅か3%。Ct≧35の場合は再検査となる。https://note.com/osamu_iga/n/ndc5854ef733b誤り②「FDAが敗訴して公開されたファイザーの資料には、1,291種もの深刻な副作用が報告されている」は誤り。Pfizer社の資料はタイトルに”Review of Adverse Events of Special Interest (AESIs)”とあるように、これは副反応の可能性がある事象を予め定義した事前の検証リスト(AESI)の評価であって、副反応のことではない。https://note.com/osamu_iga/n/na621f13f9eb1誤り③「mRNAワクチンが実験上6時間で逆転写されたことも証明された」は誤り。根拠とされた逆転写の論文は癌細胞を使用し数万倍の曝露量をかけた特殊な実験なので一般的な話ではない。ゲノムに組み込まれたという記述もない。逆転写の可能性は今も議論されるなかで、「証明された」と断言するのは誤り。https://note.com/osamu_iga/n/nc1ebf0be6720誤り④「卵巣にも高濃度で蓄積することが報告されている」は誤り。卵巣に「蓄積する」ことを示す実験結果はない。機密文書と言われる資料(実はPMDAの公開資料)にあるのは「蓄積」ではなく薬物動態の循環を示す「分布」であり、「時間の経過とともに消失すると推察」とある。https://note.com/osamu_iga/n/n0eb2c5a20291誤り⑤「20週未満の127名に限ると82%の流産率」は誤り。これはNEJMの数値を誤用して82%をでっち上げた有名なデマ。「NEJMは12.6%という数字を撤回した」も誤り。論文も12.6%の数値も撤回されていない。それどころか82%を主張する論文の方が撤回されている。https://note.com/osamu_iga/n/n76735f6e16ca【追記】ワクチンや治療薬の有効性・安全性については自己でご判断ください。当方は、皆さんが正しい情報を基に判断できるよう、デマの指摘に努めます。 ダウンロード copy #コロナ #ワクチン #COVID19 #ウイルス #仙台市 #医師会 #有志医師の会 #東北有志医師の会 36