◆読書日記.《宮本常一『庶民の発見』》
<2023年10月3日>宮本常一『庶民の発見』読了。
農民の出で、農民と生活を共にしながらフィールドワークを行って「庶民・常民・農民の内側からその生活を観察した」民俗学者として知られる学者の論文集。
宮本は百姓を続けながら研究もやっていた人で、日本各地をフィールドワークで渡り続けて生涯に千軒以上の農家に泊まって話を聞き続けた人でもある。
柳田国男に影響を受けて渋沢敬三の元で働き、日本常民文化研究所に属して、民具や観光の研究で先鞭をつけた人であったとも言えるだろう。