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読書日記

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読んだ本のレビューや感想文を載せています。
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記事一覧

◆読書日記.《スラヴォイ・ジジェク『戦時から目覚めよ』》

<2023年6月8日> スラヴォイ・ジジェク『戦時から目覚めよ』読了。  ジジェクは「ラ…

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◆読書日記.《鬼界彰夫『ウィトゲンシュタインはこう考えた』》

<2023年5月27日> <本書の総評>  鬼界彰夫『ウィトゲンシュタインはこう考えた』…

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◆読書日記.《飯田隆『ウィトゲンシュタイン 言語の限界』》

<2023年5月4日>  飯田隆『ウィトゲンシュタイン 言語の限界』読了。  自分の中で…

オロカメン
1か月前
13

◆読書日記.《中村昇『ウィトゲンシュタイン、最初の一歩』》

<2023年4月8日>  中村昇『ウィトゲンシュタイン、最初の一歩』読了。  自分の中で…

オロカメン
2か月前
9

◆コラム.《隙間時間に読めるお気に入り本の紹介・その2》

 前回の「その1」のコラムで、俳句の夏井いつき先生の『絶滅寸前季語辞典』の説明をさせて…

オロカメン
2か月前
11

◆読書日記.《岡田雅勝『人と思想76 ウィトゲンシュタイン』》

<2023年4月1日> 岡田雅勝『人と思想76 ウィトゲンシュタイン』読了。  自分は毎年…

オロカメン
2か月前
13

◆読書日記.《E・H・カー『歴史とは何か』》

<2024年3月23日>   <総評> エドワード・ハレット・カー『歴史とは何か』読了。  英国の歴史家による「歴史とは何か」というシンプルな問題について主に六つのテーマに分けて論じた講演録。  E・H・カーは1961年にイギリスのケンブリッジ大学にてこのテーマについて6回の連続講演を行った。その書籍化されたものが本書の原著となる。 「歴史とは何か?」……こういうシンプルな疑問というものには、明確な答えなどなく、時代によって、国によって、個人によって、様々な解答が出

◆短評集・その1

<前口上> 昨年あたりからこの「note」にUPしている文章の分量を意識して長くしている。 …

オロカメン
3か月前
9

◆読書日記.《高木光太郎『証言の心理学 記憶を信じる、記憶を疑う』》

<2023年12月30日> 高木光太郎『証言の心理学 記憶を信じる、記憶を疑う』読了。 …

オロカメン
5か月前
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◆読書日記.《数土直志『誰がこれからのアニメをつくるのか? 中国資本とネット配信が…

<2023年12月18日> 数土直志『誰がこれからのアニメをつくるのか? 中国資本とネッ…

オロカメン
5か月前
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◆読書日記.《ロビン・ベイカー『精子戦争 性行動の謎を解く』》

<2023年12月13日> ロビン・ベイカー『精子戦争 性行動の謎を解く』読了。  本書…

オロカメン
6か月前
3

◆読書日記.《エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』》

<2023年11月15日> <本書の概要と著者エーリッヒ・フロムについて>  エーリッヒ…

オロカメン
6か月前
18

◆読書日記.《辺見庸『私とマリオ・ジャコメッリ』》

<2023年10月18日> 辺見庸『私とマリオ・ジャコメッリ』読了。  本書は作家・ジャ…

オロカメン
7か月前
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◆読書日記.《宮本常一『庶民の発見』》

<2023年10月3日>宮本常一『庶民の発見』読了。  農民の出で、農民と生活を共にしながらフィールドワークを行って「庶民・常民・農民の内側からその生活を観察した」民俗学者として知られる学者の論文集。  宮本は百姓を続けながら研究もやっていた人で、日本各地をフィールドワークで渡り続けて生涯に千軒以上の農家に泊まって話を聞き続けた人でもある。  柳田国男に影響を受けて渋沢敬三の元で働き、日本常民文化研究所に属して、民具や観光の研究で先鞭をつけた人であったとも言えるだろう。