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『進撃の巨人』を1週間で

急に『進撃の巨人㉞』が家にやってきた。夫が義姉から借りてきたらしい。

そう、34巻。それは10年以上続いた連載がついに完結を迎える、進撃ファンお待ちかねの最終巻だ。

そして私はやってしまった。

そう、読んだ、最終巻を。1巻も読んだことないのに。


そんなことしちゃっていいのか、と思ったあなた。

大丈夫、しっかり後悔しました。阿呆でした。


う~ん、登場人物多いな、誰が主人公なのよ、状況が意味わからん(当たり前)巨人の最終形の姿ながっ、急に巨人から少女出てきたよ!え、ユミル?誰やねん。(失礼) ああ、終わった・・・。 

34巻を読んだ感想、おもしろそう!!!

(ファンの方、ごめんなさい・・・。)

お話の結末を知った上で、この漫画のあまりのおもしろそうさに、きちんと腰を据えて1巻から読むべく、全巻が揃う義実家に向かった。

お家にお邪魔すると、進撃の巨人が全巻きちんとカバンに収まっていた。

別に私のために準備してあった訳ではなく、人に貸した全巻が、返ってきたばかりだと言う。ナイスタイミング。

私は義姉に34巻を読んでファンになったので、全巻貸してほしいとお願いした。

義姉はとても驚いていたし、少し引いていた。当然だと思う。

そりゃ最初に最終巻を読んで、にわかファンになった奴のことなんて、義姉も、1~33巻までの漫画の方も簡単には受け入れがたいだろう。

しかし私は漫画の気持ちなんて分からないので、義姉に感謝の言葉を伝え、いそいそと漫画たちを車に乗せて我が家に連れて帰った。

もうこの時点でめちゃくちゃ楽しみだった。

その夜、子どもたちを早めに寝かせるため、いつまでも歯磨きをしない長女をとっ捕まえてごしごし荒めに歯を磨いてしまった。すまん、長女。

そしていよいよ1巻とのご対面・・・( 読み読み )

\\\\ めっちゃ面白いやないか ////

夫に1巻がとても面白かったことを伝えると、この漫画はまんが大賞を受賞していることを教えてくれた。

そうかそうか、そんな賞を!うん、だってこんなに面白いもんね、すごいね諌山先生は!!

最終巻から読んだくせに、完全に進撃の世界観にハマり、諌山先生と呼ぶ私であった。

お話が進むにつれて、ミカサがエレンを想っている場面などに出くわすと、最終巻を読んでいる故、心がぐっとなることもあった。ぐっとなる度に、なんで最初に34巻を読んでしまったんだ、と自分を責めた。が、話の展開がすごすぎてそんな気持ちもすぐにどこかに消えた。

そして、夜な夜な漫画を読み1週間足らずで全巻を読んでしまった。

この1週間、本当に楽しかったなぁ。

改めて最終巻を読み、やっとお話のいろいろな事の意味が分かり、伏線も無事回収し、映画を1本見終えたくらいの感動に包まれた。

ただ一つ思うのは、結末から読むものではない、ということです。笑

しかしながら34巻を読まなければ、この素晴らしい作品に出会えなかった訳なので、結末を先に知ることは運命だったと考えることにする。

楽しくも寝不足な1週間をありがとう。

今夜も最終巻だけ読もうかな。

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