恩田一樹

島根県在住、企業支援、海外とのビジネス、新規事業、複業・副業、企業人材育成、多文化共生…

恩田一樹

島根県在住、企業支援、海外とのビジネス、新規事業、複業・副業、企業人材育成、多文化共生、外国語(英語、ロシア語)などに関心ありの地方公務員です。外務省と楽天に出向経験あり。

マガジン

  • 公務員の仕事

    公務員の普段の仕事を紹介します。官民連携などの参考になれば。

  • Audible で読(聴)書した本の紹介

    Audibleで読(聴)書しています。その中から、印象に残った本を紹介していきます。

  • 島根と海外の国々、その人々との関係

    島根に暮らす外国の方々、という視点と、島根と海外とのいろいろな関係、という視点で書いていきます

  • 自己紹介・SNSについて

    どのマガジンにも属さない自己紹介など

  • 日本食品の輸出・島根県企業の輸出

    日本食品の輸出全般についてデータや考察を掲載します。また、島根県企業の輸出について記事を書きます。毎年、島根県海外展開概況調査(企業に回答いただいたアンケート調査を分析した資料)をベースにした記事も書きます。

最近の記事

  • 固定された記事

予算編成という公務員の仕事の一つをやってみた振り返り(島根県庁)

昨年4月の人事異動で予算要求担当になりました 自治体の新年度(4月~3月)の予算は、その前の年の秋から冬にかけ、6か月かけ、当初予算として編成されます。そして、一年かけて、それが実行されていきます。 また、年度の途中で追加で必要となる事柄については、補正予算という形で必要な予算が手当されます。  昨年4月の人事異動で、島根県庁の商工労働部という部局の予算編成担当課長補佐になりました。今年度の前半の半年は「今年度の補正予算」、後半の半年は「翌年度の当初予算」のとりまとめ

    • (公務員の仕事)予算執行の実務について(予算執行の手続きと関係する組織)

      今回の投稿では、島根県庁で予算を執行していく段階に入った時に、実務的にはどういう手順が踏まれるのか、を説明します。また、その作業の中で、「少し、どうかな」と思われる点があるので、その点も書いてみます。 今回の投稿は、行政組織の内部の人には伝わるけど、そうではない人には「?」という内容になってしまったと思います。 「島根県ではこのようなやり方ですが、他の自治体ではどうでしょうか?」という問いかけでもあります。 公務員ではない人には、興味のない内容だったり、何のことかさっぱりだ

      • 【Audible本の紹介13】メルケル 世界一の宰相(カティ・マートン)

        今回紹介するのは、2021年発行の人物評伝、東ドイツで育ち、科学者として働き、ベルリンの壁の崩壊を機に政治に身を投じ、2005ー2021にドイツ政治のトップとして活躍したメルケルさんの生涯を知ることができる本です。 どんな人生か? 冷戦期の東ドイツで育つ、物理学とロシア語を勉強、科学者という選択、2度の結婚、というあたりはある意味、典型的な東側の一人の女性の人生という気がしました。 そこから、統一後のベルリンでの仕事や生活の経験から、35歳で政治への転身。ここが、人生の

        • 【Audible本の紹介12】ざっくり分かるファイナンス(石野雄一)

          この本はわかりやすい!と思います! 前半は素人にも普段の思考の範囲でよくわかる! 後半は、少しレベルの高い専門的な話になってくるけど、 わかりやすいので、大まかにイメージするだけならできる! という感じです。 印象に残った「ポイント」としては、 1 「会計」と「ファイナンス」の違い ・会計は過去を扱い、ファイナンスは未来を扱う ・会計は利益を扱い、ファイナンスは現金(キャッシュ)を扱う ・会計は無形資産の評価が不得意⇔企業価値の源泉が無形資産中心に変化 2 「ファイナ

        • 固定された記事

        予算編成という公務員の仕事の一つをやってみた振り返り(島根県庁)

        マガジン

        • 公務員の仕事
          12本
        • Audible で読(聴)書した本の紹介
          15本
        • 島根と海外の国々、その人々との関係
          9本
        • 自己紹介・SNSについて
          7本
        • 日本食品の輸出・島根県企業の輸出
          11本

        記事

          【Audible本の紹介11】変える技術、考える技術(高松智史)

          コンサルの人たちに対する印象は、、、 10年近く前に楽天で働いていたときに感じたことですが、 同期途中入社組の中にコンサルから転職してきた人がいて、その人の発言を聞いていると、他の人と視点が違っていることが多く、「なるほど、コンサル経験があると、こんな風な考え方ができるんだな」と印象に残っています。 あと、楽天市場の店舗戦略などの大きめの方針を決定する部署には、コンサル出身の人が多く働いていました。彼らが考える方針を、全社的に一気に動かしていく、仕組みだったので、そういう

          【Audible本の紹介11】変える技術、考える技術(高松智史)

          自己紹介

          今日、noteの投稿が50本になりました。 あらためて、自己紹介をしつつ、noteでどんな投稿をしているかを紹介するための投稿をします。 現在、40歳台後半の島根県の松江市在住の地方公務員です。 特徴は、大学でロシア語を学んだこと、楽天に出向経験があること。 現在は、、 企業支援、海外とのビジネス、複業・副業、新規事業、企業人材育成、外国人材、多文化共生、読書、外国語(英語、ロシア語)に関心あり。 note では、上記を3~4つのテーマにわけて書く投稿と、公務員の仕事を

          自己紹介

          【Audible本の紹介10】深夜特急1~6(沢木耕太郎)

          今回紹介する本は、1986年に初版が発行された、日本人青年のアジアからヨーロッパへの一人旅の記録と、その途中での思索を追った「深夜特急」です。 2023年6月に第1巻がAudible化されたときは、とてもうれしかった記憶があります。 それ以降、順次移行が進み、現在は第5巻までAudibleで聴くことができます(第6巻=最終巻は今年12月の予定です)。 あらすじ 深夜特急は、1970年代、「インドのデリーからイギリスのロンドンまでを乗り合いバスで行く」と思いたった著者の沢

          【Audible本の紹介10】深夜特急1~6(沢木耕太郎)

          【Audible本の紹介9】参謀の思考法 トップに信頼されるプロフェッショナルの条件(荒川詔四)

          今回紹介する本は、2020年に出版(配信)された、企業トップの参謀(秘書課長など)をつとめた方が自ら書かれたビジネス本です。 どんな本? ブリヂストンの社長を務めた著者が企業における参謀のあるべき姿を描いた本。自らの秘書課長時代などをベースに書かれているので、臨場感があり、説得力があります。 (ストーリー) 新入社員の頃から鋭い観察力と洞察力を発揮し、上司に対しても事実を曲げずにストレートにものを言ってきた。 この点を評価されて40代で社長直属の秘書課長に抜擢され、

          【Audible本の紹介9】参謀の思考法 トップに信頼されるプロフェッショナルの条件(荒川詔四)

          【Audible本の紹介8】境界知能とグレーゾーンの子どもたち(宮口幸治)

          今回紹介する本は、2020年に出版された、子どもたちが日ごろ抱える課題や生きづらさを知り、それに向き合う大人たちへの本です。 大ベストセラーとなった『ケーキの切れない非行少年たち』の著者である宮口幸治さんが、明らかな障害とまではいかない、グレーゾーンで困っているの子どもたちにフォーカスして書かれた本です。 社会の「すきま」におかれ、困っている子どもたち 最近、「発達障害」や「知的障害」の子どもに関する書籍が多数あります。 それらの方も、今は的確に診断され、対応ができる

          【Audible本の紹介8】境界知能とグレーゾーンの子どもたち(宮口幸治)

          (公務員の仕事)予算執行の実務について(執行協議、予算流用、補正予算)

          これまでの投稿では、予算が成立するまでの予算要求⇒査定⇒議会での議決の流れを中心に書いてきました。 今回の投稿では、実際に予算を執行していく段階に入った時に、実務的な面で重要と思われるポイントを書いていきます。 今回の投稿は、行政組織の内部の人には伝わるけど、そうではない人には「?」という内容になってしまったと思います。 「島根県ではこのようなやり方ですが、他の自治体ではどうでしょうか?」という問いかけでもあります。 行政向けの話ではありますが、「なるべく多くの人に知って

          (公務員の仕事)予算執行の実務について(執行協議、予算流用、補正予算)

          島根で働く外国の方々について(令和5年は4900人余で過去最多)

          Noteのテーマの一つとして、海外の国々やその人々と島根県との関係について書いています。 【テーマ】 (1)島根に暮らす外国の方々、という視点と (2)島根と海外とのいろいろな関係、という視点の2つの柱で書いています。 今日は、島根で「働く」外国の方々について、データ面でのまとめ的な内容です。 毎年、島根労働局が県内の外国人労働者の人数を発表しています。それによると、令和5年は過去最多の約5,000人になったそうです。 このデータはPDFで公表されています。主なもの

          島根で働く外国の方々について(令和5年は4900人余で過去最多)

          【Audible本の紹介7】北関東移民アンダーグラウンド ベトナム人不法滞在者たちの青春と犯罪(安田峰俊)

          今回紹介する本は、2023年に出版された、日本で暮らすベトナム人の社会を描いたルポルタージュです。 最近、技能実習制度で日本で働く外国人の国籍は、ベトナム人が最も多くなってきています。 この本では、さまざまな地域や職種で働く、ベトナム人技能実習生に直接会って取材し(ときには飲食をともにし)、把握した内容が詳しく書かれています。 北関東の工場、岡山の漁村、和歌山の農家なと。 また、その後に、失踪したり、犯罪に手を染めたりしたベトナム人の人たちにも、同様に取材したり、関係す

          【Audible本の紹介7】北関東移民アンダーグラウンド ベトナム人不法滞在者たちの青春と犯罪(安田峰俊)

          【Audible本の紹介6】いっきに学び直す日本史(安藤達朗、佐藤優ほか)

          今回紹介する本は、Audibleで聴くことができる、歴史、日本史に関する本です。 歴史は、自分が高校生くらいから今もずっと好きな科目であり、ジャンルです。それで、Audibleでも、はやいところで聴いてみようと思ったのですが、高校生向けの参考書である「いっきに学び直す日本史」があったので、まずこれから聴きました。 Audibleでは何らかストーリー性がある方が、聴きやすいと思います。歴史というものは、それ自体が壮大なストーリーですので、Audibleに合っていると思います

          【Audible本の紹介6】いっきに学び直す日本史(安藤達朗、佐藤優ほか)

          【考察】円安が進んだら、日本食品の輸出はどう伸ばすべき?

          前回の記事でも触れましたが、、、円安が進んでいます。 1.円安の進捗の現状について 4月29日の外国為替市場でドルが対円で一時1ドル=160.245円を付け、1990年4月以来34年ぶりの円安・ドル高水準を付けた、とのこと。(その後、1ドル=153円台まで戻しています。) 円安傾向は2022年から強まり、それまで110~120円前後だったのが、2022年は130円程度、2023年は140円程度となり、今年に入り、さらに11%近く下落しています。 さて、日本の食品につい

          【考察】円安が進んだら、日本食品の輸出はどう伸ばすべき?

          Facebookの「プロフェッショナルモード」その2(具体的な効果)

          2024年1月から、Facebookの設定を「プロフェッショナルモード」に変えています。今回の投稿では、その具体的な効果について紹介します。 自分のフェイスブックの利用目的という観点では、投稿に伴う各種データを分析できる機能を利用できることが、最も効果を感じている点です。 具体的には、 投稿のリーチ数(投稿を1回以上見た人の数) 投稿のインプレッション数(ユーザーに投稿が表示された回数) エンゲージメント(「いいね」など、なんらかのリアクションされた数) フォロワ

          Facebookの「プロフェッショナルモード」その2(具体的な効果)

          【疑問】円安が進むと、日本食品の輸出にどの程度の好影響が出る?

          円安が進んでいます。 4月29日の外国為替市場でドルが対円で一時1ドル=160.245円を付け、1990年4月以来34年ぶりの円安・ドル高水準を付けた、とのこと。(その後、1ドル=155円台まで戻しています。) 円安傾向は2022年から強まり、それまで110~120円前後だったのが、2022年は130円程度、2023年は140円程度となり、今年に入り、さらに11%近く下落しています。 ジェトロのサイトによると、円安は、輸出先市場では日本の輸出商品の価格引き下げにつながり

          【疑問】円安が進むと、日本食品の輸出にどの程度の好影響が出る?