とみこ

日々の徒然、思ったことなどを綴っていきたいと思います。

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最近の記事

ロングショットの人生

私の人生は結構破天荒かもしれない。 当たり前に生きてきたが経験値を重ねて振り返るとそう思える。 私は2度命を拾っている。 始まりは生まれた日。 私は死産予定でいざ取り出したらたまたま生きていた。 なんという幸運!なんという不幸! これが1度目に拾った命。 それからというもの機能不全に近い家庭で育った。 家族は歯車で例えれば錆びた歯車、歯が欠けた歯車、大きさがバラバラ。 とにかくギリギリのバランスで保っていた。 思春期の今後を決める大切な時期の人間性を歪めるには十分な経験

    • 普遍的な素晴らしさ

      私は古いモノや長く愛されてきたモノが好きだ。 古着、アクセサリー、アート、建物、純喫茶、本、映画、音楽、民芸品、その他色々。 古いものは普遍的な素晴らしさがあり、昔から愛され今現在に存在しているにはワケがある。 時代を見つめてきた重厚感、意匠を凝らした愛らしさ、他のものには変え難い特別感。 古いものはトキメキを与えてくれる。 ヴィンテージショップや古着屋は私のトキメキが詰まっていて、私のセンスを構築していると言っても過言ではない。 お気に入りの古いモノを身につけてい

      • 私を創る夜

        私は夜更かしが好きだ。 と言うよりも、夜そのものが好きなのかも知れない。 夜景を覗けば、ビル群やマンションに灯る明かり。 煌々と輝くネオンや電飾看板。 それら全てに人間の営みを感じて愛おしくなるのだ。 そして夜は柔らかな毛布のように全てを包み込んでくれる心地良さを感じる。 目を瞑るように暗闇で全てを隠してくれる。 だから自分に素直になれる気がする。 夜と私の親和性を確認するように。 映画や小説を見たりと自分の感性を研ぎ澄ませる大切な時間でもある。 夜は私の知性的な部分

        • 自分を知るということ

          私は自分自身がどういう人間なのか38年生きた今でもさっぱり分からない。 変わり者としての自認はあるのだが。 自分をマクロ的に時にはミクロ的に見ることを試みたけれども、果たしてその見えた自分は本当の自分なのだろうか。 よくビジネス本で「メタ認知を高めよう」と謳われているが、結局のところそれは人から見た自分や求められている自分の解像度を高めるだけで本来の自分自身を知ることとは違う気がする。 さすがに38年も生きていれば、人からどう見られているのかはなんとなく肌で感じる事ができる

        ロングショットの人生

          泡と共に生きてゆく

          私は酒が好きだ。 ハイボールを好んで嗜んでいる。 酒好きの女性は今のご時世珍しくもなんともない。 私はと言えば、今宵の疲れを労い明日への活力を得る戦士達と共に肩を並べるべく赤提灯へ赴きお酒様との逢瀬を楽しむ、といった感じだ。 成人してからというもの、仲間と楽しい飲み会の時も、新しい恋が芽生えた時も、4年付き合った男に三股をかけられてメンタルが死んだ時も、飲食店勤務時に怒涛の15連勤して灰になった時だって、いつだって酒の細やかで弾ける泡はぷくぷくと表面に立ち昇っては空気にな

          泡と共に生きてゆく