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No.1106 お礼と感謝と敬意と

決して陰気ではありません。でも、内気な弱虫君です。自分に自信も持てないヤツです。
 
そんな男が、頭皮があらわになり、目に蚊やアメーバを飼い、右耳がくぐもったように聞こえづらくなり、階段の上がり降りで左膝が疼くようになり、高血圧の薬だけでは飽き足らず前立腺のお薬まで押し頂くようになると、向田邦子(1929年~1981年)が敬愛した画家・中川一政(1893年~1991年)が描いた虎の絵の賛が、ますます身に染みて来るのです。
 
「もう我は駄目だと思ふ時もある
 やってゆかうといふ時もある」
 
このコラムに限らず、非常勤の仕事に関しても、いつかは途中でリタイアして迷惑をかけてしまうのではないかと、正直言って不安です。その意味で、引き際が大切なことは百も承知しているつもりですが、自分の進退に決着をつけかねているのです。優柔不断 ・遅疑逡巡なのです。煮え切らないことこの上なく、往生際が悪いのです、きっと…。
 
「一度きりの人生なのだから、挑戦しない手はない」という言葉に支えられ、2020年12月より心の交歓に応じて下さる読者の心に甘え支えられて、コラムは何とか続いています。感謝あるのみです。しかし、揺れる心と対峙しつつ毎日を生きている、それが私です。
 
そんな中、note mateの皆さん方のページをお訪ねして、画像も韻文も散文も、なんと雄弁なことよと大いに刺激を受けています。一言では言い尽くせない様々なジャンルの様々な世界を巨視的に微視的にクリエイター自身の厳しいフィルターを通して綴ってくださるのですから、こたえられません。私の信奉するクリエイターは、何人もいらっしゃいます。
 
この創作活動を陰に日向に支えて下さり運営される方々に、心からお礼申し上げます。
また、何気ない日常の哀歓を綴って感動を与えて下さるみなさまに感謝申し上げます。
そして、一つ事に徹し前人未到の道を切り開かれる人々に心から敬意を申し上げます。


※画像は、「新家拓朗 │ 地方公務員noteクリエイター」さんの、「稚内市オレンジエッグさんのフルーツタルト。」の1葉をかたじけなくしました。noteは、まさに色とりどりの、さまざまな味わいに満ちた「創作タルト」のようなものかもしれません。目も心も奪われる作品にお礼を申し上げます。