私は何者か、480
答をくれるまで、私はここを動かない。そのつもりではあるが、もう、答はとうにわかっている。なのに、わからぬふりをして、あなたの周りに纏わりつくのである。
子犬のように。子猫のふりで。
とうとう、あなたは嫌になっちゃって、私に求めるものを限定しだすのです。
愛しているか、愛していないか。
えーっ、なにそれー。
昔のうたではないですが、そんなの、そんなことがわからなくなったなら、もうおしまいやんか。
失礼。
じぶんの古い記事を読んだなら、もっとピュアな言葉があって。
泣く。
人とのかかわりを増やせば、疲弊するのである。
疲弊など、少なくとも私は望んでいない。
疲弊なら、とっくの昔に体験済みよ。
もし、新しい出会いやかかわりがあったとしても、それは、互いにわきまえて、互いに尊敬して、互いに距離を保てるようなものでなければならない。
雀を見よ。
彼らは、鋭い距離を心得ている。
生き延びるとは、そういうことよ。
わたしが妙にはしゃいでいるのは何故かわかるまい。
哀しくて、ほんとうの心と向き合えないからである。
それでも、まだ、
仕事終わりのビールは美味い。
大丈夫。だろ。
わたしは何者か。
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