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20.【ひとりっ子の私と親の終活】一時退院中の87歳母、驚異の回復ぶり。

87歳母は、5月3日に一時退院したときは、入院前より12キロ痩せて、歩く姿もおぼつかなかったのですが、徐々に体重も戻り、食欲も戻り、酷かった黄疸もずいぶんマシになりました。86歳父は、相変わらずの認知症ぶりです。前回までのお話はこちら↓↓

退院したときは、とにかく弱弱しかった母ですが、回復するにつれ、認知症の父が何度も何度も同じことを聞いてくるのに、ほとほと嫌気がさしている様子。父は、毎日、

「なんで入院したんや」
「何の病気や」
「今度はいつ入院するんや」
「いつまで入院するんや」
「なんでまた入院せなあかんのか、医者に聞け」

とまあ、こんな感じのループが、何度も続くらしい。これは病み上がりでなくても、元気な人でも、この状態が続けば消耗するはず。母には何度も、

認知症は、新しいことが覚えられへん病気やから

と伝えていますが、母も頭ではわかってはいるのですが、やっぱり感情的になってしまいます。今更、認知症サポーター養成講座を受ければ?といっても行かないし、アメトークでやってる「じゃない方芸人」じゃないけど、「認知症じゃない方の人」が対応策を講じるしかありません。

認知症サポーター養成講座とは、全国の市区町村や社会福祉協議会が主催する、認知症の基礎知識を無料で学べる講座です。お住まいの自治体でも開催されていると思いますので、チェックしてみてください。

イラっと来るけど、「もう何回も言うたやん!」と大きな声で怒鳴りつけたり、「おんなじこと何回も聞かんといて!」と感情的になってしまうと、逆効果で、同じことを聞いてくる頻度が増えてしまう可能性もある。なので、いつもと同じトーンで、何度も同じ説明をします。普通のトーンで答えると、「そうか。」とその時は納得して、そこで会話が終わります。

認知症と戦わずして勝つには、感情的にならず、あくまで普通の対応を繰り返すことがキモだと思いました。

これまでのお話は、こちらのマガジンで読めます。


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終活って、ひとりでやろうとすると、途中で挫折したりします。趣味:終活って言ってる終活プロデューサー(終活P)の私を頼ってください!多分お役に立てると思います。