LOCATION NOTE

カメラを持って鉄道と、たまに街並みの写真を撮っている人間です。 自分が行った場所を、自…

LOCATION NOTE

カメラを持って鉄道と、たまに街並みの写真を撮っている人間です。 自分が行った場所を、自分で覚えているための記録としてまとめています。 画像の無断使用等はお控えください。

マガジン

  • 北海道

    北海道内

  • 東海・北陸

    JR東海管内4県、北陸3県、長野

  • 海外鉄道

    2018.02.28〜03.06/2019.10.06〜10.11/2022.11.13〜11.19

  • 西日本

    関西2府4県、中国地方

  • 関東・東北

    東北、関東、山梨、新潟

最近の記事

2023.04.01〜02 キハ183系サロベツ

先週の函館方面の臨時列車に引き続き、キハ183系はこの土日、稚内まで往復する臨時特急サロベツとして仕立てられることになった。編成は新特急色を組み込み、6連に増結された大盤振る舞い。1日目の天気は正直よくなかったが行かないのももったいない。奇跡に賭けて道央道を北へと向かった。 深川市の国見峠展望台に三脚を据える。天気は最悪。曇るどころか雨まで降り、立ち位置に運よく東屋がなければ撮らないレベルだった。特急ライラックで位置を調整し、何も期待せず主役の登場を待つ。少しだけ抜けは良く

    • 2023.03.25 室蘭本線

      先週、石北線での定期運用を終えたキハ183系。この週からラストランイベントが始まった。初週のこの日、もちろん札幌発函館行きを追いかけようとしていたが、悪天候によりひとまずバラシの決断を下すことに。しかし前日の予報を確かめると案外悪くなさそう……。急遽特急すずらんで東室蘭へ向かい、レンタカーを借り出すことにした。 とはいえ、天気は思ったほど良くない。せっかく室蘭に来たので記録がてら5月に引退予定のキハ143系を狙ってみることに。ロケハンも兼ねて輪西の高台から工場バックに狙って

      • 2023.03.17~18 さよなら、北の183

        2023年3月17日、キハ183系の定期運行最終日。この日をもって石北特急としての運行は最後となる。もううんざりするほど撮ってきた特急だが、最終日はやはり特別。最終日らしさって何だ?写真の力点はどこにある?考えが尽きることはない。最後の1日は金曜日だが、何の迷いもなく有休申請。敬虔に石北沿線で過ごすことにした。 送り込みのキハ283系……どこですれ違う? 最終日らしさとして、翌日から石北の顔となるキハ283系を網走まで送り込む回送列車の撮影を企てた。スジを読んだ結果、悩み

        • 2023.03.05 石北本線

          キハ183系の定期運用終了まであと2週間。そろそろ悔いはないと思える程度には通い詰めている石北線だが、どうしても見ておきたい景色が残っていた。北見峠を見守る冬の名峰、チトカニウシ山からの大俯瞰である。この冬モノにしたい一枚を得るべく虎視眈々と天候をチェックしていたが、なかなか雲リスクなく晴れる日は訪れない。行かず仕舞いも覚悟していたが、奇跡は起きた。この冬一番の晴れ予報が日曜日に付いた。このチャンスを捨てるのは愚の骨頂。予定は土下座でこじ開けた。いざ、チトカニウシへ。 午前

        2023.04.01〜02 キハ183系サロベツ

        マガジン

        • 北海道
          103本
        • 東海・北陸
          36本
        • 海外鉄道
          16本
        • 西日本
          32本
        • 関東・東北
          42本
        • 四国・九州
          24本

        記事

          2023.02.04〜05 石北本線②

          気がつけば石北線を追って7回目の冬。厳冬期のツアーも慣れたものである。今回の目的は留辺蘂で朝日を浴びる爆煙を撮ること。気温は前日の方が低かったが、空を見るに太陽の条件はきょうの方が良さそう。肌を突き刺す寒さを気合いで押し返し、-17℃の世界に繰り出した。 待って、勝った。極まった。目論見通り、発車の4分前に太陽が山の向こうから顔を出した。雪原の表情が一気に変わる。光刺す線路を進んできたオホーツク2号。アイドリングの煙ですら逆光に輝いていた。唸るエンジン、吹き出す爆煙。思い描

          2023.02.04〜05 石北本線②

          2023.02.04〜05 石北本線①

          ことの発端は1年前。冷え切った朝にだけ見られる気動車の爆煙を撮るべく留辺蘂駅に行ったことだった。期待通りの爆煙を吹いて発車したオホーツク2号。良し、よく撮れた……と片付けを始めたその瞬間、山の向こうから朝日が顔を出したのである。朝日バックで撮らねば死ぬに死ねない。去年の同日より5日遅い、つまり発車時に太陽が出てくるであろうこの土日を虎視眈々と狙っていたのである。 この日の北見は-24.4℃。留辺蘂も-19.7℃と相当な冷え込み。天気こそ読めないが、少なくとも友人と徹夜2交代

          2023.02.04〜05 石北本線①

          2023.01.22 紀勢本線

          高山線エリアから南下して紀勢線の特急南紀を攻めてみることにした。7月に置き換え予定とはいっても所定は2連。正直無理しないと行かないエリアである。全国的に晴れそうなのが三重県南部しかないという奇跡的な状況となったこの日、あまりにアウェーではあるが手探りで撮影を始めた。 まずは山間を走る県道から新鹿海岸を見下ろせる場所に三脚を据え……ようとしたら南紀2号がもう来てしまった。構図合わせも程々にまずは撮影。勿体無いので続行の普通列車も待ってパシャリ。熊野灘から上る朝日を背に走る列車

          2023.01.22 紀勢本線

          2023.01.21 高山本線

          石北本線のラストイヤーではあるが、本州に目をやるとキハ85系特急ひだが3月でラストラン、特急南紀も7月で引退と、無視できないネタが色々とある。思い入れが強くあるわけではないが、最後にもう1回くらいは撮っておきたい車両……。他に晴れる地域がなかったこともあり、仕事を終えて新千歳へ直行。羽田に飛んで友人の車で夜の新東名を西に走った。 途中のPAで仮眠を取り、犬山の継鹿尾山に登ることにした。寺の境内から山に入りおよそ30分、頂上は少し木々が気になる部分があるものの文句なしの景色。

          2023.01.21 高山本線

          2023.01.07〜08 石北本線②

          前日の撮れ高が相当良く、足全体が筋肉痛なことも心地良いような気持ちで朝を迎えた。氷点下17℃まで冷え込んだ白滝は、抜けるような青空に包まれていた。また最高の撮れ高が期待できてしまう。足は極めて痛いが、そんなことは撮らない理由にはならない。向かうのだ。山に。 夏は車で行ける林道だが、今はスノーシューでザクザクと登るしかない。狙いは高速俯瞰。今シーズン3回目となるが、冬は段違いの到達難易度になる。まあ頑張れば行けるんだけど。まずは新特急色が入るオホーツク2号をケツ撃ち。その後は

          2023.01.07〜08 石北本線②

          2023.01.07〜08 石北本線①

          2023年が始まってしまった。この年一番の出来事は誰がなんと言おうとキハ183系がラストイヤーなことである。随分前からカウントダウンをしていたつもりだが、いざあと2ヶ月あまりだと思うと意味もない焦燥感に襲われる。年末は大雪で石北自体がダウンした反面、これでようやく沿線全域が雪化粧をしてくれた。あとは天気を信じて通うのみ。行かねば撮れぬのだ。 新千歳で友人をピックアップしてから徹夜で車を走らせ、白滝ICに着いたのは午前3時。仮眠を取り向かったのは白滝のテレビ送信所俯瞰。紅葉シ

          2023.01.07〜08 石北本線①

          2022.11.17〜18 Praha③

          この日も朝から霧雨模様。普段なら外にも出ない天気だが、ヨーロッパにまで来てホテルでゴロゴロできるほど優雅な心は持ち合わせていない。前日よりはタトラも多く充当されてそうな雰囲気なことを心の糧に、雨の街へと繰り出した。 プラハ中央駅脇のアンダーパスあたりになんとなく来てみると、紅葉が微妙に残る木を見つけた。この天気ならどこで撮っても大差ないが、せっかくなら季節感を入れたところと思いカメラを取り出した。公式側は撮れはしたものの、何とも言えないね。 ふとトラム位置情報サイト(通称

          2022.11.17〜18 Praha③

          2022.11.17〜18 Praha②

          ここからは午後の部。この日も23系統にはT2の6003号車が充当されていた。動態保存レベルの車両がほぼ毎日入ってるの、すごいな。さらにこの日の23系統は、ブルタヴァ川を渡る橋が工事中のため、川を渡らず左岸のSmíchovské nádraží折り返しという特別運用となっているらしい。つまり今日しか撮れない区間がある。旗日と掛け算すると相当レアなはず。いざ、左岸の沿線へ。 地下鉄を降りると雨が降っていた。T2の通過まで時間がない。急いで23系統沿線に向かったのだが、雨に気落ち

          2022.11.17〜18 Praha②

          2022.11.17〜18 Praha①

          11月17日はチェコでは自由・民主主義闘争記念日という祝日である。祝日のプラハトラムは、先頭にチェコ国旗を掲げて走るという。日本の都バスのような感覚だろうか。つまりこの日にプラハに行けば、年に数回の国旗掲揚タトラが撮れるのだ。このチャンスを捨てるわけにはいかない。曇り空でテンションは上がりきらないが、寒さを耐えて撮影を始めることにした。 まずは旧市街を歩いてPrůběžná電停付近にやってきた。案外今日はシュコダ低床車の運用が多く、2系統と22系統くらいしかT3の運用が見当

          2022.11.17〜18 Praha①

          2022.11.16 Dresden

          この日はプラハからECで2時間、ドイツ南部の街・Bad schandauに向かった。狙いはキルニッツシュタール鉄道という山岳トラム。駅からフェリーに乗り継ぎ、歩いて近くの丘によじ登って撮影地を探す。しかしカメラを構えて現れたのは、トラムのマークを掲げたバス。理由はわからないが終日ウヤ&バス代行だった。事前にダイヤを取り寄せた時にはそんなこと言ってなかったのに……。大きく肩を落とし、次善の策としてドイツ・ブレスデンへと足を向けた。 相変わらずの曇り空。ドイツの街を歩くのは初め

          2022.11.16 Dresden

          2022.11.15 Praha

          朝までチェコ鉄道=České Dráhyを撮って回り、昼からは3度目となるプラハのタトラカーを撮ることにした。公共交通が大切にされているプラハの電車位置ナビサイトには、行き先や遅れはもちろん、何の車両が使われているかもわかる。これのČKDT3を探せばタトラに出会えるというわけだ。強い味方を携え肌寒い街へと繰り出した。 ますはこの日タトラT3が比較的多く運用に入っていた系統が行き交う交差点へと向かった。視界にトラムがいないことがないほど高密度で運転されるなか、T3も打率40%

          2022.11.15 Praha

          2022.11.13〜15 České dráhy③

          午後は091号線の俯瞰を巡る予定を組んでいたが、ヌケの悪さと想像以上の太陽の低さで、川沿いの撮影地はおおむね影落ち。仕方がないので再度転戦し、今度は北に進路を取った。向かったのは80キロ先のÚstí nad Labem。チェコでも名高い有名撮影地である。 ここはストジェコフ城バックで編成撮りできる場所である。ヨーロッパっぽい古城と、ヨーロッパっぽい車両のマリアージュ。実にいい雰囲気だ。機関車も特徴的。どうせ曇ってるし反対側を向いて重連貨物列車の編成撮りもできた。窯の混成もい

          2022.11.13〜15 České dráhy③