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2022年の本棚

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本棚マンガ大賞2022【2022年の本棚まとめ】

今年も細々と投稿してきた月末の「本棚」記事。月の最終日に固定で更新できたことは、自分を褒めてあげたい。〆切厳守の精神。別に何の意味もありませんが。 そんな2022年も早いものでもう年の瀬。 今年も去年に引き続き一年を振り返って、本棚の整理がてら個人的ベストヒットの紹介をしていきたいと思います。今年一年、我が家の本棚を彩ってくれたマンガたちに向けて個人的に贈る賞、その名も『本棚マンガ大賞2022』。 色々悩んだ結果、以下の4部門に分けてみました。 【完結作品部門】 【映

2022年12月の本棚

12月に読んだマンガまとめです。今年ももう終わり。 ラーメン赤猫 2 / アンギャマン(集英社)1巻も面白かったけど2巻はもっと面白くてもっと好きになった。人間の新キャラはちょこちょこ増えるけど、猫の新キャラは全然増えない。ライバル店とかも出てこない。猫はそもそも働くのが嫌いな生き物なので納得。 奇跡的に働きたい猫たちが集まって、地に足つけてあくまで細々と、でも確かに繁盛しているラーメン赤猫。是非一度ご賞味ください。 恋人以上友人未満 2 / yatoyato(集英社)

2022年10月の本棚

10月に読んだマンガをまとめました。 チェンソーマン 12 / 藤本タツキ(集英社)クラスに馴染めない少女・アサの人生は”戦争の悪魔”通称”ヨル”と契約したことで一変する。悪魔の目的は学校に潜んでいるチェンソーマンを見つけ出し、戦争を引き起こすことだという。ヨルの真の狙いは何なのか、アサの奇想天外な学園生活の行方は、呑気な日常を過ごすデンジの願いは叶うのか。待望の第二部は開幕から最高に面白い。アニメも最高!チェンソーマン最高!! 正反対な君と僕 2 / 阿賀沢紅茶(集英社

2022年11月の本棚

11月に読んだマンガをまとめていきます。 逃げ上手の若君 8 / 松井優征(集英社)信濃武士・瘴奸との最後の戦いに挑む時行。守護・小笠原貞宗との直接対決のために戦場に舞い降りる頼重。暴走する信濃国司が投入する秘密兵器。数々の激闘を繰り広げた後、時行は皆の前で己が真の名を叫ぶ。 ここまでの長い潜伏期間を経ての、満を持しての「名乗り」シーンは、カタルシスを感じざるを得ないというか、まぁもうかなり興奮した。鎌倉幕府の生き残りとして名乗りをあげた侍王子を待ち受ける運命や如何に。最

2022年9月の本棚

9月に読んだマンガをまとめました。 兄だったモノ 2 / マツダミノル(コミックスマート)”兄の恋人”と”兄だったモノ”と”私”。歪でおぞましい三角関係を進展させる鍵を握るのは”兄のもう一人の元恋人”というサイサコマサヨシという男。相変わらず不穏だけど面白い。それにしても他人の人生を狂わす魔性の男が多すぎる。 株式会社マジルミエ 4 / 岩田雪花・青木裕(集英社)魔法少女(魔法使い)作品に欠かせない箒の強化イベント。ホーキ技師の天才少女・銀次さんに調整してもらった新ホーキ

2022年8月の本棚

8月に読んだマンガをまとめていきます。 ブレス 1 / 園山ゆきの(講談社)元モデルの男子高校生・宇田川アイアはメイクアップアーティストになる夢を持ちながらも周囲に否定されることを恐れて諦めていた。そんな折にクラスメートの猫背なそばかす女子・炭崎純と学園祭のアーティストコンテストに出場することに。純にモデルとしての可能性と魅力を感じたアイアは自分のメイクで彼女の背中を押したいと願う。 設定的にちょっと粗さも感じた気がしたけど、それを差し引いてもあまりある情熱のこもった素敵

2022年7月の本棚

7月に読んだマンガたちを発売日順にまとめていきます。 正反対な君と僕 1巻 / 阿賀沢紅茶(集英社)いつも元気だけど空気を読んで周りに合わせてしまう女子・鈴木と、自分の意見をしっかり言える寡黙なメガネ男子・谷くん。正反対な二人が織りなす共感必至のラブコメディ。 ジャンプ+連載の超注目作。今月の最初にして最大の楽しみでした。鈴木がもうとにかく表情豊かでキュート。谷くんも慣れないながらも真っ直ぐで誠実。 不器用でいじらしくても、相手を理解しようと歩み寄る二人の恋愛模様を応援せ

2022年6月の本棚

6月に読んだマンガまとめです。 破壊神マグちゃん 9巻 完結 / 上木敬(集英社)聖騎士団本部での一件は何事もなく終わり、第二柱『久遠』のユピススが復活。永遠に繰り返す日常の中で、流々が本当に望むものとはーー。 想像していた方向とは少し違ったけど、笑いあり、泣きありでラストまで本当に素晴らしい作品でした。最終回『夢見るままに待ちいたり』は涙なしには読めなかった。初読時より再読時の破壊力が一層ヤバかったと思う。これからも何度も読み返したいな。上木先生の次回作にも大いに期待で

2022年5月の本棚

2022年5月に読んだマンガまとめました。 ダンダダン 5巻 / 龍幸伸(集英社)呪いの家編続き。地主の一族と接触し、土地神様的な存在の大蛇(UMA)の供物にされそうになるオカルン一行。 呪いの家とジジに纏わりついていた怪しいブリーフ男の関係が明かされ、覚醒するジジ。これ毎回、怪異の悲しい過去を描いてからの仲間と融合、覚醒していく流れなのかな?ジジの「はい勝ち〜!!」の表情とポーズがお気に入りです。 株式会社マジルミエ 2巻 / 岩田雪花・青木裕(集英社)職業魔法少女マ

2022年4月の本棚

2022年4月に読んだマンガをまとめて紹介していきます。 タコピーの原罪 下巻 / タイザン5(集英社)堂々完結した話題作の下巻が先月に引き続き連続刊行。 上下巻通して読み返してもやっぱり面白くて悲しくて怖かった。しずかちゃんもまりなちゃんも東くんも、どうしようもない境遇に立っていて、その境遇にどうしようもない親の存在が大きく影響している。 もちろんフィクションだとは理解しているけど、親が子に与える影響が親が想像している以上に大きくて。親もかつては子どもだったはずなのに親

2022年3月の本棚

3月に読んだマンガをまとめて紹介していきます。 タコピーの原罪 上巻 / タイザン5(集英社)ジャンプ+発、閲覧注意の問題作がとうとうコミックス化。 ハッピー星からやってきた宇宙人タコピーは自分を助けてくれた小学生の女の子・しずかちゃんをハッピーにしようと奔走する。しかし、彼女を取り巻く環境はあまりにも悲惨で壮絶で、タコピーには想像もできないものだった。 少女の幸せを願うタコピーが犯す罪とはーーーー。 更新される度にSNSで感想・考察が飛び交う話題作ですが、内容はもうか

2022年2月の本棚

2月に読んだマンガをまとめて紹介していきます。 ウィッチウォッチ 4巻 / 篠原健太(集英社)狼男のケイゴも仲間になり、より一層喧しくなったモイちゃんハウス。何はともあれ「付与の魔女」事件が一段落して良かった。結局どういう事件だったのかイマイチ分からなかった気もするが(笑 ギャグパートだと、嬉野さんと真桑先生の「神絵師とただのオタクの関係」が普通に尊くて好き。嬉野さんがネムちゃんと張るくらいに可愛いくてもっと出てきてほしいなと思う。不器用なクラスメイトの習い事サポートや英

2022年1月の本棚

明けましておめでとうございました。 今年も月イチでの更新を目標に、当社比でもう少し中身のあるものにしていけたらいいな、という所存です。頑張ろう。頑張るものでもない気がするけど。 ショーハショーテン! 1巻 / 浅倉秋成・小畑健(集英社)『バクマン。』のお笑い芸人版。ラジオの大喜利企画で何度も読まれているネタ作りの天才高校生・畦道(あぜみち)と元子役で演技力・表現力がズバ抜けている高校生・太陽のコンビがお笑い芸人の頂点を目指す物語。 マンガの中で「漫才」を取り扱うのってか