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はぎやまのりへい読書エッセイ 主に経営学

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読んだ本について、いつも考えていることや、日常のできごとと結びつけたりして勝手なことを書いています。
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記事一覧

サムライたちのアントルプルヌア物語|53冊目『イノベーターたちの日本史』

米倉 誠一郎(2017, 東洋経済新報社) 米倉先生、法政大学退官記念イベント 教育と探求社の…

組織を天才にするには?|52冊目『Organizing Genius-The Secrets of Creative Collab…

Warren Bennis, Patricia Ward Biederman(1997, Basic Books) 英語の本に挑戦! 数年前か…

やっかいでめんどくさい自分の感情、でも、それが愛らしい|51冊目『パラドックス思考…

舘野 泰一 安斎 勇樹(2023, ダイヤモンド社) 「仲間だけど敵」ってこの気持ち何? 4月、…

これからのリーダーは、メンバーに自分のビジョンを語らせることが大切|50冊目『共感…

岩田 松雄(2024, KADOKAWA) 読むべき本は、探さなくてもやってくる 私が大学院(立教大学…

官僚主義を脱ぎ捨てろ|49冊目『ヒューマノクラシー』

ゲイリー・ハメル ミケーレ・ザニーニ(2023, 英治出版) マネジメント2.0とティール組織と…

広報とは何かをあらためて学ぶ|48冊目『デジタルで変わる 広報コミュニケーション基…

社会情報大学院大学(編)(2016, 宣伝会議) はやいもので、もう今日は大晦日。 2023年が終…

大トロ食いたきゃ手を伸ばしてお皿を取らなきゃね|47冊目『お金も仲間も引き寄せる神コミュニティの創り方』

山口 雄輝(2020, ぱる出版) 社長になる人、ならない人 僕の従兄弟に社長が二人います。 友だちや知人にも社長はたくさんいます。 売上や会社規模はそれぞれで、個人事業主と変わらないような会社もありますし、中には従業員を100人以上雇用している会社の社長もいます。 規模の大小はともかく、何にしろ会社を経営できるってすごいと思います。 たとえ小規模でも設立して10年、20年と経営を継続できていることが本当に素晴らしいと思います。 いくら経営学を学んでみたところで、や

ブランディングとは企業の理念が生み出す独自性や強みを表面化させる活動|46冊目『ザ…

スコット・ベドベリ&スティーブン・フェニケル(2022, 実業之日本社) 高校生起業ゼミでブラ…

Grow or Die 成長か死か|45冊目『株式会社の世界史 「病理」と「戦争」の500年』

平川克美(2020, 東洋経済新報社) ビジネスデザインフォーラム2023 9月に立教大学で、ビジ…

天国はゼロ・ポイント・フィールド|44冊目『死は存在しない』最先端量子科学が示す新…

田坂 広志(2022, 光文社新書) それってあるかも! う〜ん、都合良すぎかも 自分は、瞑想…

カオスの縁に生きる|43冊目『「複雑系」入門』

金 重明(2023, 講談社ブルーバックス) 神様からもらった時間 長男に教えてもらった いろ…

めんどうなことも修行と思えば楽しくなる|42冊目『禅と生きる』

宇野 全智(2017, 山川出版社) 妻のキッチン掃除 妻がキッチンの掃除をしました。 僕と違っ…

ユーモアのグレーゾーンを切り抜けろ|41冊目『ユーモアは最強の武器である』

ジェニファー・アーカー/ナオミ・バグドナス(2022, 東洋経済新報社) 笑いってなんだろう …

経営行動の原理から経営学とはなにかを考える|40冊目『経営学とはなにか』

伊丹 敬之(2023, 日経BP) 経営学とはなにかを知らなかった頃 実は自分は大学も経営学部でした。 もう36年も前の話ですが。 大学を選ぶとき、経営学部でも、経済学部でも、商学部でも、実はどれでも良かったし、正直いえば違いがわかりませんでした。 今だったら間違いなく経営学部を選ぶでしょうから、経営学部に行った自分の選択は間違ってはいなかったのですが、残念ながら大学生の自分は経営学の面白さを理解できていませんでした。 そもそもちゃんと授業に出ていなかったし、授業の