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ニワカ式note リベラルは窓から投げ捨てよ!

優しいネトウヨのための嬉遊曲。 おもしろくてためになる。よむといいことがある。
ちょっと新しい切り口でSNSでもりあがった話題を取り上げます。月に1~2本の本格的な論考、2本以上… もっと詳しく
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#ナショナリズム

【読み放題対象】あなたに本当の民主主義ってやつを見せてやりますよ ~聖なるものとしてのアメリカの民主主義と原爆~

バイデンは、異常な妄執にとりつかれたパラノイアックな政権を作っていく印象を与える。 たとえば先日、バイデンは財務長官にイエレンFRB前議長を起用した。女性初の財務長官となる。これで財務・予算・経済政策の三つ全てのトップが女性に内定したわけである。そのほかも、バイデンは広報担当の幹部要職すべてを女性で固めた。これもアメリカ史上初だそうだ。しかし、それに一体、何の意味があるのだろうか。 そしてバイデンは誇らしげに「史上最も多様性のある政権」を掲げるのだが、果たして、これが「多様

【読み放題対象】国家論Ⅰ ~「日本人に生まれたというだけで、日本人には価値がある」という言葉は、なぜリベラルをあそこまで怒らせたのか~

コロナ禍になってからずっと私は、あの有名な「日本人に生まれたというだけで、日本人には価値がある」という言葉をめぐっておきた炎上事件について何かを書かなくては、と思っていた。なぜって、都市も国境も封鎖され、グローバリズムが破綻し、国民国家が国境の中の閉鎖的な系に逃げ込んだように見えていた中、もはや最後にすがる価値観のようになった「ナショナリズム」について考える時に、あの時ほど、人々の先鋭化した考え方がむき出しになった事件は無いと思えたからだ。 私の疑問は、「日本人には価値がある

【読み放題対象】終戦の日を終戦させるために

この「平和日本」の終戦の日の恒例の言説をみていると、どうだろう。彼らは「戦争反対」を叫ぶが、それは、むしろ重苦しい「抑圧」の言葉として使うのだな、と実感する。彼らが「戦争反対」を強調するのは、

【読み放題対象】「日本人として恥ずかしい」的なお気持ち表明が大好きなくせに、「日本人として誇らしい」みたいな気持ちは全力で抑圧しようとするリベラル~「日本がスゴイんじゃない。選手個人がスゴイだけだ論」徹底解剖~

今回は、オリンピックにナショナリズムで沸き立って何が悪いんだ?という話。日本のメダルラッシュに沸き立つ「日本人」がとにかく面白くない人々がいる。その種族の名前は「リベラル」と呼ばれる。オリンピックで日本がメダルをとるたびに、次々とまろびでてくる恒例行事のお約束、「日本がスゴイんじゃない!選手個人がスゴイ」という発言。なんで彼らはわざわざそんなことをいうんだろう、こうした素朴な帰属意識と高揚感にいちいちケチつけるからリベラルはどんどん嫌われるのである。前も書いたが、リベラル種族

【読み放題対象】「リベラルは窓から投げ捨てよ!①」右派が持っていて左派に決定的に足りないものはなにか?それはあなた達の大切にしていた価値観です、という話

素晴らしい対談を読んだ。私は、この対談から“多くのことが学べる”と思ったので、こうして紹介する次第である。 なぜこの対談が素晴らしいのか。それは石戸諭氏とブレイディみかこ氏という左派の論者が「右派が持っていて左派に決定的に足りないもの」を対談形式で論じているのだが、その論じ方こそが、まさに“「左派に決定的に足りないもの」を浮き彫りにしてしまっている”という意味においてだ。 この“「右派が持っていて左派に決定的に足りないもの」とは、

【読み放題対象】イデオロギーの勝利とはお気持ちの勝利である① ~なぜ人々は自国旗損壊罪に反対したのか~

さて、国旗損壊罪の話である。今日も今日とてイデオロギーの勝利を求める人たちは、そのイデオロギーゆえに恐るべき他者への共感性のなさを発揮していた。しかし今日は少し前に燃えた国旗損壊罪について語る。たぶん、また蒸し返されるであろうからだ(いや実際に、今日、蒸し返しをみた)。 一応まず最初に私の立場を書いておくが、別に私は自国国旗損壊罪に賛成していない。とはいえ決して、「国家の尊厳より自由は尊い」とか考えているわけでもない。そもそも「国家vs自由」の戦いと考えるのは、論の枠組みと