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Kagura古都鎌倉奇譚【壱ノ怪】星月ノ井、千年の刻待ち人(4)

4:かぐら、古都鎌倉に酔う
(前回のあらすじ)今年5年目の教職の佐竹神楽(25)は待ちに待った冬休みに入りおばあさんを助けてからというもの、妙な夢を見続け、更に彼女が帰るといった鎌倉に関する出来事が呪いのように毎日起こり、とうとう鎌倉に来てしまった。そしておばあさんと謎の人たちに会うが彼らは神楽が困っていることを解消できると、言い出し何故か酒盛りに誘われた…。



照り輝く刺身の断面。

それはぷりぷりと張っており、油で証明を反射している。
アジやカンパチ、スズキにマグロ…
イカも非常に柔らかく旨い。


くつくつと、鍋の煮える音がする。

昆布とカツオの出汁にとっぷりと浸かる
椎茸やタラ、白菜に人参、シラタキ…。何故かウインナーも入っているが
これがまた肉団子といい味を出している。
肉団子はイワシのつみれのようだ。

スルメやナッツ、塩辛にたこわさ、そこに熱燗が湯気を立てて
食卓に並んでいる。

卓はやや低めの抹茶色の生地の座る面以外は重厚な木でできており、
渋い色味だ。
部屋には暖炉があるのだが、分類するとこの部屋は大正時代の和洋混合のお金持ちのような家だ。

とはいっても、飾り気もほとんどないサッパリした部屋なので、まったく嫌味が無くとても落ち着く空間である。
足元の絨毯もふかふかで、部屋が全体的に温かい。木の温もりに溢れた空間にこのご馳走…。

ー夢か。

痩せの大食いの自分にとってここは桃源郷のようだが、最大の難点がある。



持て成してくれる目の前の人々が何者か分からない。



という点だ。
相変わらず椅子のひじ掛けに猫がいて、そいつが食卓を興味深そうにして身を乗り出すたびに押し返しているのだが…、それを孫娘とやらが何か言いたそうに見ているし、おばあさんとおじいさんは逆に家に入るときから全く気にしていない。

「さぁ!今年ももう終わりだ!!飲まなきゃ始まらん!!神楽君、飲もう!!金粉入りの酒だ!!美味いぞぉ!!」
「あ、はぁ…あ、ええっと…ととと!!」

勢いよく酒をおちょこに注いでくれる今日会ったばかりの老人。
表面張力のみで熱燗の酒がおちょこに収まっており、大変危険だ。
思わず口を付けて事なきを得た。

何なんだこの親戚の…というか完全に自分のおじいちゃんかのようなフレンドリーさは。



嫌いじゃないが、誰なんだ。



「おおっ?!・・・はははは!!!いい飲みっぷりだ!!しかしおかしいなぁ。金粉出てこなかったなぁ…混ぜが足りなかったか」

彼はご飯を食べる前に酒を飲みだしており、すでに頬が赤い。
彼は外着から部屋着の着流しになっているのだが、
藍色かかったグレーの着流しに、濃い茶色の帯を締めている。
さきほど藍子さんとよばれたおばあさんに
「お正月なのにそんな地味な着物着て…」と、お小言を言われていたが、「この上に深支子(こきくちなし)の羽織を着るからいいんだ!」と、全く意に介せず、
自分の肩を叩いて、まるで旧友かのように食卓に座らせて今に至る。

とにかく、何しても粋なおじいさんだ。白い豊かな髪のオールバックもカッコ良すぎる。

「あなた、佐竹さんにお話をしないと…大変な思いをしてここまで来てくださったのだから…」

おばあさんはゆったりした口調だが、窘めるようにおじいさんに言う。
彼女は優しい黄色の着物を着ており、それを白い割烹着で包んでいる。
彼女は家に入った時に羽織を脱ぐと、自分の視線に気が付き「これはタンポポの色なのよ。おばあちゃんはこの色がとっても気に入ってるの」
と、はにかんで笑った。
家に上がるのに話を聞いてからと思ったのに、またも心がふんにゃりと隙を生み出し、あの押しの強いおじいさんに家に押し込められてしまった。

彼女は自分の前に美味しそうな卵焼きとから揚げを置いた。
湯気が立ち上り、キラキラと和紙を通した照明からの光で輝いて見えた。

「好きなだけ食べていいのよ、佐竹さん。こんなものしかないけど、喜ぶと思って」

そして最後に一粒一粒がふっくらと炊き上がった、輝くご飯を茶碗一杯によそって置いてくれた。


ーまるで遭難者に対する持て成しだな…。


だがしかし、これらは自分の好物であることには間違いない。
子供のころから好きな食べ物で、これがあるだけでテンションが違う。
小学生の頃なんか、これだけのメニューの定食屋をやってもいいとさえ思っていた。中学になったら「持て成されてぇな…」と、冷静になり、夢のリストからは外れてしまったが。

小躍りするほど喜ぶ半面、このおばあちゃんは何故か自分の事を先回りして知っている気がして、訝しんだ。


その気配に気が付いたのか、最初はにこにこしていた彼女も途端にしどろもどろしはじめ、小舞千(こまち)と呼ばれた孫娘もソワソワしだした。
居たたまれない空気の中、自分は口を開く。

「あの、俺はちょっと夜までに解決しなきゃならないことがあって…こんなことしてる場合じゃ…」
「おう!」

結構な歯切れのいい声量に驚いておじいさんを見ると、彼はすでに出来上がった楽しそうな目で自分を見て、左手には彼のオプションのようにおちょこが握られている。

「今日は神様が24時間起きてる日だ!何も無いよ!いいから、めでたい時は祝おう!!神楽君!さ、飯と酒があったかいうちに!な?」

もう、言いくるめられる言葉が訳が分からない。神様が24時間起きてるから、何も起こらないって…、どういうことなのだろうか?神職の方なのだろうか?何もないというが、何か知っているのだろうか?
むしろ、色々見えてる人なのだろうか?
だとしたら聞きたいことが沢山ある。

と、いうのに・・・

自分から出た言葉は

「そ、それは重要ですよね…」

だ。この心の底から食べ物に卑しい性格を何とかしたい。
おじいさんにも満足なセリフを吐いてしまい、自分の聞きたいことはこれで完全に後回しになってしまった。
もう今日は何も聞けずに、ただ正月の宴で終わる気配だ。
このままではいけない。
序盤なら気も確かなはずだ。隙を見て探りを入れてみることにした。


しかし、とにもかくにもしなければならないことがある。

「あの、自分は東京で教師をしている佐竹神楽と申しますが、あなた方は…」

自己紹介だろう。

良く分からんが。

もはや乗りかけた船だ。
このすでに沖まで出ている船で騒ぐのも野暮というものだ。

一人でいても、恐ろしい想いをするかもしれない。
図々しいかもしれないが、何か知っているようだし利用させておらおう。
ホラーだけはだめだ。
生きてる人間ともコミュ障なのに、死んでる人間と意思疎通など不可能だ。

「あ、そ、そうね。ごめんなさいね。佐竹さん。あの時は本当にありがとうね、私の名前は小笠原 藍子と申します。そしてこちらは旦那の小笠原 益興(ますおき)、それでこの子が…」

藍子さんは笑いだす。
隣の女性を紹介しようとして何を笑いだすことがあるのだろうか?
首を傾げていると孫娘ですら訝しんで彼女を見ている。

「私が貴方に、彼女がいなければ紹介したのに…って言ったのを思い出してしまって…」

それには自分も何と答えていいか分からず赤面をし、沈黙してしまう。
本人前にしてそのセリフを言われるのはキツイ。

それに自分は彼女の年齢を聞いて「危なかった」とディスってしまっている。気まずさ以外ない。

しかし、はて?彼女は30を超えているという話だったが…?

「小笠原 小舞千です。えっと、28歳だったかしら?小舞千」

彼女はじっとりとおばあちゃんを見ながら二重の瞼を細くして言う。

「いつの話?おばあちゃん。…32歳よ」

あんなにドジでも自分より上かとは思っていた。

それは立ち居振る舞いや言動、あまり喋らないが思想も子供ではない。
そうは思っていたがまさかそんな年齢だったとは。
とても若く見える。
黙っていれば大学生とでも言えそうだ。

「えっと、それでですね…何で私の名前を知っていて、状況まで知っていたのですか?それから私のこの状況は一体どういう…コラコラコラ…」

猫が食卓に前足をついて、身を乗り出してきている。
それも自分の腕を潜り、脇から体を滑り込まして。

なるべく話の腰を折りたくないので小さな声でそう言って、猫を押し返す。

「良いではないか。今宵は年明けじゃぞ」

「…ん?」

話の先が気になり、頭の中を整理しながらで、脳内が忙しかったので一瞬スルーしたのだが、聞き覚えの無い声音と、古めかしい声がした気がする。少女のような声だ。

ー俺、そんな酔っぱらってないよな?

じっと黒猫を見るが、ダブって見えもせず、金色の丸い目もくっきりと見える。


「おう、神楽君!それで君は、小舞千をどう思う?!イイ女なんだが、普通の男じゃ相手にならん!君のような思慮深く、神に通ずる力を持った、将来的には俺を越える…華絵巻師になる男なら文句のつけようもなく任せられるんだがなぁ!!」


「待ってください。情報量多すぎですから」





思わず強い口調で声に出してしまった。




…まぁ、いいだろう。




額を抱える。

今、何と言っただろうか?

とりあえず小舞千さんの話は置いておく。
話がこじれる事うけあいだ。

それより、





神に通ずる力・・・?
おじいさんの跡を継ぐ、華絵巻師??





誰が?





「俺が・・・?え?おじいさん何している人なんですか?ハナエマキシって、何ですか?」
「神楽君、君は私の事を華絵師のまっさんと呼んでくれ」



ーおい。誰かこのじいさんを止めろ。もしくは通訳してくれ。


完全に出来上がっているおじいさんの表情を見ると、彼はお酒は好きだがそこまで強くないようだ。

「ごめんなさいね、佐竹さん。詳しいことは私たちより詳しい方に聞いたほうがいいみたい。お話はするけど、もう少し後でいいかしら。その話をするためには外に出かけないといけないの。その時に…」

藍子さんがお鍋をよそいつつ、益興さん…ハナエシのまっさんに渡しつつそう言う。

「出かけるって、お寺ですか?」
「えっと…」

藍子さんは孫の小舞千に顔を向ける。

「そのぐらいの時間にいつも私たちは正装をして方々の寺社仏閣を回んです。一升瓶抱えて…」

少しつんけんした態度の小舞千は、実に可愛げが無い。
この家で唯一自分を敵視しているようだ。壁を感じる。

だが、そんな彼女にも抗えない何かがあるのだろう。
大人しく酒を飲み、鍋を食べている。


ー一升瓶抱えて??


おばあさんの助け舟をしたつもりのようだが、小さく言った言葉が更に謎を呼んでいる。

「正装で、一升瓶を抱えて・・・?何か、神社系の方々なのですか?」

自分の発言に小舞千がこんどは えーっと・・・ と、思案顔をした。

本当に表情が良く変わる人だ。

不意に見せる顔は、本人も気づいてないようだがとても幼く、純粋に見える。

「神楽君」


まっさんこと、益興さんが鍋を見ながら独り言のように呟く。

「人間ってのは不思議なもんだよな。死んだら今感じている不自由が、何にもない場所に行くっていうのに…俺たちはこの世界に恋い焦がれて、泣いて産まれて来る。辛いこともあるってのになぁ…」






まあ、確かにそうだ。



もし、天国というものがあればそうだし、
何も無く消滅するというならばそういうのからは無縁となるだろう。

しかし、繰り返し人間は生まれる。

そして、辛い想いをしない者はほぼいないと言っても過言ではない。





人は何故生まれて、死んでいくのか。





このたった、100年生きるか生きないかの人生で

その中でも自由に、活発に生きられる時間は更に限られているというのに

死を絶対としながらも、何かせずにいられないのだろうか?





「でもなぁ、綺麗なんだよなぁ。どんなに反吐や、血潮や、泥にまみれてたって…ドラマがあるんだよなぁ。頑張った連中に、お前の人生は実に立派で美しかったって魅せてやるのが…俺たちの仕事なんだよ。神楽君」




良く分からないが・・・

彼の仕事を彼が誇りに思い、人のために尽くしてきて、
色々なモノを見てきたのだということは・・・なんとなくわかった。


その、深い宵の星月を映し出しているような瞳は一体
どれほどのドラマを見てきたのだろうか?




だが、である。



「ん?ハナエマキシの仕事が、ですか?それとも世の中の仕事というカテゴリーの全体の話ですか?」


自分の性格は、すべてとは言えないが分かっている。

兎に角、白黒はっきりさせておかなければ話を進めることもできない
日本人としてはポンコツの部類に入る人物である。

聞く耳は持っているし、偏見も特に持っていないので頭ごなしに議論するタイプではないが、土台なくして整理がつかないのが厄介だ。


だから空気で喋れず、口を開くのが面倒になり、結果コミュ障ということになっている。
自分では障害とは思ってないが、他人から見たら障害なのだろう。

外向きの営業用なら幾らでも嘘が付けるし、塗り固められるのだが…。

今は仮面をかぶっている場合ではない。
声明を脅かす危機なのだ。

「あははは…!」

藍子さんが、自分たちのやりとりに大笑いしだした。

「面白いわねぇ。息ぴったり!流石相棒同士…あ、うぅん。何でもないのよ」
「藍子さん、絶対何か知ってますよね。教えてください。俺、こう見えて結構焦ってるんです」

穏やかには言うが、内心の焦りがにじみ出ているのか藍子さんは困り顔だ。

「私もできるなら教えてあげたいけど、24時過ぎたらじゃないと…」
「貴方の状況も分かっているし、対処の協力もするから今は時が来るのを待ってください。寺社仏閣の方々にも私たち顔が利くんです。ね?」

小舞千が、初めて柔らかな顔で自分に微笑みかけてきた。

あの狸顔が笑うとこんなにも明るく、可愛らしくなるのかと正直イメージが変わった。しかも、




ー腕触られた!!!!!




これは重要である。
今までを振り返ってみる.



女性に触られた記憶?

母に始まり、妹におねだりされた時と、姉にしばかれたとき・・・。
それから、顧問の女性の先生(50)にメニューを渡された時に指が触れた時。それから…?



無い。
無いではないか。




ー小学生の時にクラスの女子にボコられた記憶があるが、それは都合よくノーカンだ。ていうか、それが「フレアイ」に入ってたまるか。

大体、働き始めてからは若い女性とすら関わってこなかった。

ー大学?女なんていたのか?!勉強とバイトに明け暮れていた…。いや、ゲームで引き籠っていた…。

良く分からないが、白くて、男みたいに骨ばっておらず、ふんわりとした小さな手だ。それが遠慮気味に、添える程度に腕に触れている。



性格や顔はどうあれ、性別は生物学上Famale、
所作や発言、出で立ちからWomanなのだ。




「うぉっと!!しかし…、あ、いや、で、では今は藁をもすがる勢いで、孤軍奮闘でしたので、渡りに船・・・お願いいたします。お金はお支払いいたしますので」





挙動不審になったのは、

自分でも分かっている。

それも、




最上級に馬鹿丸出しで動揺したのは、
痛すぎるほど分かっている!!

だが、もうこの人たちしか時間的にも、状況的にも頼れる術がない。
ここは対価を払い、何かを同等にするしかない。
そう、何かを・・・何かとは何だろうか?
しかし、これで何かを同等にしなければ体裁が保てない。

…気がする。



ー何言ってるんだ俺。最悪。頭悪すぎ。いや…もともとカッコいい要素なんてねぇんだし、もはやどうにでもなれだ!




『神楽のテンパってるところ、何度見ても超楽しいわー!!俺より知能終わってるじゃん!!』



ー和希ぃ!!ことあるごとに脳内に現れて俺の事ディスるのやめろや!!




唯一の友、和希は…長く一緒にいるせいか思考が読めるようになってしまった。

お互いがお互いの脳に現れてはお互いを正論で助言をしあっている、友なんだか、敵なんだか分からない存在にお互いなりつつある。

それをお互いが「親友」という大きく立派な箱に詰め込んで、美しい形に仕上げようとしている。そんな関係だ。

もはや今に始まったことではないのだが、毎回会うたびにお互い知りもしない罪状が増えていき、喧嘩から始まる「親友」そして、ゲームで仲直りする「親友」

どうにかならないものか。
じいさんになってもこれが続くのか。

そう思うと本当に腐れ縁を呪い、今からげんなりだ。


「お金なんて!!だめよ佐竹さん。これは・・・伝承…ではなく、私は貴方に恩があるから、返さなければならないの。絶対に受け取りません」

ー出た。お茶目なそっぽ向き…。

これは梃子でも譲らないポージングだ。・・・恐らく。
しかし、負けじと食い下がる。
自分は男で、大人なのだ。

「藍子さんしかし、そういうわけにはいきません!」
「こうなったら祖母は絶対に譲りませんよ。佐竹さん」
「とはいえ、私もそうですかと引き下がるわけには…」


不毛な押し問答が…。


一体自分はクリスマスの日といい、年末も今年もあと数時間というところで
何をしているんだ?

「よ!男じゃのぅ、神楽は!!良いぞ!その銭を袂に放り込んでやれ!」
「いやいや、ここはやはり懐に入れた方がいいでしょう!」

ハナエマキシまっさんこと、飲んだくれのじいさんがあでやかな着物の少女と酒を酌み交わしながらヤジを飛ばしてきた。
目じりと小さな口に赤い紅を引いた、可愛らしい黒髪の少女だ。
かつて、吉原がありし時代に最高級の遊女「太夫」に付いていた、「禿(かむろ)」のような雰囲気である。
気品と、艶やかさすら感じるが…。人間には到底出せない空気感と、力を感じる。
いや、感じざるを得ない。



しかし、だ。




「誰」




また、知らない人物が増えた。

何故ここに来てから人が唐突に増えるのか?そして、それが当たり前になりつつあるのか?全然理解が及ばない。
濁流の如く情報が流れて来るが、さきほどから何一つ飲み込めてない。


「私か?私は大宮女命様から遣わされたただの稲荷じゃ」
「・・・」
「お前が豆粒ぐらいの時から傍におったんじゃが、やっとこうして話せるようになり、私は嬉しいぞ。神楽」



また情報を増やしやがって。

年末まであと3時間。
あとどれほど処理できぬうちに情報量が増えるのか?

年末は容赦なく新しい年を迎えようと針を進めていた。

ご興味頂きましてありがとうございます。書き始めたきっかけは、自分のように海の底、深海のような場所で一筋の光も見えない方のために何かしたいと、一房の藁になりたいと書き始めたのがきっかけでした。これからもそんな一筋の光、一房の藁であり続けたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。