Midnight Desert第187回
今日は、大型連休に一息入れる静かな雨が降っています。
時計の針も心なしか緩やかに進んでいる。
外ではなく家でゆっくり過ごす一日になりそうです。
日本は四季を通じて雨の多い国で、音楽にも雨にまつわる作品が沢山あります。
かく言う僕も雨の日をテーマに作った曲がいくつかあります。
その中から今日は「シェルブールの雨のように」という曲を紹介させてください。
雨に溶け入る淡い恋をフレンチポップなサウンドが優しく包むレイニーソング。
今回リリースしたリミックスアルバム『A Romantic Breath(2024 Edition)』に収録されている楽曲です。
生まれ変わった雨の物語を覗いてみてください。
リミックスアルバムは各種配信サイトでお聴きいただけます。
※歌詞『シェルブールの雨のように(2024Remix)』
3番線から見える
滲んだビルボード
傘は揺れながら写し出す
移ろうグラデーション
思い出は雫になって
いつまでも降り続く
一つの傘で歩いた交差点
モノクロに変わる
僕らはずっと流されてきたのかもしれない
二人で暮らしていた日々は
信じたはずの蜃気楼
泣き続けていた空は
少し落ち着いて
小さくなっていた心が
優しくうなずく
思い出の中の二人は
静かに微笑んで
歩き始めている交差点
痛みは残して
僕らはそっと置いてきた いつしか交わした約束を
二人で描いていた未来は
こんなハズじゃなかったけど
二人はきっと信じていた同じ幸せを見てると
それでも言葉にしなかった
怖かった壊れる未来が
僕らはずっと流されてきたのかもしれない
二人で暮らしていた日々は
信じたはずの蜃気楼
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