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共産党及び立憲民主党の討論 2024年5月17日参議院本会議

議長 日程第5、民法等の一部を改正する法律案、内閣提出、衆議院送付を議題といたします。まず、委員長の報告を求めます。法務委員長佐々木さやかくん。 参・法務委員長 佐々木さやか ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。 本法律案は、子の権利利益を保護する観点から、子の養育についての父母の責務に関する規定の新設、 父母が離婚した場合にその双方を親権者と定めることができるようにする等の親権に関する規定の整備、子の監護に

    • 牧山ひろえ議員(立憲)質疑 2024年5月16日参議院法務委員会

      牧山議員の質疑を文字起こししました。 牧山議員 立憲民主・社民の牧山ひろえです。離婚後の家庭法制を中心とした民法改正案の質疑を今日も担当させていただきます。よろしくお願いいたします。 さて、急迫の定義についてお伺いします。単独での親権行使が可能な急迫の定義についてご質問させていただきたいんですが、民法上の正当防衛及び緊急避難における急迫とは、避難が現に存在しているか、少なくとも間近に迫っている場合とするのが判例や学説の標準的立場なんです。 法務省の説明はいわゆる継続的危

      • 山添拓議員(共産)質疑 2024年5月16日参議院法務委員会

        本日の山添議員の質疑を文字起こししました。 山添議員 日本共産党の山添拓です。前回に続いて質問をいたします。 法案の大きな問題は、離婚後、父母の合意がないのに裁判所が共同親権を強制し得る点にあり、引き続き懸念の声は広がっています。 そこで大臣にこの法案についての認識をまず問いたいと思います。 一昨日の質疑で濫訴や不当訴訟、リーガルハラスメント、あるいはリーガルアビューズ、法的な虐待とも呼ばれますが、そうした事態が広がる懸念について、「それは婚姻中別居のケースでも同じことが起

        • 福島みずほ議員(立憲)質疑 2024年5月16日参議院法務委員会

          本日の福島議員の質疑を文字起こししました。 ※福島議員は社民党党首ですが、会派の表記とさせていただいております。ご了承ください。 福島議員 立憲・社民共同会派の福島みずほです。(中略) では共同親権についてお聞きをいたします。この点について弁護士や調停委員の方からこういう意見をもらいました。 面会の時にいくらDVと主張しても、調査官はスルーというか、あまり取り合ってくれない。DVの調査命令など、ほとんど実はないということなんですね。DVは殴るとか蹴るとか、具体的なことを裁判

        共産党及び立憲民主党の討論 2024年5月17日参議院本会議

        • 牧山ひろえ議員(立憲)質疑 2024年5月16日参議院法務委員会

        • 山添拓議員(共産)質疑 2024年5月16日参議院法務委員会

        • 福島みずほ議員(立憲)質疑 2024年5月16日参議院法務委員会

          石川大我議員(立憲)質疑 2024年5月16日参議院法務委員会

          本日の石川大我議員の質疑を文字起こししました。 石川議員 一昨日の委員会でですね、DVや虐待から避難するために子どもを連れて別居した場合に、子どもに会わせない状況はDV加害者に対する精神的なDVに該当するのかという質問に、大臣から「DVから避難する場合のように子とともに転居することに相当の理由があり、またこれによって別居親の心身に有害な影響を及ぼしたとは認められない場合には、DVと評価されることはないものと考えております」というご答弁をいただきました。 これちょっと最後の部

          石川大我議員(立憲)質疑 2024年5月16日参議院法務委員会

          古庄玄知議員(自民)質疑 2024年5月14日参議院法務委員会

          昨日の古庄議員の質疑を文字起こししました。 古庄議員 こんにちは、自民党の古庄です。前回に続きまして質問させていただきたいと思います。 今回は共同親権、離婚後合意がない場合にも裁判所の判断で共同親権を認めるというか、認定するというか、そういう場合があるというのが大きな問題となっておりますが、まず局長の方にお伺いしたいんですけれども、共同親権にするかせんかというところで子どもの奪い合いというのが大きくクローズアップされておりますけれども、共同親権にすれば子どもの奪い合いという

          古庄玄知議員(自民)質疑 2024年5月14日参議院法務委員会

          牧山ひろえ議員(立憲)質疑 2024年5月14日参議院法務委員会

          本日の牧山議員の質疑を文字起こししました。 牧山議員 立憲民主・社民の牧山ひろえです。離婚後の家庭法制を中心とした民法改正の質疑を担当いたします。よろしくお願いします。 さて現在、与野党で様々な角度からこの改正法に基づき質疑を積み重ねて、それによって明確になった点や批判を受けて人道修正した内容が数多くあります。 これらの国会審議の内容については、裁判実務において反映していただかないと議論の意味がありません。その認識は当局でも共有していただいており、5月9日のこの委員会での

          牧山ひろえ議員(立憲)質疑 2024年5月14日参議院法務委員会

          石川大我議員(立憲)質疑 2024年5月14日参議院法務委員会

          本日の石川大我議員の質疑を文字起こししました。 石川議員 (刑務所の処遇についての質疑の続き) はい。そして、先月19日の本会議でですね、子の養育のあり方の多様化に関して、 同性同士のカップルの子育ては子の養育の多様化に含まれるのかと問いましたけれども、大臣は「子の養育のあり方について、様々な形態があることは承知しております」というふうに答弁をされて、本法案は、父母、これおそらく異性愛者で法律婚していた2人という意味だと思いますけれども、父母の離婚に直面する子の利益を確保す

          石川大我議員(立憲)質疑 2024年5月14日参議院法務委員会

          大椿ゆうこ議員(立憲)質疑 2024年5月14日参議院厚生労働委員会

          本日の厚労委員会で、大椿議員が共同親権に触れてくださったので文字起こししました。 ※大椿議員は社民党副党首ですが、立憲民主党と会派を組んでいることから、会派名でご紹介いたします。 大椿議員 もう一つ質問がありますので次に行きますけれども、この会計年度認用職員に関わって、今法務委員会の方で審議されている共同親権について質問させていただきます。 衆議院通過後、共同親権について取り上げるメディアも増えましたけれども、今本当に人々も関心を持ち始めています。とりわけ、共同親権導入に反

          大椿ゆうこ議員(立憲)質疑 2024年5月14日参議院厚生労働委員会

          山添拓議員(共産)質疑 2024年5月14日参議院法務委員会

          本日の山添議員の質疑を文字起こししました。 山添議員 日本共産党の山添拓です。今日は質問を法務委員会でさせていただきます。よろしくお願いします。 NHKのあさイチで、昨日も離婚後共同親権が取り上げられました。 博多大吉さんは、「子どもの気持ちを伝える場所がない状態でこの話が進んでいる、子どものために作ると専門家は言うが、スタート地点が違うような気がする」とコメントし、その通りだという視聴者の反応がSNSにも見られます。 大臣に伺いますが、この審議が進めば進むほど懸念の

          山添拓議員(共産)質疑 2024年5月14日参議院法務委員会

          古庄玄知議員(自民)質疑 2024年5月9日参議院法務委員会

          古庄議員 自民党の古庄です。大臣がいらっしゃらないということで、基本的に民事局長の方にお伺いしたいと思います。 今回の民法の改正に関しましては、色々改正点は多岐にわたると思うんですけれども、一番争点になってるのが離婚後共同親権を導入することの是非ということだろうというふうに思っております。 私、離婚当事者が合意する場合、これまで共同親権にしてはならないということは行き過ぎではないかなと考えておりますが、各委員の方々からご指摘がありました、合意がない場合に裁判所が共同親権とい

          古庄玄知議員(自民)質疑 2024年5月9日参議院法務委員会

          仁比聡平議員(共産)質疑 2024年5月9日参議院法務委員会

          仁比議員 日本共産党の仁比聡平でございます。改めて、今日大臣と民事局長の答弁を伺ってまして、 やっぱりこの法案、この国会で採決をできるような状況ではないということ、改めて思いますね。 通告外の問いから入って申し訳ないんですけども、今川合理事が聞かれていた支援策の合算問題、合算、親の収入を支援策の要件について合算するというような件や、 あるいは先ほどパスポートの問題はじめですね、親権者の同意権やかやと、様々な問題が議論されてる件について、先ほど来、大臣、衆議院の附帯決議を強調

          仁比聡平議員(共産)質疑 2024年5月9日参議院法務委員会

          福島みずほ議員(立憲)質疑 2024年5月9日参議院法務委員会

          ※福島みずほ議員は社民党党首ですが、会派名が立憲のため、表記も同様にさせていただきます。よろしくご了承ください。 福島議員 立憲・社民の共同会派、社民党の福島みずほです。 福山さんの質疑でも出てきましたが、1996年の民法改正案、選択的夫婦別姓を含めたものが法制審で全会一致で決められ、国会に上程をされていません。それからもう30年になります。 様々な意見があるとかいうふうに言われて、まだ上程成立されてないんですね。ところが、今回の民法改正のこの共同親権は、法制審で反対意見

          福島みずほ議員(立憲)質疑 2024年5月9日参議院法務委員会

          福山哲郎議員(立憲)質疑 2024年5月9日参議院法務委員会

          福山議員 おはようございます。立憲民主党の福山哲郎です。本日は、佐々木委員長はじめ理事の先生方、法務委員会の先生方にご理解をいただき、 また、自民党、与党の国体にもご了解をいただいて質疑をさせていただきますことに心から感謝申し上げる次第でございます。おそらく10数年ぶりの法務委員会での質疑でございますので、よろしくお願い申し上げます。 もちろん、私は今日、参議院議員として質問させていただきますが、この共同親権の法律に対しては当事者としても質問させていただきたいと考えています

          福山哲郎議員(立憲)質疑 2024年5月9日参議院法務委員会

          熊上 崇教授 2024年5月7日参議院法務委員会(参考人に対する質疑)

          田中議員 自由民主党の田中昌史です。4名の参考人の皆様方、今日は大変ありがとうございます。今お話を聞いていてDV、虐待、それから子どもの強奪、こういった事例はできるだけ早くなくしていかなきゃいけないと、心の痛む事例をお聞かせいただいて、強く思った次第であります。 今回の改正案の中で、社会一般あるいは国民全体の共通理解は非常に大事だというふうに私は思っております。で、今回の改正案の附則でもですね、親権の決め方や、あるいは急迫な事情のあり方、あるいは監護や教育のあり方等については

          熊上 崇教授 2024年5月7日参議院法務委員会(参考人に対する質疑)

          山崎菊乃氏 2024年5月7日参議院法務委員会(参考人に対する質疑)

          意見陳述からの続きです 古庄議員 参考人の皆様、ご苦労様でした。自民党の古庄玄知と申します。私、昭和60年から大分で弁護士活動をしております。 今回参議院という、こういう席をいただきまして、質問させてもらうことになりました。時間が限られていますので、まず4人の方に質問をしたいと思います。同じ質問です。時間があるので2分以内に何とか回答いただければと思います。 まず本件は、共同親権を導入するかどうかということが1番大きな問題点ですけれども、この本法案が通った場合、 離婚した夫

          山崎菊乃氏 2024年5月7日参議院法務委員会(参考人に対する質疑)