見出し画像

初めての「都をどり」京都春の風物詩を体験してきました。

京都最古の歌舞練場。春のあたたかい日、初めて"都をどり"を観に来ました。毎年4月の1ヶ月間開催している舞踊公演です。
歌舞練場とは、芸妓さん舞妓さんが歌や舞踊を練習する場所であり、発表する劇場のこと。

京都春の風物詩、明治から続いて今年で150年だそうです。ぜひとも関西にいるうちに一度、お目にかかりたい。
「ご自由に」とあるのは、一見さんお断りのお座敷と違い、誰でも見ることができるという意味でしょう。それでも気軽とはいかず、かなり緊張しました。事前に予約して行きました。予約時にもどこの席がいいんだろうと悩み悩みでした。

まず歌舞練場という場所に足を踏み入れるのに緊張しました。上品な雰囲気のお客さんが多い印象。

歴史を感じる建物です。
開演前に、芸妓さん舞妓さんがお茶を点ててくださるお茶席に参加できるチケットもありましたが、物凄く緊張しそうだったので断念しました。元茶道部としてあるまじき…笑

中にあがると、素敵な絵を見つけました。芸妓さん舞妓さんの、本番前の緊張感はしる表情というところでしょうか。

受付で、音声ガイドを購入。美術館でもいつも絶対にガイドを聞くようにしています。今回も解説聞きながら鑑賞しました。初めてだったので余計にこの選択が大正解!
それから、事前リサーチにより双眼鏡も持って行きました。これも正解。百均便利!

席は、恐る恐るの二等席。笑
ちなみに一等席は6000円。二等席は4000円。もっとお高いイメージでした。
2階の、真ん中あたりを予約。初めから1階はなんだか緊張するので2階。(初見殺しのルールとかあったら焦りますよね) あとは、映画と同じで真ん中がいいなあと。

客層は、ご婦人と外国人が目立ちました。海外ではチェリーダンスというらしい。
あとは、お着物を召した女性もちらほら見かけました。私も、お着物を着てお出かけするおばさまになりたいと常々思ってます。なんだか精神的にも金銭的にも、余裕のある生活を送っているイメージがあって。

(写真撮影禁止のため以下感想を。)
約1時間の公演を終えて。
一番に思ったのは、四季のある日本に生まれて良かった!ということ。
若い女性たちが、華やかな衣装を着て、かわるがわる日本の四季を祝う。日本の四季って美しいなあと改めて思いました。
それから、本当にイヤホンガイド様様でした。
今どんな場面で、どんなところに注目すべきか、すぐにわかります。こんな感じで聞けますよ。↓

芸妓さん舞妓さんが日頃練習を積んできた成果を披露する場。もっと近くで見たい!とも思いました。この遠さだと表情までは読み取れないのが惜しい。1階の花道ちかくをとれば、芸妓さん舞妓さんをすぐ近くで拝めたようですね。でも今回は初めてで全体を見るにはここがベストだったと思います。
ラストの総をどりで有名な浅葱色(鮮やかな青)の衣装も、毎年柄が違うのだとか。使った衣装は小物に生まれ変わって、受付横で販売されていました。
目や耳から、春をよろこぶ情景が伝わって嬉しくなります。外国人にとっても、日本の伝統舞踊鑑賞はビューティフルでアメージングな体験だったと思います!
あとは夏の描写で祇園祭を表現していて、これまた圧倒されました。

興奮覚めやらぬまま、近くを少し散策したので紹介します。訪れたのはフラグをつけた箇所。

京都えびす神社。西宮神社と今宮戎神社と並んで日本三大えびすと呼ばれるそうです。

鳥居に向かってみんな何かを投げてるので何かと思えば…

ここに向かって硬貨が入ればご利益があるようです。これは、誰もいなければ一人でチャレンジしたかった。笑 まだまだひとり旅の修行が足りなかったです。笑

つづいて、禅居庵へ。私の大好きな建仁寺の塔頭であります。たっちゅう、と読みます。境内につくったお寺でここに隠居しお墓に入られるとのことです。秘仏の摩利支天を祀るお寺。上野の徳大寺、金沢の宝泉寺とココで日本三大摩利支天なんだそう。

なんで猪??と思ったけど、摩利支天って猪の背中に乗った女神らしいです。特殊、、!

亥年のとき人いっぱい来そうだーとしか考えてなかった。笑
例に漏れず、私もこのイノシシおみくじいただきました。

少しだけ隙間があいていて、覗いてみました。目線を上に、よく目を凝らすと、天井に龍の姿をみることができました。

最後に、猪コレクション。

きれいな花手水に魅了された
絵馬も
これはだいぶ老いた猪さん

次へ向かう途中、気になる食事どころがありました。SAGANというお店でお洒落な雰囲気。お客さんもいっぱい入って賑わってました。

入りはしませんでした。。

紹介だけして、食べてはいませんってどうよ…?って感じですが。すみません。

つづいて、六波羅蜜寺へ。教科書で聞いたことのあるお寺でテンションあがる〜⤴︎⤴︎が正解な反応だと思います。実際ほんとにそう。
あの空也上人立像を見ちゃいました。22年に完成した令和館という建物にて。

写真は禁止でしたが、ガラスケースの外側からじーっと見てきました。「口からなんか出てて可愛い〜〜歌ってるのかな?音符?」が初見の感想だと思いますが、実際には「南無阿弥陀仏と唱えた声が阿弥陀如来に変わる=空也上人の仏教を広める役割」の意味。
"口からなんか出てる"のは、阿弥陀さまでした。
身体は小柄で華奢。表情も含め印象的。近くで見ても珍しくて面白いな〜と思いました。
仏像界のアイドル・興福寺の阿修羅像と並んで、"実物見れて良かったシリーズ"に追加です。

昨年夏、JR東海の京都テーマが仏像だったので、空也上人立像をやたらと推していましたが、私は一足先に見ることができました。母にも羨ましがられました。笑

教科書に載ってるあれこれ、まだまだ見に行きたいな〜。ここまで読んでいただきありがとうございました。
最後に天気が良くて気持ちのいい鴨川の風景をお届け!

GW後半も安全に楽しく過ごしましょう〜〜

この記事が参加している募集

スキしてみて

旅のフォトアルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?