あの日の記憶と願望。
視界を無くして笑っている君を見て、脳の前側に痺れるような刺激を感じる。
いつからこんなに歪んで世界を見るようになったかいささか疑問だがそんな事はどうでもいい。いっときの情欲に身を焦がすのが愚者と言うなら、私はとっくに地獄に足がついていることだろう。
身動きの取れない君を下から上へ眺める。目に焼き付くように鮮明に脳に刻み込まれる。
苦しむ姿を見ると無性に笑いが込み上げ針を刺す探しが全身を心地よく襲う。もっと君を見たい。私は君を見たいと思っている。何か、不安と快楽と悲しみと幸福の