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書もつ

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誰かが言っていた「本は人生のおやつである」。 おもに毎週木曜日に更新している、読書の記録「書もつ」 そして、エッセイを読んだ感想の「エッセイストのエッセンス」を収録。 投稿に… もっと読む
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記事一覧

ここにいるのは私ですか #書もつ

いままで気がついていなかったなんて、いや、考えようともしなかったなんて。読んでいるうちに…

もつにこみ
15時間前
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出会ってしまった #書もつ

面白いタイトルだなぁ…と、まえがきを読んでみたら、なるほどあのコンビ名をもじった日本語だ…

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あなたの心、透きとおっていますか? #書もつ

先週ここで紹介した、あさのあつこの著作を書店で見つけたとき、近くの棚に、このタイトルを見…

もつにこみ
2週間前
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素朴さと重さを見つめて #書もつ

この作家の書く野球が、好きだ。 とはいえ、僕自身は野球の経験もなければ、ルールらしいこと…

もつにこみ
3週間前
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はたらく、たべる、生きていく #書もつ

地方公務員の多岐にわたる仕事の中に、医療従事者の免許の交付や書換えの受付業務がある。 数…

もつにこみ
4週間前
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アイスクリームの日 #書もつ

今日は、アイスクリームの日、らしいです。 確かに、暖かくなってきて、冷たいものが美味しい…

もつにこみ
1か月前
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キャベツの投稿とクリキャベと #書もつ

先月発売された、創作大賞2023受賞作「クリームイエローの海と春キャベツのある家(せやま南天)」(以下、クリキャベ)を読みながら思い出した、せやまさんの投稿がある。 ・・確か、あれはキャベツの話だった。 あらためて読み返してみると、なんとその投稿はクリキャベで描かれていた「家事」の話しで「母親」の話しだった。 小説家さんにも様々な方がいて、日常生活に近い視点で描く方もいれば、全く想像だにしないヒリヒリ感を描く人もいる。 およそ2年前から、もしかしたら物語の萌芽が生まれ

目指す天下と地元愛 #書もつ

普段、流行り物には距離を置くことにしている。流行っているから、などと言う理由で選ぶのは自…

もつにこみ
1か月前
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虫の声を聞ける民 #書もつ

生き方、自己啓発、そんなジャンルに並ぶ本たちを見るにつけ、生きるって難しいというか、大変…

もつにこみ
1か月前
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車窓からの景色 #書もつ

つねづね、エッセイと旅は相性がいいと思っている。旅は非現実でありながら、自分を知るための…

もつにこみ
2か月前
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まじウケるんですけど #書もつ

4月に入って4日・・新しい環境になった方も、いるかも知れない。せっかく新しい季節なので、新…

もつにこみ
2か月前
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春色の姉妹 #書もつ

淡いピンクのドレスに身を包み、ダバダバダバダバ・・と、トルコ行進曲を歌う姉妹・・・の“真…

もつにこみ
2か月前
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孤独な王子とミュージカルと #書もつ

ミュージカルというと、何となく苦手意識がある人がいる。例えば、タモリが「ミュージカルは苦…

もつにこみ
2か月前
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異世界★自衛隊 #書もつ

度重なる災害に、日本のあちこちが傷だらけになり、そこここに困った人がいて、その度にテレビに映し出されるのは、迷彩柄の頼もしい自衛官たちかも知れない。 毎週木曜日には、読んだ本のことを書いている。先月から引き続いて、エッセイを読む月間である。 作家の有川ひろの作品群には「自衛隊3部作」と呼ばれているものがある。陸・海・空のそれぞれの自衛官と民間人との関わり(というか恋愛)を描いたもので、それぞれに部隊の特徴が描かれて、中の人の克明な生き様を想像することができる。 そんな自