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スカウト:誰が見てくださっているか、わからないということ

こんにちは。英語全国通訳案内士 茶道裏千家 準教授 マインドフルネスジャーニーズジャパンの服部花奈です。

7年前に、奈良にあるとっても素敵なこだわりのお宿からスカウトされて以来、そこにお泊まりのお客様向けに町家建築ツアーの通訳をさせていただいているのですが、今日はそのスカウトのきっかけについて振り返って書いてみたいと思います。


きっかけは、とてもわずかな時間の出会い

スカウトのきっかけは7年前のちょうど今頃
通訳案内のお客様がお泊まりのお宿に立ち寄って
その時に女将さんの目に留まったことでした

その日はお客様と京都でミートして奈良ツアー
奈良に到着してからまずお宿に立ち寄る必要があり
事前にお宿に電話して
立ち寄りたい旨を連絡して
ほんの一瞬立ち寄って
すぐに観光に出て
そしてツアー終了後にお宿へ送り届けて
笑顔でお別れしたのですが

その際に女将さんにお名刺くださいとお声をかけていただき
単なる社交辞令かなと思ってお名刺お渡ししたら
なんと翌日お電話を頂戴しました

「うちにお泊まりのお客様に
これから服部様を紹介したいのですがよろしいでしょうか」と

ごく一瞬の出会いで、何がそんなに目に留まったのか

嬉しく思いつつ
一体あの短時間で何がそんなに目に留まったのかな?と
お話伺っておりますと

「オープン以来、いろいろな方にお会いさせていただきましたが
服部様は"ガイドとお客様"というより
お客様のグループの一人のように和やかに自然に馴染んでて
お客様もリラックスして服部様とのお時間を楽しんでいらして
見ててとても素敵な感じでした。 

また、朝に荷物を置きにいらした際も
午後のチェックインの際も
細やかなご連絡をいただいたお陰で
スムーズに対応することができました」

そんなところを見ていてくださるんだなぁと感激しました!

「和敬」はとても大切だと思っています:和んでも敬っていない・敬っても和んでいないのはだめ


女将さんがおっしゃってくださった
「お客様のグループの一人のように和やかに自然に馴染んでて」の部分ですが
私は「知識の豊富な、礼儀正しい、楽しい友達」のような感じで
ガイドをすることが多いです

もちろんお客様によって求める距離感は違うので
そこは読み取って対応しますが

和敬」の精神はとても大切だと思っておりまして

仰々しいのはお客様も疲れるし(敬っているけど和んでいない状態:単に緊張に負けている場合もあるかも)
先生のように上から目線は違うと思うし(←年配の方に多い)
馴れ馴れしいのも違うと思うし(←和んでいるけど敬っていない状態:使う英語がカジュアルすぎることに気づいていない場合もあるかも)

礼儀正しく
ユーモアと笑顔を大切に

そして心を配るのは
目の前のお客様だけでなく
お客様に関わる方全て

関係者様とのスムーズな連携と協力があってこそ
お客様に良い時間を過ごしていただけますね

というわけで
誰かの紹介でもなんでもなく
ほんの一瞬の出会いで声がかかることもあるんだなと
誰がどこで見てくださっているかわからないものだと思ったことを
つらつらと書いてみました

人との出逢いは
いつも大切に、ですね

誰に見そめられるかわかりませんね♡







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