二つの小節の結び付き〜ベートーヴェン交響曲第4番第2楽章
ベートーヴェンop60の第2楽章の主題は、記憶を元にすると、まるで3/2のような歌い方をしがちだ。例えば、2小節3拍めのCと3小節め1拍めのBはスラーで繋がっているように歌いたくなる。つまり、2分音符が分母になっているように聞こえてしまっている。四分音符3つをひとつのボウイングの中に入れるのは辛いから?ではなく、根本的に捉え方が間違えているのではないだろうか?そもそも、楽譜はこの二つの四分音符をはっきりと区切っている。その事実は受け入れなければならない。
この主題の骨組みを