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ファッションモデリスト/ Fashion Modéliste

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『誰もが人生を愉しむことができる』私たちが大切にしているメッセージです。 私たちはモデリストの育成を目的に、コレクション制作に取り組んでおります。次代のモノ創りは1枚生産が必要と… もっと読む
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記事一覧

『ファッションが好きな二十歳の君へ』服作りで生きる道を伝えたい

『ファッションが好きな二十歳の君へ』服作りで生きる道を伝えたい

ミャンマーで過ごした時間
まるで 夢のような気がします

深い森に囲まれ・・・
植物や動物と共存する世界

私を待っていたのは・・・
真っ白な歯をみせる笑顔でした

あの笑顔があったから
私は、今も夢を抱き続けれる

いまの 日本人に
あの謙虚な笑顔は 真似できない

2021年2月1日・・・
あの日から 笑顔は消えたが

彼女たちは・・・
自分の人生を信じ 生きています

クーデターは 革命と言

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私のペルソナはフランス人 / Fashion Creator vol.42

私のペルソナはフランス人 / Fashion Creator vol.42

私の分身のような
ペルソナ モデル

彼女の生き方を伝えたくて
私は、服のデザインします。

モデリストを志す若者へ
私が 最初に伝えていることは

あなた自身が 理想とする
パルソナモデルを描いてみは
どうですか・・・。

あなたの想像を膨らませて
生い立ちから人生観まで描きます。

すると・・・
まるで、命が宿ったように
モデルが 鮮明に見えてきます。

私は ペルソナを描くことで
コンセプト

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ファッションは 着飾ることでなく生き方 / Fashion Creator vol.41

ファッションは 着飾ることでなく生き方 / Fashion Creator vol.41

自分の人生をどう生きるべきか
その問いに 向き合う若者がいます。

正直、驚いていますが 素晴らしいです。
私の若い頃は、考えもしませんでした。

いま若者が、生き方に向き合うことは
素晴らしいエネルギーがある証拠です。

若者が 自分らしく生きること
私は、最後まで応援します。

ただ ビジネスとなりますと
純粋な若者ほど・・・
矛盾した苦しみを感じるでしょう。

私も 取引先からの要望に
今考

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ファッションの好きな二十歳の君へ

ファッションの好きな二十歳の君へ

私は、どこかで道を間違えたのだろう・・・
ミャンマーの空をながめ、そんな気持ちになった。

海外での服作りに疑問はありましたが
それはビジネスと、割り切っていました。

この路線を走り続ければ、何が起こるか
想像はできますが、この産業構造から
・・・ 離れる勇気はありませんでした。

しかし、何が 私を変えたのか・・・

ミャンマーの若者から受けた、たくさんの愛情
それ以外は、考えられません。

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私がチャイナドレスを創り続けたわけ

私がチャイナドレスを創り続けたわけ

はじめての中国訪問は 26歳・・・
政府の派遣員としてチャンスをいただきました。

商社、小売、アパレル企業から6名にて上海へ
衣料製造業の現状分析という任務でしたが
商社の方が団長となり、盛り上げて下さいました。

私が一番若く、鞄持ちの存在でしたが
毎夜、皆様の武勇伝を聴かせていただきました。

この出会いが、私の人生を変える起点となり
5年後、上海に生産拠点をつくることができました。

当時

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マイノリティデザインと私の生き方

マイノリティデザインと私の生き方

私にとって、マイノリティとは
これから更に少数派となる
縫製業と向き合うことかもしれません。

私は服作りという、好きな道を歩んできましたが
量産からクチュールまで経験することができました。
ただ、天国から地獄まで 歩んできた気分です。

私の天国とは、納得できる服が仕上がり
お客さまと笑顔を共有できた時

地獄とは、バーゲン品の企画ですからと
安く早く仕上がる設計を依頼される・・・
工場に入荷す

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若者が服作りでメシが食えればいい、それが美しい地球につながる

若者が服作りでメシが食えればいい、それが美しい地球につながる

1980年 20代の頃、何を想ったのか
誰も 着ていない服を作りたいと
からだに 布を巻き付け
あ〜でもない、こ〜でもない
そうして、創造力が 膨らんだ気がします。

いま社会に必要なのは、情報を集めることより
自分で考え行動してみることです。
そこから、達成したいイメージが想像でき
新たな価値が、生まれてきます。

人を批判しても、何も変わりません。
大切なのは、心をウキウキさせる行動
私は心に

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ファッション産業に新たなジャンルを創る、私の挑戦 / Fashion Creator vol.9

ファッション産業に新たなジャンルを創る、私の挑戦 / Fashion Creator vol.9

服にも物語がある、そんな生き方がしたい

社会に対する 小さな抵抗かもしれませんが
MOTTAINAI 精神を、次代へ進化させたい。

私は 僧侶ではございませんが、足るを知る
それは ビジネスでも同様に思えます。

私は 消費社会が到来した時期に
ファッション産業を知ることになりました。

夢を抱き、やりたい放題、大量の服を作り
残れば処分する・・・

すべてが、計算されたビジネスに
違和感はな

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デジタルから 服をつくるという仕事

デジタルから 服をつくるという仕事

私の仕事は、お客さまの生き方に向き合い
お客さまらしさを想像することから始まります。

いろんな話をする中で・・・
今回は、お持ちの服をリメイクしましょう
そんな結果も、珍しくありません。

私が、大切にしていることは
お客さま自身が・・・
自分の生き方に、自信を持つことです。

私にとってファッションは・・・
自分の生き方を表現するモノですが

自分の原点に、回帰する場所かもしれません。

私が

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ファッション界を志す若者へ 私が伝えたいこと/ Fashion Creator note magazine vol.7

ファッション界を志す若者へ 私が伝えたいこと/ Fashion Creator note magazine vol.7

これからファッション界は、バーチャル、3Dモデリング
若者が、興味をそそる事にビジネスは流されます。

いまのビジネスは、効率に重点が置かれ
多くのプロセスは、自動化へ向かいます。

それでも若者は、すべてのプロセスを学び
自ら実践してみることが必要です。

それが 新しい種を見つける方法です。

企業のリーダーへ、問いたい・・・
若者は、未来に何を望むのでしょう

リーダーは、その答え示すべきで

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私のアトリエ

私のアトリエ

アトリエの隅に
信頼できる機械があります。

DURKOPPという名前ですが
私と同じ1960年に製造されました。
ドイツからやってきましたが
・・・日本語の記載はありません。

取り扱いは、私と同じように
とても不便で、クセがあります。

それでも、美しいものを創りだす
この機械に、いつも感謝しています。

いまの機械は、電子制御ですが
この機械は、それをカムで補います。

1針の針目から縫い幅

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生地の染色と仕上げ /Fashion Creator note magazine vol.6

生地の染色と仕上げ /Fashion Creator note magazine vol.6

次世代へ、モノ創りを伝えたい・・・
私の note への想いであり・・・
どう技術を継承すべきか、日々その問いに向き合います。

noteに出会い1年を迎えますが
みんなの生き方に、触れたことは感激です。

それと同時に・・・
日本は、いろんな問題を抱えていると実感します。

あらためて、私は何をすべきかと・・・
向き合えたことに感謝しております。

私が ミャンマーに入り、最初の印象は
これから

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#このデザインが好き

#このデザインが好き

シンプルなワンピース
この1枚で、彼女らしさを表現する

シンプルなデザインを・・・
私は、いちばん大切にしています。

彼女の表情、肩、骨格、膝の位置
・・・ 性格に合った、シルエット
それを捉えるのが、私の仕事です。

私にとってファッションは
何だろうと、考える時があります。

無論、仕事は好きですが・・・
みんなが、自分らしい生き方を
見つけることが大切に思えます。

いまは、そんな気持ち

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次代へ伝えたい・ファッションと生地の知識  / Fashion Creator note magazine vol.5

次代へ伝えたい・ファッションと生地の知識 / Fashion Creator note magazine vol.5

いまの時代、無傷で生きることは
困難かもしれない・・・

そして、誰もが傷を背負い生きています。

そんな時代でも・・・
若者たちは、何度も立ち上がり
自分らしく生きようとしている。

そんな世の中を眺めていると
自分が、正いと想っている道に
・・・疑問を持つこともあります。

スピード感あるビジネスの変化に
・・・置き去りにされることもあります。

しかし 信念を持ち、自分を偽っていない
・・・

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