キリスト教系学校の実態

削除・身バレ覚悟。 
私は数年前、キリスト系の高校に通っていました。だからこそ、「ある程度」の宗教に関しての理解はしているつもりです。友達にもネタとして話すことは割とあります。
「うちの学校〇〇だからやばい!笑」とかで。
 実際、学食がなかったり先生が無差別に他校の生徒を遅刻させたりとかやばいのですが。近くの人の高校生にはいつも謝っていましたし、その先生が嫌いすぎて通学路を変えているほどでした…。
さあ、本題に行きましょう。


1.キリスト教の授業について


 私の学校には「礼拝」と「聖書」という授業がありました。

 礼拝は、聖書の内容を先生や礼拝係の生徒が朗読し、先生がそれを持って考えたことを話す。賛美歌も歌う。いわば「儀式」ですね。とにかく、向こうから押し寄せる波を受けるだけです。高校1年生は受け流し、高校2年生の時は波と戦いました。しっかり聞いていなければ分からない課題を解かなければいけなかったからです。これが私は本当に嫌いでした(これについて考えたことがあるのでどこかで話します)が、高校3年生の時は担任の先生がまさに神…という表現はこの話題上いけないかもしれないです。でもテキトーに受け流すことができるのでよかったです。月曜の1限だったので全神経集中、というのは結構苦しいものがあります。感想文は忘れることなく提出しました。聞いていなくてもおぼろげに覚えている内容で提出できるので楽でした。
 礼拝中における先生の話というのは自らの話における経験談と聖書を混ぜ合わせていくものでした。まあ、そうじゃないとこういう場で話しにくいですよね。意外とへぇとなるのも多かった気がします。

 聖書の授業は、聖書の内容を読んでいきつつも、グループワークやペアワークで他者との関わりを持とうというものでした。時には趣味を話して自己紹介カードというものを作ったりしていて、キリスト教関係ないのでは?と思うことも割とあるわけです。
 今考えると、こういったものは餌付けのようなものだったのかなと考えます。教会に行っている方が先生だったので、いきなりどーんと聖書の話しても寝るだけだよね…と私は考えます。授業を受けていても、誰かをキリスト教徒にしようとしたりする意図は感じとれなかったです。自分が先生の立場だとしても、同じようにやるのかなと考えました。

2.意外とお金の力があるけど、お金もかかる

私立高校はどこもそうかもしれませんがお金の力があり、その分お金がかかります。要は「会社」が経営しているわけですからね。やるからには赤字を出すわけにはいきません。そのためには、生徒という「客」が必要になってくるわけです。それによって、学費が高くなってしまうことは致し方ないのかなと考えます。

3.先生は結局運しだいだ

 先生は本当に運です。これはどの学校でもそうかもしれないですね。この先生外れだあたりだとかはあるかもしれないし、それは普通の高校といたって一緒だと思います。私自身も「この先生が担任の先生で良かった」という年もありましたし、「なんでこんなことを生徒にさせるんだろう」と思うこともありました。キリスト教系の学校には私立の学校が多いので、すごい大学を出ている先生と当たる確率は高くなると思います。
 キリスト教を教える先生もいたって普通でした。優しい女性の先生とすごく気のいいおじいちゃんという形でした。頭はものすごくいいと思います。先ほども伝えたとおりですが、生徒をキリスト教の宗教人にしようという意図は感じられませんでした。本当に丁寧に教えてくださったことに心から感謝申し上げます。
 また、私立なので異動はほとんどありません。あっても事情で退職とかは数回見かけましたが。なので、神授業をする先生もよく怒る先生も出る心配がないというのは、いいところ半分、うーんと思うところ半分というところでしょうか。

4.結局、大事なのは自主性と財力だ!

 学ぼうという自主性、運動しようという自主性、友達と仲良くなろうという自主性、そして財力です。
 結局学校だけでなく、大事になるのは「チャレンジしてみよう」という気持ちだと私は思います。大学生までならいくら失敗しても取り返せます。社会人になったら、取り返せないミスというものもどうしても出てきてしまうわけです。失敗して許されるのは学生までだと私は思います。人は失敗や敗戦から学ぶことが多い生き物なので、どんどんチャレンジして、どんどん失敗してみましょう。私もたくさんチャレンジしてたくさん失敗しました。その経験が活きているな、と思うことも多々あるわけです。
 財力は、私立高校はどうしても学費がかかってしまいます。高校時代にアルバイトはやっておいた方がいいかもしれません。私も学費がピンチになってしまい冬休みにアルバイトをしていました。アルバイトは禁止されている学校が大多数だと思いますが、理由を書けばわかってくれるはずです。社会経験をはやい内に積んでおくことに損はひとつもないとので、短期でも長期でも積極的にやりましょう。自身や学校のブランドを損なうので、間違えてもバイトテロをしないように!

5.通っていた高校への本音

 「みんなの高校情報」の口コミには書けないことを書きます。思っていたほど「宗教系」ではないです。1日30分聖書を読まされるのかな、キリスト教徒にならなければいけないのかなと不安に思うことがたくさんありましたが、全くそんなことはありませんでした。普通の高校生活を送ることができたので、その点に関して本当に感謝しています。

6.宗教系学校の学びを通して考えたこと

 何事においても「教え」が絶対であるか?と言われればそうでもないのかなと僕は思います。実際、宗教によって救われた人もいれば、人生が真っ暗になった人もいる。良くも悪くもその「宗教」に関するイメージがつくと思います。
 また、高校は自分の行きたいところへ行きましょう。特に夏は私立公立合わせて最低でも5校は見ていったほうがいいです。経済的に苦しくなるので公立高校をお勧めする親の方も多いと思います。「高校がどこか」ではなく「3年間何をしたか」というのが大事です。たくさん経験を積みましょう。この文章を読んだ方が、最高の高校生活を送れますように。

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