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Webライターと呼ばれる人たち

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構成・校正・校閲経験に基づいた「Webライターと呼ばれる人たち」に対する所感を、プライバシーに配慮して書いていきます。
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記事一覧

Webライターと呼ばれる人たち④とりとめのない話

noteで継続的に書ける。 わたしの場合、これはすなわち本業がヒマだということである。だから、本当はあまり喜ばしくない状況だ。しかし、わたしとしては執筆活動の方が好きなので、儲からないにしてもnoteは楽しく書いている。 仕事がないと「またこいつ、フィードバック見てねえな(←ガラ悪いね)」「あいかわらず、この人ちゃんと調べてないわ」と怒ることが減るので、心の平安を保つためにはいいのだろうか……悩ましい。仕事はほしいんだけどな。 フィードバックでは平静を装っていても、けっこ

Webライターと呼ばれる人たち③

無事に、どうにか仕事が終わった……それにしても、ちょっとひどすぎやしないかい…… お願いしますよ。Webライターは書籍を見ずに取材もなしで、単にネットで調べて書くだけの人が多いんだから、最低限、複数のサイトをあたって事実確認してください……わたしは、自分の記事なら10ヵ所は見て書いてますよ…… あなたがたの記事を確認するときも、毎度毎度いろいろ漁りますよ……どうしてわたしばかり知識ついてるの?普通、書いているうちに何かしら覚えるでしょ? さて……よそのライターに対する愚

Webライターと呼ばれる人たち①

あるランキング記事を校閲していたときに、導入の段階で 「第○位『銘柄名』、第○位『銘柄名』、第○位『銘柄名』が登場します」 って、さっそくバラす人がいて驚いたことがある。 ――センスないわ……それとも、ひょっとしてこれが今の主流?嘘だろ? 検索したら案の定、先に中身をバラす間抜けなランキング記事はなかった。物書きとして自分の感覚が鈍ったかと思い、戦慄すら覚えたよ。推理ドラマやミステリーの序盤で、 「犯人はコイツ!トリックはこれとあれ!」 って言うようなものだからね

Webライターと呼ばれる人たち②

「あんたの原稿料半分よこせ」 実際には言わない(言えない)けど、こう思うこともしばしば。 ――ほとんどこっちで直して、元の文章残ってないよ。 ――直さなければはっきり言って、いつまで経っても掲載されないよ。 ――これなら、作文コンクールで優勝する小中学生のほうが遙かに上手だよ。 辛辣だと思われるかもしれないが、Webライターは玉石混交。 一部のメディアで 「副業ならWebライターがおすすめ」 「未経験でも大丈夫!」 なんて安易に書いてくれるせいもあって、誰で