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詩 流星だけに見せる情緒 絡繰りを引く糸 静かに熱が灯る 伴に座る 糸の あわいを潜って 轟…
詩 不良天人 桃を齧る 天の恵みを携えた 枯れない水源を讃えた 桃の液で 服は染まる 少しず…
詩 地霊殿の小休止 時計台の鐘が鳴ったら すべての集中を切って 柔い幸福がなだれ込む 合図…
詩 巡りゆく星々 地上を選んで 降り立つ 恒星 天上を見つめて 飛び交う 流星 の 違う性質の …
『東方Project』の音楽CDシリーズに登場する『秘封俱楽部』を基にした詩です いつもnoteの…
詩 捨てきれなかった夜たちに 人生の あらゆる時間を費やして みつめてきた 夢は もう …
詩 禁忌の星々 ゆびさきひとつ分 余計に 踏み込んでしまったために これまであった四肢が いつも視えていた視界が 取り返せなくなったらしい 人生で二度目の療養は これまでと同じ世界で これまでと違う感覚を通して 産まれ直すための リハビリテーションだった 誰のことも恨めない ただ わたしが わたしの意思で 自分の裁量を超えたものに 触れてしまっただけ それで いくつか 未来が瞬いて 消えた 願いのために 行き過ぎてしまった人たちが サナトリウムに溢れてる 彼らの語る星々
博麗神社例大祭第二十一回(2024年5月3日(金) 東京ビッグサイト)にて、詩歌集『天蓋の簒奪…
詩 お出迎え くずおれた繁華街の LEDライトの名残が だれにも 看取られずに 今日も…
詩 華は誰かの屍体に咲く 真昼間の街路樹のあわい潜り抜け辿り着くのは冥界の桜 少女は…
詩 ザ・トレイン・ハズ・ゴーン いま 地下高速鉄道の 隣席にて 眠る彼女は いつか 焦がれ…
詩 嫌われ者達の起床 きみの 清水の源流を滅してしまうような 強迫的な 自己への 傷つけ…
詩 現実による侵食 何もしていない時間が怖い 何も進捗していない今が怖い いつもやること…
詩 大人の迷子 精神的な非充足を 胸の奥に無理やり埋めて 沈み込む 硬い床へと 明日も起きなくちゃ 次の休暇はいつ 数えると気が遠い フィクションの人物のように 明らかに一睡もしない生活が できたならいいのにな 休みなんていりません なんて痩せ我慢は わたしには言えないみたい 狂うほどに押し込められる仕事を 望めば脳からさっと取り去って すぐに自分の見たい方を 向けるようになれたらいいんだけど ごめんね 不器用だ 眠るまでずっと 一日の大半を占めた関心事が 脳の容積を支