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徳永真亜基 全作品 & 全note記事

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現時点までの「全作品」と「全note記事」を一堂に集めました。 20歳代~50歳代の作品は自分のホームページで公開していたもので、順次こちらのnoteに移動しています。
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2020年5月の記事一覧

錯覚の自我から解放されよう!(by分身主義)

ジジイは、いつも心のどこかでお金を嫌って生きてきたせいで、当然のことながらお金にも嫌われてしまって、世間的に見たらみじめな末路をたどることになってしまった。 だから、以前言ったように、ジジイ夫婦は10年後くらいには貯蓄を使い果たして餓死するかもしれない。でもそのことは二人でちゃんと話し合ったし、樹林墓地も用意してあるので全然かまわないんだよ。 むしろ自分の人生らしくて気持ちは清々しいくらいなんだ。 友達だってもう何人か亡くなっているので、自分はもう十分生きたって気持ちも

書かなければ生きれなかった

ジジイが若いころ書いた4つの小説(有料)と、40歳過ぎに世界平和を願って書いた7つの小説(無料)を、これまで自分のホームページで公開してきたんだけど、今回、ホームページをたたむと同時に、それらをここ(note)に移す作業をしている。 今回、若いころ書いた4つの小説の中の1つ『レフュージ(水たちの帰る場所)』がやっと移し終わった。 これは、まだ二十歳代の頃に書いたものだったと思う。 よかったら読んでみてください。 そんな作業のさなか、作品を読み返しているうちに、ふと「文学作

レフュージ(水たちの帰る場所)

1.とにかく川の話から‥‥ とにかく川の話から始めてみようと思う。 そうでもしなければいつまでたっても何もわからないままだし、もはやこれ以上前に進むことさえできそうになくなってしまった。 どこからか弱々しく聞こえていた僕を呼ぶ声、 お前の居場所はそこじゃないよ‥‥ 早く戻っておいで‥‥ その声に心は乱されそうになりながらも、競争と桎梏(しっこく)のこの社会で生き抜くためには聞かないようにしてきた僕だった。そうして長いこと自分の気持ちを偽り続けてきたお陰で、ついに行き

有料
200

人類が絶滅の危機を乗り切るには‥‥(by分身主義)

人類が出現して現在に至るよりも、ずっとずっと長い年月繁栄を続けていた恐竜たちが絶滅したのは、今では巨大な隕石説が有力のようだけど、ジジイはウイルスのせいじゃないかと、かなり前から仮説を立てていたんだ。 人々は恐竜の巨大さに圧倒されているけど、彼らを絶滅させたのは巨大な隕石ではなくて、実は小さな小さな目にも見えないウイルスだったんじゃないか、というのは十分考えられることだよね!?  そこで、今回のウイルス騒動が起きた時に、真っ先に友達に「もしかしたら人類絶滅の前兆かもしれな

人類の育てた果実(自分探しの旅の果てに)

★宮沢賢治の言葉「はじめに」この『人類の育てた果実(自分探しの旅の果てに)』は、2002年6月18日から2002年11月26日の約半年間にわたって、「自分探し」をテーマに発行させていただきましたメールマガジン《🐢自分探しの旅 with マーキー🐢》と【💐世界を平和にしない愛💐】を合体させた作品です。 週に一回のペースで、二つのメルマガを同時に発行して、同時に24回で終了しました。 なぜ二つのメルマガかと言うと、この二つの「自分探し」は別々のところから出発し別々のルートで