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【詩】「いかに晶子」(大川隆法「青春詩集 愛のあとさき」より)

いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。

私の記事では、大川隆法先生の累計3500回の法話、3100冊以上の著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。

さて、GWも終わり、いよいよ本格的な5月!

「初夏」というのにふさわしい季節になってきたかと思います。

そこで、今回は、「初夏」にちなんだ詩をご紹介したいと思います。


大川隆法先生が大学時代〜20代の頃に書かれた青春詩集、「愛のあとさき」。



この詩集の中から、「いかに晶子」をご紹介していきます。


「いかに晶子」


いかに晶子

ぼくらもともに語りましょう

初夏の夕暮れ肩を組み

ぼくはカタカタ下駄ならし

きみもケタケタ笑いましょう


ぼくらはともに二十一

初めて出会った日のように

淋しさ知らず知らされず

悲しさ知らず知らされず

ふたりでケタケタ笑いましょう


たとえばきみの目がうるみ

一番星の映るころ

ぼくはこっそり風となり

きみの涙を拭いましょう


いかに晶子

ともに楽しく歌いましょう

いかに晶子

ともに親しくすわりましょう


たとえば農家の庭先で

縁台将棋にうち興じ

負けたひとりがパタパタと

うちわで風を送りましょう

きみはいつでもわざと負け

ぼくはいつでも大いばり

蚊にかまれてもやせがまん

ゲラゲラゲラと大笑い


いかに晶子

ともに静かに歩きましょう

きみの浴衣の袖とらえ

ぼくはメルヘン語りましょう

けれどもきみはよそ見して

螢ばっかり見ています


いかに晶子

初夏の夕暮れ肩を組み

淋しさ知らず知らされず

悲しさ知らず知らされず

ぼくらもともに語りましょう

ふたりでともに笑いましょう


〈感想・気づき〉


初夏の夕暮れ。

晶子さんと一緒に穏やかな時間を過ごしている「僕」が思い浮かびましたでしょうか?🥰✨

ちなみに、「晶子」さんといえば、以前ご紹介したこれらの詩にも出てきます!

よろしければ、この機会に合わせてご覧になってみてくださいね💖


さて、

「これほどまでに詩に書かれている晶子さん、何者なの?」

という疑問は常に私の心には浮かんでいるのですが(笑)、

実際には東大法学部時代の同級生で、法曹界に進まれた才色兼備の女性のようです。

きっと将棋をさしても知性の光る、素敵な女性だったのでしょうね。

この「いかに晶子」の詩は、実際の体験というよりは、晶子さんとの時間をイメージして作られた詩のようです。

切なくも温かいイメージが湧き上がってくるのは、この恋が叶わぬ恋だからでしょうか?

お勉強に夢中だった晶子さん……少しぐらい振り向いてあげても良かったのに☺️💦笑

でも、晶子さんのおかげで法律の勉強も頑張れたようです。

何より青春時代の恋の気持ちを、こんなピュアな形で残されていますから、結果的には良かったのでしょうか。✨

男性は時に、才色兼備で高嶺の花的な女性に恋することで、発奮して頑張るきっかけになるようですね。

1人の女性に愛の永遠性を感じながら、一方で自らの内的空間を深められていた先生。

恋の苦しみの中にも、心に穿いるきっかけが訪れていたのでしょうね。

こちらの作品は映画「夜明けを信じて。」の挿入歌、「いかに千晶」として楽曲化もなされています。

晶子→千晶、ですね🤭💐笑

30年の時を越えて、映画の挿入歌にまでなった晶子さん、最強です‼️🥹❤️✨

appleミュージックやAmazonミュージックでも聴くことができるので、気になる方はぜひ、聴いてみてくださいね!




最後までご覧くださり、誠にありがとうございました⭐️

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