土屋守のウイスキー日和

作家、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』の編集長…

土屋守のウイスキー日和

作家、ウイスキー評論家、日本初のウイスキー専門誌『Whisky Galore』の編集長として活躍中。ウイスキー文化研究所代表。2011-2023年8月までFCブログ(http://mtsuchiya.blog.fc2.com/)。9月よりnote始めました

最近の記事

ジャパニーズの定義の法制化を目指し、再び始動開始…

 このところ外部からの依頼が多いが、再び中国関係者からの依頼・オファーが相次いでいる。3月には中国人ビジネスマン対象のジャパニーズセミナーを2回ほどスクールで開いたが、さらにツアーの企画の依頼や、オリジナルボトル、そして検定等の中国での実施を打診してくるところも多い。かつて一度だけ、北京のソムリエ協会に頼まれて検定の英語版の問題を作ったこともあるし、コロナ前だったが、中国広州市で実際に中国語の問題を作り実施したこともある。  中国経済、情勢はなかなか厳しいものがあるのではと

    • 久しぶりのWBBCライブ放送とエキスパートの問題作り

       21日の日曜日に第7回モルトマラソンの6種のテイスティングをして、月・火・水とガロアの校了に向けた作業と、各種のミーティングをする。相変わらず外部からの取材、ミーティングも多く、日に2~3件ズームミーティングが入っている。そんな中ではあるが昨日の24日は、久しぶりにWBBCのライブ放送を行う。  MCのトムセンさんのスケジュールで、以前の金曜日から、これからは月イチくらいで、水曜にやることが決まったので、時間も7時スタートを6時に早めている。今回のWBBCは、間が2か月あ

      • TWSCの二次審査と八重泉の泡盛セミナー

         ガロアの校了を目指して日々校正作業が続いているが、そればかりをやっているわけにもいかず、先週もミーティングに明け暮れた。5月から6月にかけ、バーショーや琵琶湖ウイスキークルーズ、さらに天鏡さんのグランドオープン、パークハイアット京都のテイスティングセミナー、そして6月1,2日の井川ツアー、さらにウイスキートーク福岡の出展と特別セミナー、その後の長崎取材と、予定がいっぱいで、それらついてのミーティングが、毎日のように続いている。  もちろん、6月最終週の大阪フェスについても

        • ガロア入稿と嘉之助のローンチイベント、そして檀一雄さん

           このところガロア、TWSC、コニサーなどでハードなスケジュールが続いていた。ガロア巻頭のグレーン特集の原稿と校正を済ませ、さらに沖縄の泡盛紀行についてもギリギリで原稿、その校正、レイアウト変更、そしてキャプションとタイトル、リードを月・火でやっていたが、ミーティングも相変わらず日に2~3件あり、時間が足りない…。それでも16日の火曜日に、ガロアの入稿を間に合わせることができた。あとは24日の校了日まで、入稿に間に合わなかった原稿(これがけっこうある…)と、その校正が続くこと

        ジャパニーズの定義の法制化を目指し、再び始動開始…

          ガロアのグレーン特集、泡盛特集。そして過去最多のエキスパート試験

           御殿場から戻って、先週はガロアの原稿執筆とその校正、編集作業に追われた。ガロアは5月の連休進行となっているため、いつもより入稿、校了が早い。連休前の24日(水)には校了しないといけないため、このところ原稿を書きまくっている。巻頭は「ジャパニーズのこれからの100年」と題して、今回はグレーンウイスキーについて取り上げている。3大メーカーのグレーンもそれぞれに個性的で面白いが、それ以外に吉田電材やウォータードラゴンといった、グレーンに特化したクラフト蒸留所もあり、日本のグレーン

          ガロアのグレーン特集、泡盛特集。そして過去最多のエキスパート試験

          2つの講演と、ガロアの原稿、そしてキリン富士御殿場蒸留所の取材

           大阪から帰って4月1日の月曜日はミーティング三昧のあと、夕方6時から「ジャパニーズウイスキーの日」のイベント。最初に私が基調講演としてジャパニーズの現状と、定義の法制化について1時間ほど話をし、その後7時29分に、一斉乾杯。その間を利用してテイスティングの5種類をサーブし、2部はウイ文研オリジナルのジャパニーズのボトルをテイスティングした。  2日の火曜日はガロア、コニサー倶楽部の原稿。さらに6月にナツメ社から出る『ウイスキーの教科書』の原稿と、その校正。その後3日の日本

          2つの講演と、ガロアの原稿、そしてキリン富士御殿場蒸留所の取材

          翠ジンソーダとモルトマラソン、そして大山崎山荘・芝川ビル…

            倉敷、徳島の阿波乃蒸留所からもどって水曜日はサントリーの翠ジンソーダの取材で、田町のサントリーに行く。新しいテレビCMも放送され、「いと清々しい」というキャッチコピーも効果的だが、実際に新しくなった缶の翠ジンソーダを飲んでみると、これが驚くほど美味。中華や、ギョウザなどにもよく合うだろう。角ハイがどちらかというと揚げ物、フライなどに合うのと違って、翠ジンソーダは和食にも、中華にも合いそうだ。  28日の木曜はウイスキー検定の増補改訂版の最後の校正をし、さらにコニサーの『

          翠ジンソーダとモルトマラソン、そして大山崎山荘・芝川ビル…

          八海山にロッド・スチュワート、さらに倉敷、徳島の阿波乃蒸留所へ…

           台湾のカバランから帰って、その日の夜はパレスホテルで開かれた八海醸造の創立100周年パーティーに出席し、翌20日は有明アリーナで開かれたロッド・スチュワートの一夜限りのコンサートに行く。これはロッドがプロデュースした「ウルフィーズ」というブレンデッドスコッチのプロモートも兼ねていて、そのウイスキーを輸入販売する都光さんの招待だった。  ロッドはロンドン生まれだが両親はスコットランド人。ソロとなってアメリカに渡り、最初に出したアルバムが「アトランティッククロッシング」で、そ

          八海山にロッド・スチュワート、さらに倉敷、徳島の阿波乃蒸留所へ…

          1年ぶりのカバラン取材とウイ文研オリジナルボトルの選定、そして台湾紅茶へ…

           3月15日(金)から4泊5日の日程で台湾に行っていた。今回の目的はカバラン蒸留所の第2蒸留所と、完成間近の第3ウエアハウスを取材すること。そして、ウイ文研オリジナルボトル(PB)の樽の選定を行うことだった。初日は成田からのフライトと、桃園空港から台北市内のホテルへの移動、カバランのリー社長らとの会食で終わったが、翌16日の土曜日は1年ぶりのカバラン蒸留所訪問。  行く度に新しい建物ができているように感じるが、第1と第2ウエアハウスの隣に建てられた第3熟成庫は巨大で、完成す

          1年ぶりのカバラン取材とウイ文研オリジナルボトルの選定、そして台湾紅茶へ…

          再びの台湾取材と究極のテイスティング、そして一社設立へ…

           3月15日から再び台湾、カバラン取材である。今回は第2蒸留所と、完成間近の第3ウェアハウスの取材をし、ウイ文研オリジナルボトルの樽の選定も行う予定だ。さらに1日台中の南投県にも行き、日月湖、そして阿里山にも足を伸ばす。日月湖は台湾最大の湖で、阿里山は高山茶で有名なところ。台湾茶、特に高山茶についても取材してこようと思っている。  台湾から19日の火曜日にもどってきて、そのまま夜は八海醸造の創立100周年パーティーに出席し、翌20日はロッド・スチュアートのコンサートを有明ア

          再びの台湾取材と究極のテイスティング、そして一社設立へ…

          幻の10周年パーティーとガロア、検定、そしてウイスキーの教科書…

           13年前の今日、3月11日に起こったのが東日本大震災で、もうあれから13年になる。当時、ウイ文研は西麻布のマンションの一室にあり、その2日後に迫ったウイ文研(スコ文研)設立記念10周年パーティーの準備に追われていた。恵比寿のウエスティンホテルで、150名近い参加者とともに10周年を祝う予定でいたが、それどころではなくなり、会は当然中止。幻となってしまった。  それにしても、当時はスタッフがわずか2名のみ。その後スコ文研からウイ文研に名称変更し、世界的なウイスキーブームとと

          幻の10周年パーティーとガロア、検定、そしてウイスキーの教科書…

          コニサーのバーバス一日ツアーと、井川、そしてマスターの採点作業

           沖縄・宮古から帰って休む間もなく、翌3日の日曜日は朝9時すぎに東京駅に集合して、木内酒造のバーバス(!)に乗って、ウイスキーコニサー限定の一日バスツアー。昨年11月の新潟3蒸留所ツアーに続く、コニサークラブの第2弾で、今回の参加者は私を入れて20名だ。  バーバスとは大型バスの中にバーカウンターを設けたもので、おそらく世界に一台しかないだろう。木内酒造が6000万円をかけて購入、改装したもので、車体には大きくバーバスの文字と、常陸野ネストビールのフクロウのシンボルが。驚い

          コニサーのバーバス一日ツアーと、井川、そしてマスターの採点作業

          インド、台湾のウイスキーから沖縄、宮古の泡盛、ウイスキー、そしてラム、ジン…

           先週月曜日(25日)にインドのポールジョンのテイスティングセミナーを、日本橋の国分本社で行い(社内の営業担当社員向け)、一度夕方、事務所にもどって、一週間の留守の間の段取りなどを決め、26日の火曜日は12時に新宿のパークハイアットホテルに行き、1時からこんどはカバランのローンチイベントでトークショーを行う。  これはカバランの日本での代理店が日本酒類販売に変わったことを記念するイベントで、台湾からはリー総経理も駆けつけていた。私が担当したのは、途中のトークショーで、20分

          インド、台湾のウイスキーから沖縄、宮古の泡盛、ウイスキー、そしてラム、ジン…

          ポールジョンとカバランのテイスティング、そしてマスターの二次試験

           この3連休も検定テキストの校正と、週明けのセミナー、沖縄・宮古取材の準備に明け暮れた。検定テキストは5年ぶりの大改訂で50~60の新規蒸留所の原稿を書き、その校正、そして画像選びなど膨大な作業をこなさないといけない。3月上旬まで、ほぼ東京にいないため、その間の作業の指示出しを編集スタッフに伝える。刊行は4月末で、これからさらに再校、そして再々校の作業が待っている。  その合間に26日の月曜に行われるインディアンウイスキー、ポールジョンのセミナーの準備も行う。今回は蒸留所所

          ポールジョンとカバランのテイスティング、そしてマスターの二次試験

          ガロアの校了作業と、古稀と20歳の誕生パーティー

           秩父ウイスキー祭から帰っても、息つく暇もないままガロアの校正、校了作業、そして各社とのミーティングが相次いでいる。この3連休の初日23日(金)にはウイスキー検定の1級会場試験が、東京と大阪で行われるし、翌24日の土曜日にはスクールで、旅するウイスキー、ウイスキートレイルの第4回目のガイアフロー静岡のテイスティングセミナーが行われる。さらに翌日の日曜日は昼の1時から夕方5時までマスターオブウイスキーの2次試験である。  その準備にも分刻みで追われていたが、もうひとつ、来週月

          ガロアの校了作業と、古稀と20歳の誕生パーティー

          新しく一般社団法人の設立と、秩父ウイスキー祭

           横浜フェスが終わって休む間もなく、先週は連日ガロアの原稿、マスターオブウイスキーの問題作り、そしてミーティングに明け暮れた。決めなければならないことが山のようにあり、その遂行に一日の大半を費やしている。  そんな中、2月17日に70歳の誕生日を迎えた。その日が土曜日だったため(?)、前日の金曜日には西麻布の長野屋のH君が、シャンパンを持ってお祝いに駆けつけてくれたし、スタッフからもシャンパンと、お花をいただいた。長野屋のH君はここ20年、毎年誕生日にシャンパンを持ってきて

          新しく一般社団法人の設立と、秩父ウイスキー祭