犬養毅に思いを馳せる
今日は5月15日。
五・一五事件の日ですね。
犬養毅首相は国民から人気があり選挙では毎回当選。
演説の名手で、言葉の力で人を納得させることができる、いわば「メンタリスト」。
そんな彼が首相となり、テロ(軍のクーデター)の犠牲になってしまいました。
2度の「護憲運動(憲政擁護運動)」の中心となり、言論による政党政治を守ろうとした彼が、問答無用の暴力によって命を落としたことはなんとも皮肉なことです。
犬養毅内閣が「戦前最後の政党内閣」になってしまったのも不思議な因縁です。
「話せばわかる」「問答無用」。犬養毅と犯人の最後のやり取りと言われていますが、実際はもっと複雑だったようです。
「演説の名手」の言葉を聴いてしまうと、説得されてしまいかねないという恐れから「話をさせない」という判断がなされたとか。
そして、銃弾に倒れた犬養毅の本当の最後の言葉「今撃った男たちを連れてこい。よく話して聞かせるから。」
瀕死の状態でそんなことが言えるのか、真偽はわかりませんが、犬養毅なら言いそうですよね。
心を揺さぶる演説と、それに見合う決断、行動が政治家の文字通り「生命線」なのだと思います。
岸田さん、どうですかね?
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