マコト@パブリックの人と組織のコーチング

合同会社ローカルドア代表 | コーチング&人材育成&組織開発トレーナー | ひとり親家…

マコト@パブリックの人と組織のコーチング

合同会社ローカルドア代表 | コーチング&人材育成&組織開発トレーナー | ひとり親家庭で育ち、小学校不登校と高校中退を経験。立教大学を卒業、川崎市役所に12年勤めた後に独立。ORSCC,LCP認定プラクティショナー https://www.k-localdoor.com/

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コーチングに見る夢と可能性~私が公務員を辞めて独立を選んだ理由~

私がコーチングに出会い学び始めたのは2019年なので、5年もの年月が経っていることになります。ズブズブと少しずつ沼にハマって抜け出せなくなり、いよいよ独立した…というところまで来てしまいました! ここでいったん、自分がなぜコーチングという道を選んだのか。何を夢見てこの道を進んでいるのか。改めてそのあたりを書いてみます。 不安と劣等感の深い霧の中にいた10代ときどき他の記事でも書いていますが、小学校で不登校、高校は中退をしていました。小さい時から母子家庭でもあり「成人男性」

    • 会ったことはないけど最も影響を受けたアーノルド・ミンデル博士の訃報を聞いて。

      少し違う話から入ってみます。 小さい子どもの認知能力は自動的に成長しますよね。うちの子はこのところ顕著な発達のタイミングで、ママと興味深い話をしていました。 歯磨き中でうがいをするママに向かって、 「ねぇ、ねんねしたいよ!」 「ねんねした後にうがいしようよ!!」 と。、 面白いこと言うな…というのと同時に、「ついに時間感覚を獲得したんだな」とも感じました。人間に自動的に生来備わった理性、空間と時間への認識能力。いわゆるアプリオリな純粋理性、その時間について。 そ

      • マジで自分の人生を変えたコーチングの関わり3選

        私もコーチとしてコーチングを提供するだけでなく、日々技術向上も含めて切磋琢磨しているわけですが、そうすると自然と自分自身がコーチングを受ける機会も非常に多くなってきます。 そしてふと、「コーチングの価値はこうだよ」ということをお伝えしようとするより、自分がコーチングに関連して受けた衝撃体験を書き出してみた方が早いのではないかという気がしてきました。 そんなわけで、今回は特に私の人生にインパクトのあったコーチングの出来事をいくつか書いてみます! 認知ゴリラアタック→独立を

        • 説教臭い人にならないために気を付けたいこと。

          私が「共にいられないもの」を一つあげるとしたら、説教というのがあります。この前、人にちょっとしたお説教じみたことを言われて怒ってしまいました。そのくらい色々なものが刺激されてイライラしてしまいます。汗 とはいえ私自身もですが、少しずつ年齢が上がってくると場面によっては「説教できる側」に立ってしまう、というのも事実です。まあそういう場面になると、「説教したい欲」みたいのが湧いてくるというのは、それはそれでよく分かりますw 一方で説教なんてしてる間は快楽かもしれませんが、結果

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        • マコトの「システムコーチング®の旅」
          16本
        • マコトの「コーチングってなんだ?」
          45本
        • 公務員からの独立・定点観測
          23本
        • 自治体職員エンゲージメント
          21本
        • マコトの不登校・中退体験記
          5本
        • KLDマガジン
          12本

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          あなたのライフパーパスは何ですか?

          最近は「パーパス」という言葉をよく見かけますね。一昔前はビジョンでした。何が違うかというと厳密な定義というより含まれるニュアンスの問題だと思われますが、”ビジョン=目指す状態”からさらに一段上に行って、”パーパス=自分自身の生きる意味”というあたりに目線があります。 これは意外と大きな違いで、ビジョンだと外側の成果みたいな感覚がありますが、パーパスはあくまで自分起点です。自分は何者なのか。自分はなぜ生まれてきたのか。自分が生きる意味はどこにあるのか。 論理的な答えのありよ

          あなたのライフパーパスは何ですか?

          独立してもうすぐ半年!やっと潤いを回復し始めるキャッシュフロー

          さて今年頭から独立してやってきて、いよいよ半年という節目が近づいてきているところです。 3ヶ月目の頃はキャッシュフローというカベを実感したりしていたのですが、ようやくそこの壁を抜け始めたなというところです。 今回はそんなお金周りのことについて振り返ってみます! 独立から仕事の本格スタート&現金化までは半年程度かかったこれはどんな業態によるかも影響するとは思いますが、人材育成や組織開発のコーチ&ファシリテーター業がメインの私の場合、独立から安定的なフィーの現金化まではだい

          独立してもうすぐ半年!やっと潤いを回復し始めるキャッシュフロー

          副業の限界はどこなのか?

          最近は色々なシーンで副業というのもメジャーになってきましたよね。民間企業だけでなく、公務員でも少しずつオープンになりはじめています。 ちなみに副業禁止の自治体であっても、総務省の見解でもNPOかつ個人に対して無報酬であれば規制の対象外です。この辺りは調べると色々ありますが、今回は割愛します。(※副業全面禁止は裁判になったらどう言い訳するつもりなのか個人的には謎ですが…) 自分も実際に、本業ではないNPO団体での業務などを通じて色々と試しながら新しいキャリアを模索して結果と

          なぜ誘導的に成長させてはいけないのか?思いやりから関わるコーチング

          基本的にはコーチングの本ではありますが、そもそも子どもや社会人などへの教育も含めた、対人支援全般に関する問題提起でもあります。 まずひとつのアプローチを「誘導型のコーチング」としています。そこでは「外部からの期待への対応」のため、「迅速な問題解決」目指し、「不安や義務感といった防衛的反応」を引き起こすことで相手の行動変容を引き起こします。ところがこれはストレス反応を引き出し変化が持続しません。 一方で「思いやりのコーチング」では、「自分自身のありたい姿の体現」のため、「自

          なぜ誘導的に成長させてはいけないのか?思いやりから関わるコーチング

          公務員から独立して日常に起こったちょっとした変化

          独立すると当然ですが色々な変化が起こります。お金、仕事、交友関係…とにかく枚挙にいとまがありません。 そんないわゆる大きな変化もたくさんあるのですが、自分でも驚くような日常的な変化もあります。今回はそこから特にびっくりした変化を3つあげてみます。 朝が気持ち良い諸先輩方から「独立すると朝が気持ちよく起きられる」と時々聞いていたんですが、「またまた、そんなことあるかい」って思ってました。私の朝の弱さは我ながら筋金入り。そんな仕事を変える程度で左右されるはずがありません…。

          公務員から独立して日常に起こったちょっとした変化

          キャリアチェンジのときに用心したい人と情報

          前回は実際に自分が公務員からの独立という、大きめのキャリアチェンジを決意するまでのいきさつを書いてみました。 文字にするとあっさりとした感じになりますが、実際はとても書ききれない色々な葛藤があった気がします。(もう喉元過ぎて忘却気味ですが…) その中で、やっぱり色々な情報に触れることと、「人との関わり」がとても大事でした。前回は私にとって納得感のあるキャリアチェンジへの後押しをしてくれた方々のことをメインに書いてますが、今回は逆に、「キャリアを変える!」という時に気をつけ

          キャリアチェンジのときに用心したい人と情報

          実際のところ、自分はどうやってキャリアチェンジしたのか?

          私は自治体職員からコーチングをベースとした人材育成・組織開発で独立するという、結構大々的なキャリアチェンジをやっています。(とても満足度の高い選択です。) そして最近は転職や独立に向けたご相談をいただくことも多いです。そういった方に向けた生々しい情報の一つになればというのも込めて、自分がどうしてそんな大それたキャリアチェンジをすることになったのか、振り返ってみたいと思います。 仕事で行き詰ったときに引っかかった検索ワードちなみに今でこそコーチングをして「感情ガー」とか言っ

          実際のところ、自分はどうやってキャリアチェンジしたのか?

          これからの自治体の人材育成で必要なこと

          最新のデータを見ても自治体職員の、特に若手中堅の離職に歯止めがかからない状況です。 さらに人口減少が進む以上、人手不足はこれからどんどん増していきますし、また私の前職在籍中の体感からしても、「本当は公務員を辞めたいんだ」という潜在的な退職者層はまだうじゃうじゃいる、というのが実情と思われます。 そんな中ではエンゲージメントを高めていくというのももちろん重要です。 一方で、今までのように行財政改革で人減らしをするというのと異なり、否応なしにますます少数精鋭で組織運営をしな

          これからの自治体の人材育成で必要なこと

          コーチングでネガティブな感情をどこまで取り扱っていいの?

          ネガティブな感情が苦手・・・という方は多いのではないかと思います。私も日常生活においては、「ふりかけにして食べたい」と思うほどネガティブ感情が好きというわけではありません。 一方でコーチングという場においては、ネガティブな感情はどのように取り扱わるものなのでしょうか?コーチはどのように向き合えばいいのか、またクライアントはどこまでネガティブな感情を打ち明けてよいものか。 もちろんコーチングは成長や目標達成などを目的として行われるものです。そのためうつ病などの病気の治療につ

          コーチングでネガティブな感情をどこまで取り扱っていいの?

          働くことを苦しくしているのは何者なのか?

          最近は若い人ほど転職への決断も早かったりもしますが、その理由も単に「年齢的に労働市場で有利だから」というだけとも言い切れません。 上の世代を見て、会社組織の中で疲弊し、かつ定年後は行き場を失うその姿に、ゾっとするような恐怖を感じていることもあります。こういった閉塞感の中にいることそのものが怖いのです。 ここには「労役という義務で人生を消費したくない」とも言える恐怖があります。そしてその裏を返せば、「より自由にイキイキと働きたい」といった健全な願いや欲求も見え隠れしています

          働くことを苦しくしているのは何者なのか?

          公務員から独立するときに気にしておきたいポイント

          このnoteでも何度か取り上げていますが、公務員からの転職も珍しくなくなってきました。そして私自身もですが、転職ではなく独立の道に進む人も増えていますね。 直近では自治体でもアルムナイ(卒業生=退職者)採用をはじめる動きもあり、出戻りも含めてキャリアの多様性が増えそうな流れになっていますね。※都庁版アルムナイ採用制度 さて今回は公務員からの独立を検討してみたいなという方向けに、実体験からちょっと役に立ちそうなことを書いてみたいと思います。 「自分は何者か?」への答えを握

          公務員から独立するときに気にしておきたいポイント

          チームづくりに困ったらどうしたらいいの?

          チームづくりって、本当に難しいことだと思います。外側から良いように見えても、内側は必ずしもそうではない。一時的に状態が良くなっても、すぐに均衡は崩れていく。もちろん正解なんてものはない。 私もシステムコーチやファシリテーターとしてチームに関わらせていただくことはあるので、そういう意味での知恵と経験は多少なれどあります。一方で、自分がチームの内側にいるようなときには、当たり前ですが外側から介入するのとはまた違うリアルな四苦八苦がありますよね。 当事者としては至らぬ点ばかりで

          チームづくりに困ったらどうしたらいいの?