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中華が恋しい今日この頃、台湾料理店で食べた料理の写真を並べてみた

 ここ最近、何週間も、中華料理が恋しい日々を送っています。

 そんなことを言うと、まるで中華をまったく食べていないように聞こえますが、実は、週に1回のペースで、お腹いっぱい食べているのです。それなのに恋しいなんて、なぜでしょうね。夏の終わり、秋が訪れようとしているからでしょうか。なんつって。

 韓国ソウルでも、中華料理店は至るところに点在しています。

 しかし、その多くは韓国生まれの中華料理であるチャジャン麺(짜장면)やチャンポン(짬뽕)を中心としたメニューで、本格中華とは異なります。

 私が求めているのは、本場・・・とまではいかないまでも、できる限り、本場に近い中華料理。ということで、台湾の方が腕を振るうお店へお邪魔しました。

 今回は、そのお店でいただいた料理の写真をまとめています。

 ちなみに、このお店の隠れポイントは、お皿です。普段韓国ではお目にかからないような、アンティークの香りがする可愛らしいデザインは、料理が運ばれてくるたびに目を惹きます。


◆点心(딤섬)

<手作りエビシュウマイ>
中華といえば、やはり点心です。なかでもエビシュウマイはプリプリとした食感とエビの甘さがたまりませんでした。
<手作り肉シュウマイ>
肉が主役なだけあって、パンチのある食べ応え十分のシュウマイでした。また、細かく切ったタコ(おそらく)が入っているようで、食感も楽しかったです。
<小籠包>
肉汁とスープをたっぷり含んだ小籠包は、いつ食べても魅力的です。

◆豚耳の冷製五香和え(오향귀무침)

料理名の오향귀무침を直訳すると、「五香・耳・和え物」になります。料理名にもあるように、ゼリーで固めてスライスした豚の耳が入っているのが特徴です。肉の上には白ネギ、下には叩いてぶつ切りにしたキュウリ、青唐辛子、スライスにんにくが隠れています。
お皿の端には大好きなピータンが添えられていました。食べる度に、見た目の(グロさの)割にはおしとやかで、深い味がするよなあと感じます。
昔は、様々な香辛料を使った、いかにもザ・アジアンな料理は苦手でした。それがいつからか懐かしい味へと変化するのですから、食というのは不思議なものですね。

◆乾烹鷄(깐풍기)

みんな大好き、鶏肉の甘酢ソースかけです。柔らかくてジューシーな鶏肉に、甘酸っぱいソースが絡まってとても美味しかったです。何気にポイントだと感じるのは、細長く切ったタケノコです。食感がたまりません。

◆麻婆豆腐(마파두부)

麻婆豆腐は韓国でも定番の中華料理です。木綿豆腐も良いですが、麻婆豆腐にはこのとろっとろでつるっとしたのど越しの絹ごし豆腐が合いますね。
四川の麻婆豆腐とは異なり、刺激は少なく、非常に食べやすかったです。これが台湾式なのでしょうか。量はそれなりにあったはずですが、すぐに無くなってしまいました。


◆台湾式冷麺(대만식 냉면)

韓国冷麺も良いですが、個人的には中華冷麺の方が数倍好きです。具の下には、シャーベット状のスープと麺が入っています。麺はコシが強い太麺で、チャンポン麺に近かったです。
エビの下にあるピーナッツバターが見えますか。中華冷麺を好きな理由が、これです。ピーナッツバターって、最高ですよね。

◆台湾式炒飯(대만식 볶음밥)

台湾式炒飯ということで注文しました。一体何が台湾式なのか・・・あの、赤くて甘いソーセージが入っていたからでしょうか。細かく刻まれたソーセージは、口の中で懐かしい香りを醸し出し、1度しか行ったことのない台湾に、なぜか帰りたくなりました。

◆海鮮大皿チャジャン麺(해물쟁반짜장)

最後は、中華料理というよりは、中華の分類に入る「韓国料理」のチャジャン麺で締めたいと思います。料理名のへムルチェンバンチャジャンにあるチェンバン(쟁반)は、料理を乗せる「お盆」を指します。つまり、それくらいの大皿に盛られてくるのがチェンバンチャジャンです。食べる前に混ぜ合わせる一般的なチャジャン麺とは異なり、最初から混ぜ合わせた状態で運ばれてきます。
個人的には、焼きそばを食べたいけれど美味しい焼きそばが見当たらない!というときに、チェンバンチャジャンを注文します。麺とチャジャンソースと合わせて軽く炒めたチェンバンチャジャンは、甘い焼きそばに似ているのです。微妙な差ですが、普通のチャジャン麺では、この味は出せません、ええ。


(おわり)


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