まつばらあや

理学療法士・イラストレーター(https://ayamatsubara.net/)二十…

まつばらあや

理学療法士・イラストレーター(https://ayamatsubara.net/)二十四節気の画像をみんフォトで共有中。自宅のリビングルームで季節を感じながら色々作っています。二十四節気、シュタイナー、ユング心理学、十牛図、東洋医学を探求中。ボディワーク講座も開催しています。

マガジン

  • Body work講座 & お話会

  • 水との対話 -water color-

    シュタイナー教室のにじみ絵や、二十四節気の水彩画など。 水彩を通して自分の中の水との対話を試みています。

  • SEE Learning

    SEE Learning (https://www.seelearningjapan.com/)という教育プログラムのエッセンスが詰まったプレイブックのイラストを、ご縁があって担当させていただきました。 日常生活の中での実践やワークショップ・イベントなどの様子を発信しています。

  • 週刊・フランス滞在記

    【毎週金曜日に配信中】 2019年11月から2020年3月までフランス南東部のグルノーブルという地方都市に滞在。 ストライキあり、コロナありの賑やかな現地生活を満喫しつつ、スイスやドイツ、オランダなどヨーロッパ各地を巡りたくさんの景色や人との出会う。その中で探究した暮らしの美【Art de Vivre】を綴った回想記です。

  • 一日一描

    100日間、なんでもいいから一日に一描き。 描くことを日常の一部にするためのプロジェクト。 2020年から毎年やっています。

最近の記事

自分に還るための魔法の言葉|裏の畑Body work部

月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody workを担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 4月9日・清明。 あらゆるものがクリアに、輝いて見える時期。春の激しさが落ち着いてようやく春爛漫という感じですが、同時に、眠くなったり、なんとなくぼーっとしてやる気が出なかったり、消化不良感があったりしやすい時期でもあります。東洋医学の世界ではこれらの症状を「春困」といいます。読んで字の如く、という感じですよね。 前半部分では、五行論的に、これらの春

    • 絵は心の変遷を写す|裏の畑美術部

      4月9日は、月に一度のシュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。 この日の水彩の課題は・・ 熊さん。 熊は昨年の初冬にも描きました。 昨年は、これから冬眠の入るぞという熊の姿。たくさん栄養を蓄えて、越冬する準備をしています。今回は、春を迎え穴から出てきた熊の姿です。近くには子どもたちの姿。子どもを守るぞという気概だったり、ほのぼのと見守る眼差しだったり、生き生きと楽しんでいる喜びだったり。 並べてみると、冬にたった一人だった時とはまた違った、それぞれお母さんに

      • ホッと小さな満足を味わう

        本日より小満がはじまります。 陽気がよくなり万物にエネルギーが満ちあふれ、草木に枝葉が豊かに茂る小満は、農家さんが作付けがひと段落してホッと満ち足りる頃とも言われています。わたしたちも新年度の緊張が解けてきて、少し疲れを感じる頃でもありますね。 そんな時はちょっとひと呼吸。 暑い夏がくる前に、ここまで頑張ってきた自分を労ってあげましょう。ホッとする時間が持てると、疲れをきちんと感じることができます。現代では「疲れ」をネガティブに捉えることが多いですが、本来は古いものと新し

        • 立夏のふり返り|ひたむきさを感じましたか?

          本日で2024年の立夏が終わります。 立夏のテーマは「ひたむきさに寄り添う」でした。 夏は春に発したものを成長させる時期です。立夏はそんな夏のはじまり。ひたむきに、上へ上へ伸びていこうとする夏のエネルギーを感じられる時期でした。 わたしはこの時期、昨今悩んでいた婦人科系の不調が少し軽快方向に向かってきて、これまでセーブしてきたあらゆることを「やりたい!」という気持ちがたくさんやってきました。けれど、あれもこれも・・と横方向に可能性を芽吹かせるのは春のお仕事。夏は今あるもの

        自分に還るための魔法の言葉|裏の畑Body work部

        マガジン

        • Body work講座 & お話会
          48本
        • 水との対話 -water color-
          94本
        • SEE Learning
          8本
        • 週刊・フランス滞在記
          157本
        • 一日一描
          3本
        • 家族自由研究部 MatsubaLab.
          110本

        記事

          ひたむきさに寄り添う

          本日は立夏。暦の上では夏の始まりです。 春が冷たい大地を突き破り陽気で満たすという大役を終えて、季節のバトンは夏へと渡りました。春、大地を突き破るために使われた陽の力は、夏になると植物たちをまっすぐ上に向かって成長させる力へと変わってゆきます。 そんな陽の力が一年でもっとも強く、あらゆるものが眩しいばかりにキラキラと輝く立夏は「光の夏」とも呼ばれています。ゴールデンウィーク真っ只中。穏やかで明るい初夏の光は、初夏の若い緑で彩られた野山や草木をキラキラと輝かせ、薫風が、その木

          ひたむきさに寄り添う

          穀雨のふり返り|どんな仕事場をつくりましたか?

          本日で2024年の穀雨が終わります。 穀雨のテーマは「仕事場をつくる」でした。 穀雨とは穀物をうるおす恵みの雨。 春の爆ぜるエネルギーをなだめるかのように、春雨が降り注いできます。わたし達人間も、夏を前にちょっと気持ちを落ち着けて、仕事場や家庭など、自分の畑を眺めてみる時です。 そこでどんな営みを育てたいのか? そのために必要なのもの、ことは何か? 穀雨の最後に、今一度身の回りを見渡して、そう自分に問いかけてみませんか?問いを重ねるごとに、自分のフィールドが整い、やるべ

          穀雨のふり返り|どんな仕事場をつくりましたか?

          仕事場をつくる

          穀雨は春耕。田畑を起こす時期です。田んぼや畑の準備が整うと、そこを満たすかのように柔らかな春の恵みの雨が降り注ぎます。変わりやすい春の天気は安定し、日差しからは夏の訪れを少しずつ感じられるようになります。 春の終わりを告げる雨・穀雨は、横に広がろうとする春の力を上に向かって生長する夏のエネルギーへと変容させます。無限に広がっていくエネルギーを日々の営みを受け入れ育む「仕事場」という限られた所に集中させることで自分の畑にしかない作物が育ってゆきます。 仕事場という自分の畑で

          仕事場をつくる

          清明のふり返り|のびのびと広げてみましたか?

          本日で2024年の清明が終わります。 清明のテーマは「のびのびと広げてみよう」でした。 陽気がググッと春らしくなってきて、冬にはまだ種の状態だった草花たちも芽吹き、その命の形がはっきりとしてくる清明。わたしたち人間も、徐々に眠りから覚めて存在感や今すべきことが徐々にはっきりしてくる時です。 今年はあまり体調が万全ではないものの、自分が本当にやりたいことのために外に出ていった方が良い時期だなと感じています。ここ数年は家族や身の回りの人のために時間を使ってきたところが大きいの

          清明のふり返り|のびのびと広げてみましたか?

          ストレスを感じたその時。わたしは何をしている?|裏の畑Body work部

          月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody workを担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ さぁ、この日もまず季節の養生のお話から。 3月12日・啓蟄。 陽気につられて虫たちが穴から這い出てくる時期、啓蟄。わたしたちも内側から小さな生命力の目覚めを意識しやすい時です。さて、そんな晴れ晴れとした空気を感じる春ですが、実はこの時期「抑うつ」状態になりやすいのです。 一体なぜでしょう? 「あぁ、よく寝た〜」と背伸びをして内から外へと出てければ良

          ストレスを感じたその時。わたしは何をしている?|裏の畑Body work部

          他者はわたし一人では見えない世界へ連れて行ってくれる|裏の畑美術部

          3月12日は、月に一度のシュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。この日の水彩は、自分が描いた作品へ他者に筆を入れてもらうという面白い経験をさせていただきました。 そうしたら、次に、お隣の席へ。他のメンバーが描いた絵にみえてきたものを描き足していきます。人の絵に筆を入れるって普段あまりやらないので、いいのかな、と少しドキドキしながらも相手の絵に敬意をはらって一筆また一筆と入れていきます。 わたしの絵もどんどん変化していて・・ 他のお二方の素敵な作品も。 陰陽か

          他者はわたし一人では見えない世界へ連れて行ってくれる|裏の畑美術部

          のびのびと広げてみよう

          春の真ん中・春分を過ぎ、春の終盤である晩春に入りました。 清明とは「清浄明潔」という言葉の訳語。これは万物が清らかで明るく生き生きとした様子を表しています。春分から春の気が優勢となり、今まで冷たい地(冬の力)を打ち破ることに使われていた力が解放され、大気中へと広がっていきます。冬を耐え抜いた蕾が開き、地からは芽が出て、春爛漫という空気に包まれます。 生命力を気持ちよく開花させる清明の植物たちのように。 わたしたちも、のびのびと内にあるものを外へ広げてみましょう。 内にある

          のびのびと広げてみよう

          春分のふり返り|行動に起こしてみましたか?

          本日で2024年の春分が終わります。 春分のテーマは「行動を起こしてみる」でした。 3月20日の春分の日を境に、夏至に向けて陽気が優位になってきます。今まで水面下にあった物事が顕在化したり、現実化しやすい時です。そのスタートの構えをつくる春分のシーズンは、「まずやってみる」ということが大切だということをお伝えして来ました。頭の中に漂わせていることを何でも良いので体を通して行動にしてみる。今すぐには形にならないかもしれないけれど、このトライしていく姿勢がこの一年を形づくってい

          春分のふり返り|行動に起こしてみましたか?

          十牛図の修了式|裏の畑Body work部

          月に一度のシュタイナーの絵の教室「裏の畑」。わたしは後半のBody workを担当しています。前半の美術部の様子はこちら↓ 2月13日・立春。 この日も、毎月恒例、季節の養生のお話から。 いよいよ暦の上では春が始まり、冬至の時期と比べると陽の力の働きを感じられるようになってきましたが、春の始まりといえど、立春の陽気はまだ生まれたてほやほや。中医学では春分までは陽気はもらさずに過ごすのが良いとされています。また、春は風が強くなるので風邪から身を守らなくてはなりません。 この

          十牛図の修了式|裏の畑Body work部

          丸と四角の衝動|裏の畑美術部

          一月以上も前になりますが、2月13日は、月に一度のシュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。やっとふり返る時間が持てたので、朧げな記憶を手繰り寄せながら書いてみます。この月も前月に引き続きデッサンの課題からスタート。 前回の記事はこちら。課題は球形でした。 今回は直方体。 緩やかにグラデーションしながら境界が移り変わっていく球形と違い、直方体はあるところからパキッと境界が切り替わるのが描いていて面白かった。 女性性的な衝動(球形)と男性性の衝動(直方体)の違いの

          丸と四角の衝動|裏の畑美術部

          行動を起こしてみる

          昼と夜の長さが等しくなり、冬至から増してきた陽の力が、ここから夏至にかけて陰の力よりもまさっていきます。今まで水面下で動いていたこと、冬の間に寝かせてきたものが現実の世界にあらわれてくるときです。立春に「兆し」として感じていたものが、行動していくことで結果や意味がみえてきやすくなります。 この春、新しく始めることはありますか? そのためにまず、何から手をつけますか? まだはっきりとわからないよ、と言う方もいらっしゃるかもしれません。そんな時はどんな小さなことでも良いので、

          行動を起こしてみる

          啓蟄のふり返り|内側から湧き上がってくる力を感じましたか?

          本日で2024年の啓蟄が終わります。 啓蟄のテーマは「はじまりの兆しと衝動の力」でした。 陽気がよくなり、虫たちも冬眠から目覚めて穴から這い出てくる啓蟄。 わたしたちの心身も内側から小さく湧き上がってくる衝動の力を感じられる頃です。明日からの春分になると冬の風と春の風のせめぎ合いが止んで、いよいよ本格的に春が、新しい一年が始まっていきます。 啓蟄はその前に生まれ出でてくる兆しや力を丁寧に感じてあげる時です。 わたしの啓蟄の期間はとにかく忙しかった(って、最近いつも書いてい

          啓蟄のふり返り|内側から湧き上がってくる力を感じましたか?