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【西武ライオンズ 今日の見どころ】ルーキー武内がホークス戦初登板 若林と緒方、古賀と仲田は同級生 

●福岡出身ルーキー武内 少年時代はホークスファン

【3日◇ライオンズ‐ホークス7回戦(ベルーナ)18:00】
わずか1週間前、プロ野球史上5度目となる同一カード3連戦3試合連続サヨナラ負けをした相手、福岡ソフトバンクホークスをベルーナドームに迎える、きょうからの3連戦。

ここまでホークスとは6試合対戦して6連敗。4月28日の記事(ホークス相手に開幕5連敗だと 73年ぶりの屈辱)でも紹介したが、開幕からのホークス戦6連敗は、開幕10連敗(4引き分け挟む)した1951年以来、73年ぶりだ。

きょうも敗れて、ホークス相手の7連敗となると、「開幕からの」の条件を外しても、1970年以来、54年ぶりのこと。球団が埼玉に移転してからは、初めての屈辱になる。

そんな状況下で、カード頭の先発を託されたのが、福岡県出身のドラフト1位ルーキー武内夏暉だ。少年時代は地元ホークスのファンだった武内にとって、公式戦での初対戦になる。

すでに練習試合では、2月28日のホークス戦に先発。このときは3イニングを投げて、山川穂高の2ランと甲斐拓也のタイムリーで3失点と、初めての対外試合で、武内は「プロの洗礼」を浴びることになった。また、この試合では柳田悠岐、近藤健介が出場していなかった。今回はあらためて12球団最強打線との対戦になる。

再来週の金・土・日には、再びホークスとの3連戦が、みずほpaypayドームで予定されている。週5試合のスケジュールが続くなか、次回武内に地元凱旋登板の機会が巡ってくるかどうかは、きょうの投球内容次第かもしれない。

●若林、古賀の同級生になる育成三銃士のふたり

武内とはまた違った意味で、この対戦カードに、特別な感情を抱いているかもしれないのが、今シーズンの開幕前に支配下登録されたホークスの仲田慶介と緒方理貢だ。仲田はライオンズの古賀悠斗と、福岡大大濠高の同級生。緒方は若林楽人と、駒澤大の同級生なのだ。

高校時代の仲田は、古賀と三浦銀二(現・横浜DeNAベイスターズ)のバッテリーが全国的な注目を集めるなか、目立つ存在ではなかったが、福岡大に進学後、強肩で注目を集めるようになった。

緒方のほうは、大学1年生からリーグ戦に出場。レフト、ライトを守り、センターの若林と一緒にプレー、4年生のときには、若林がキャプテン、緒方が副キャプテンを務めていた。

若林がドラフト4位、古賀が3位で指名されたのに対して、緒方は育成5位、仲田は育成14位での指名だった。当然、支配下でプロ入りした同級生に、いつか追いついてみせるとの想いがあっただろう。

反対にライオンズのふたりからすれば、ひと足早く1軍の舞台で、より多くの修羅場を経験してきた自負があるはず。その差をたやすく埋められるワケにはいかない。

ライオンズの先発が武内なので、きょうは炭谷銀仁朗のスタメンの可能性が高いが、こうした同級生たちの、互いに負けてなるものかとの感情がぶつかり合い、火花を散らす対戦になることを期待したい。




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