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50週

この記事を公開したら

「50週連続投稿!」

というメッセージがパソコン画面に表示されるはずである。

50週、すなわち1年近く毎週何かしら書き、noteに載せ続けたことになる。最初はフェリー旅行記や下手の横好き写真、うどん店レポートなどを載せていたが、そろそろネタ切れかというところで大河ドラマ「光る君へ」が始まり、その感想で延命できた。最初は展開に夢中、やがてちょっとした違和感を持ち、それが次第に広がっていく過程まで記録してしまった。

テレビ番組や読書で得られた発見や思考過程記録を綴るのに、noteは最適なフォームである。

noteは「ユーザーに放置させない」ための工夫に熱心という印象がある。様々な「バッジ」や、連続投稿で表示される数字など、往年の夏休みラジオ体操カードのスタンプを思わせる。

その一方で「スキ」という評価制度は励みでもあり、時に刃でもある。ハート型の上はやわらかい曲線だが、下は時に鋭くとがっていることに呼応している。

何気なく書いた記事を公開したら10分もしないうちに「1」が表示され、あっという間に2桁に達することもあれば、情熱を傾けて長い文章を書いて公開しても1日近く「数字なしのハートマーク」状態が続くこともある。後から公開された、フォローしているライターさんの記事下ハートマークに7や8の数字がつく一方、こちらの記事は数字なしのハートマークが何時間も所在なげに浮かんでいる様はやるせなくなる。

ひと様に読んでもらうことが目的ではなく、それこそウイカさんのセリフにあった通り、自分のために書いているはずなのだが。過去いくつかの掲示板やブログを手掛けた時期もあったが、”招かれざる客”に執拗にアクセスされたり、陰で悪辣な言葉を吐かれていたりが繰り返され、心を病みかけたこともあったので、「多くの人に見られる」怖さには懲りているはずなのだが。noteの運営にうまく操られているのだろう。

これまでに取り上げた話題では、テレビ番組「空から日本を見てみよう」や雑誌「暮しの手帖」について取り上げた記事に20前後のスキをいただけて、とりわけ嬉しかった。好意的に読んでくださった皆さまに、改めてお礼申し上げたい。
お目を止めていただきありがとうございました。

枕草子。
暮しの手帖。
啄木短歌。
空から日本を見てみよう。

改めて並べてみると、わが好みが如実に反映されている。
人の心の機微や不条理を描くものよりも、様々な暮らしぶりや世相を掬い取り、ユーモアを交えて表現するものが好きなのだ、私は。

noteは文筆のプロの方も使っている。
有料記事で収益をあげる方も多数おいでである。
どうしても細々と説明したくなり、文章が長くなりがちな私は、文筆の才能をあまり持ち合わせていないという現実もまた突きつけられる。

…仕方がないか。
どうぞ今後とも、よろしくご贔屓お願いいたします。



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