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#02放送大学の現状と課題|認証評価報告書から

現状と課題|『平成29年度 認証評価報告書』(学位授与機構 2017年)から

放送大学の認証評価は付帯意見はありますが、もちろん合格です。
私が思ったより放送大学は大規模な組織でした。教学制度がよく整備されています。でもここに勤務すると考えると、いろいろとたいへんかもと感じました。

※ 大学認証評価制度: 大学の教育・研究の質を保証するために設けられています。文部科学大臣が認証する評価機関が、7年ごとに大学を評価し、その結果を公表します。主な認証評価機関には、公益財団法人日本高等教育評価機構や大学基準協会などがあります

現状:

  • 放送授業、面接授業、オンライン授業の3つの形態で授業を実施し、いつでもどこでも学べる環境を確保している

  • 基盤科目とコース科目に分け、コース科目は導入科目、専門科目、総合科目に区分し、順次専門性の高い科目を配置して体系性を確保している

  • 平成28年度は284科目の放送授業、3,213科目の面接授業、8科目のオンライン授業を開講 👉オンライン授業はまだ途上です。

  • 社会のニーズに対応し、平成25年度に「情報コース」を新設、寄附金に基づく授業科目を開設するなど、多様なニーズに配慮している

  • 放送授業は印刷教材と放送教材で構成され、面接授業は多様な授業形態で指導を行っている 👉印刷教材は市販。学習センター経由だと1割引

  • 平成27年度からオンライン授業を導入し、インターネットの双方向性を活用した多彩な学習指導を可能としている

  • 適切なシラバスが作成され、ウェブサイトで公開されている

  • 基礎学力不足の学生のため、基盤科目や自己学習教材の提供などの配慮を行っている

  • 成績評価基準を学則に規定し、学生に周知した上で、客観的かつ厳格な単位認定を行っている 👉教務委員会で成績の得点分布をチェック

改善点:

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