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【ライブ感想】ALI PROJECT / A級ヒットパレード〜桜恋しや百⻤夜行 豊洲PIT

3月2日(土)に行われたALI PROJECT様(以下「アリプロ」)のライブ『ALI PROJECT / A級ヒットパレード〜桜恋しや百⻤夜行 豊洲PIT』に参戦してきました!

最近本当に金欠で、今回のライブも行くかどうかギリギリまで迷ったのですが、直前になって「やっぱり、ちゃんと行っておかないと気持ち悪いな」という謎意識(調教ともいう)が働き、初めての当日チケット引き換えでの参戦と相成りました。

そのせいか、ほぼ最後列での鑑賞となったのですが、こんなこともあろうかと双眼鏡を持ってきていたので、ボーカルの宝野アリカ様(以下「アリカ様」)を始め、メンバーの顔が思った以上に観れてとても嬉しかったです☺

買おう!双眼鏡!!(特にアフィリエイトとかではありません)

さて、昨年7月に参戦したライブ「A級ヒットパレード〜絶途新時代」では特に感想は書かなかった(その前は書きました)のですが、意外や意外、仲間内から好評をいただいたので、今回も書いてみることにします。

※もしこの記事を読んだ仲間諸君!いいねを押してくれたまえ(・Д・)

※曲の感想は割とフィーリングで、好き勝手言ってますので変なこと言ってたらすいません(;´Д`)


全体のセットリスト

  1. 桜の花は狂い咲き

  2. まだら恋椿外道

  3. ヒッパレOP

  4. 刀と鞘

  5. 阿修羅姫

  6. 波羅蜜恋華

  7. 恋闇路

  8. 六道輪廻サバイバル ショート版

  9. 雪華懺悔心中 ショート版

  10. 阿芙蓉寝台

  11. 泣き虫派ダリ

  12. 衣装替えタイム

  13. 処女懐胎、或いは白骨塔より少女達は飛翔する

  14. GOD DIVA LIVE VER.

  15. 黒百合隠密カゲキダン

  16. リュウコウセカイ

  17. 暗黒天国

  18. 月蝕グランギニョル

  19. 恋せよ乙女

  20. 爆烈勇侠外伝

  21. 天気晴朗ナレドモ波高シ

  22. 以下アンコール

  23. 今宵、碧い森深く

  24. 禁じられた遊び

  25. 聖少女領域

  26. ピアニィ・ピンク

セットリストは好事家ネットさんの以下の物をお借りしております。


個別の曲の感想①

1.桜の花は狂い咲き

初出:『幻想庭園』(1988年)
のっけからデビュー当時の楽曲を引っ提げて登場!この曲が30年以上前のものなんて、信じられますか奥さん?(´ω`)今聞いても全然古い感じはしませんね(流石に言い過ぎ?)

というのも、この頃からワードセンス自体は今と全く変わらないからなんですよね。むしろこの頃の方が直球でワードをぶん投げて来ているので、アリプロの世界観としての純度は一番高いまであります。

歌の内容には、時代背景は明治・大正あたりでしょうか?女郎が舶来人と仲良くなったは良いものの、男は国に帰ってしまい、人形と共にいつまでも待ち続けている的な……どことなく狂気的な雰囲気が漂う、そんな歌です。


2.まだら恋椿外道

初出:『A級戒厳令』(2016年)
『桜の花は狂い咲き』に引き続き、和風な曲のご登場(今回のライブ名からして、さもありなんですね)アリカ様曰く、この曲の主人公は「結核の女郎」とのことですので、世界観的にも繋がっている気がしますね。

個人的にリズムの緩急が分かりやすくて、歌いやすい曲だなと思うのですが、やっぱりカラオケには入っていないんですよね……入れてくれ!頼むから!!(ノシ*`꒳´*)ノシ バンバン


3.刀と鞘

初出:『刀と鞘』(2010年)
西尾維新原作のアニメ『刀語』のOPですね。アニメは未見ですが、和の雰囲気がピタリとあった一曲です。なにげにこの曲、PV撮影が日光江戸村なんですよね。地元(゚∀゚)(というには距離が遠いですが、県は一緒です!)

個人的に、Cメロの「あい おさらばえ」を歌う度に何故か小っ恥ずかしくなりますw


4.阿修羅姫

初出:『阿修羅姫』(2005年)
サンライズのメディアミックス企画『舞-HiME』のPS2用ゲーム『舞-HiME 運命の系統樹』のOPテーマですね。今までアニソンだと思っていたのですが、正しくはゲーソンだったのか……(;´Д`)

この曲、サビの部分でほとんど息継ぎ出来ないんですよねぇ。Aサビ、BサビはまだしもCサビが一番辛い……w

2000年代中頃は『一騎当千』とか『クイーンズブレイド』とか本作とか、今見ると若干「濃い」画風の美少女バトルマンガやアニメとかが多かった印象があります。


5.波羅蜜恋華

初出:『波羅蜜恋華』(2015年)
イントロを聴く度に何故か「鬼帝の剣」が思い浮かぶ一曲。イントロが終わるとそんなことないんですけどねー(イントロの一箇所だけ「鬼帝の剣」のイントロとコードが鬼似てるんですよ、だけに……!

アニメ『落第騎士の英雄譚』(「英雄譚」と書いて「キャバルリィ」と読むらしいです。分かりにくいな……w)のOPテーマですが、例のごとくアニメは観ていないので分かりません!全体的に伸びやかに歌えるので、カラオケでけっこう歌いますねー。


6.恋闇路

初出:『Belle Époque』(2021年)
アリプロにしてはかなり珍しい、イントロにチップチューン的な要素がある楽曲。初めて聴いた時はかなりビックリした記憶がありますw

今回、冒頭の歌詞を春バージョンにしたとのことでしたが(距離の問題もあり)分からず……(´;ω;`)


7.六道輪廻サバイバル ショート版 & 8.雪華懺悔心中 ショート版

六道輪廻サバイバル 初出:『Psychedelic Insanity』(2007年)
雪華懺悔心中    初出:『禁書』(2008年)
MC中いきなり「どっちがいいですか」と謎の投票が始まってざわついた二曲w自分は六道輪廻サバイバルの方に拍手しました(なんか最近のライブで聴いてない気がしたのでw)が、雪華懺悔心中の方が拍手音は大きかった気がしますねー。んで結局ショートでどちらもやることに……

雪華懺悔心中はけっこう海外人気もあるらしくて、数年前のライブでアリカ様が「海外のイベントで『アリプロの曲は何が好きですか?』って聴いたら『ゼッカザンゲシンジュウ!!』って返ってきた」ってお話してたのを今でも覚えています。


9.阿芙蓉寝台

初出:『Poison』(2009年)
アリカ様曰く「中華ホラーで、人気の無い方」とのことw「北京LOVERS」と比べると、そもそも中華感が薄い(多分、これは伴奏のせいだと思いますが)ので致し方ないですが、歌詞のドギツさはどっこいどっこいだと思います……!

……まぁ、個人的に強いて歌うとすれば北京かなー(^_^;)(単に歌い慣れているかの問題)


10.泣き虫派ダリ

初出:『A級戒厳令』(2016年)
イントロのフィルムリールが回るような音と、片倉三起也氏(以下「ミッキー」)の愛猫ダリちゃんの鳴き声がひたすらに可愛いインスト曲。こういうオサレなインストって、たまに聞きたくなりますよねぇ。


個別の曲の感想②

11.処女懐胎、或いは白骨塔より少女達は飛翔する

初出:『Poison』(2009年)
お着替えタイムが終わり、白い衣装に身を包んだアリカ様。見目麗しゅうございます(´ω` )

この曲はまず曲名のインパクトがスゴいですよね。長い上に「処女懐胎」ですからね!パンチがきいているというか、むしろもうパンチしかないというか……w

「少女」「飛翔」とはその通りに考えれば天使のモチーフなのでしょうが、「白骨塔」( = 古さびた塔?)という意味ありげな言葉に、不穏さが見え隠れする歌詞たちを読むと、堕天使的なサムシングを感じてしまいますね(=ω=)

後、個人的にこの曲を聴く度に、『バロック~歪んだ妄想~』というPS1のゲームを思い出しますね。と言ってもプレイしたことはないのですが……なんでなんだろう?


12.GOD DIVA LIVE VER.

初出:『天気晴朗ナレドモ波高シ(通常盤)』(2023年)
通常版より、更に魔笛部がマシマシになったバージョンですね。前々回のライブの時も歌っていたので、何となくお馴染み感があります。

しかし、お着替えタイムを挟んでいるとはいえ、やはりあんなにキレイな声が出せるアリカ様は凄まじい……


13.黒百合隠密カゲキダン

初出:『令嬢薔薇図鑑』(2013年)
シニカルな歌詞が好きなのか、ちょくちょく歌われているイメージが強い一曲ですね。アリプロの曲の中では割と歌いやすいメロディなので、そういった意味でも入れやすいのかもしれません。

全くの私事ですが、自分は未だに『令嬢薔薇図鑑』持ってないんですよね……「いつか買わなきゃなー」と思いつつ、他のアルバム(『血と蜜』とか『愛と誠』とか……)にほとんど曲が入っているので「ま、いいか」みたいな。いつかちゃんと買ってあげなきゃですね(といいつつCDケースに入っているケースもあるので、後で確認しなければ……w)


14.リュウコウセカイ

初出『流行世界』(2014年)
自分が初めてアリプロのライブに行ったのがこのアルバムが発売した時だったので、個人的にめちゃくちゃ思い入れのある曲です(嗚呼!中野サンプラザホールよ……)

曲名の通り「ウィルス」を題材にしているのですが、2014年当時、アフリカを中心にエボラ出血熱がかなり流行ってて一人「やたら時流に乗った曲だなぁ」と思いながら聴いてた覚えがありますw(不謹慎ですね

『流行世界』の楽曲は全体的に声を出しやすい曲が多くて、カラオケで歌ってみたいなと常々思っているのですが、全然入ってくれないのが悲しいですね……いつか入ってくれないかしら(´・ω・`)


15.暗黒天国

初出:『暗黒天国』(2007年)
「ゴリゴリの少女漫画原作のアニメにアリプロ!」という、ミスマッチなようで案外合っている?謎の組み合わせがクセになる一曲。

調べたらけっこう原作の方もドロドロとした展開らしいので、そういう意味では合っているのですが、まぁ確かにコゲどんぼさんの絵柄と対象年齢を考えたら「合わないって言われてもしゃーないよな……」というw

後、個人的にジャケ写を見る度に小林幸子感を感じます……w


16.月蝕グランギニョル

初出:『月蝕グランギニョル』(2003年)
ライブの度に、ほぼ毎回と言っていい程歌われている定番曲ですね!でも、意外にも近年のアルバムとかには全然入っていないんですよねこれ。不思議ー。

タイアップ先の『AVENGER』とバッチリリンクした退廃的な歌詞、歌いやすいメロディ(アリプロ比)と初心者アリプロファンにもおすすめできる一曲ですね。

でもまぁ、こんなヨイショしている本人は『未來のイヴ』の方が好きだったり……(*´艸`*)


17.恋せよ乙女

初出:『恋せよ乙女』(1992年)
『桜の花は狂い咲き』と同じ位、歴史のある曲ですね!間奏の「ハッ!」がいつ聴いても耳に残ります。

それにしても「最近聴いたことがある気がするなぁ」と思ったら二年前のライブでも歌っていたみたいです。長い歴史があると、こういったこともあって面白いですね(*´艸`*)

しかもこの曲、記念すべきアリプロのメジャーデビュー曲にして、お酒のCMソングだったんですよね。そういう意味では、アリプロの曲の中でもとてもエポックメイキングな一曲と言えるのかも。

件のCM。なんだこのエキゾチックな衣装は!?


18.爆烈勇侠外伝

初出:『爆烈勇侠外伝』(2023年)
昨年稼働開始のパチスロ「P コードギアス 反逆のルルーシュ Rebellion to Re;surrection」(長いな!)に提供された一曲。今回のセットリストには合わないから、入れない方が……とミッキーには言われていたらしいですが、アリカ様の鶴の一声で入ったとのこと。

私はパチスロ(というかギャンブル全般)をやらないので分からないのですが、アップテンポなメロディに「覚醒!」とか「爆裂!」とかアリカ様が叫んでいるので、フィーバータイム中とかに流れるんだろうなぁ(´ω`)

この曲は配信限定だし、カラオケにも入ってないので正確な歌詞が未だに分からないんですよね……今年も夏に新アルバムが出るとのことなので、改めてそこに入ってくれればなぁって思います。


19.天気晴朗ナレドモ波高シ

初出:『天気晴朗ナレドモ波高シ』(2023年)
アンコール前の最後の一曲は、割と最近定番曲になりつつある一曲。そんなに好きならカラオケに入れてくださいよ!

日露戦争時の有名な電文が元ネタなので、歌詞やメロディにも勇ましい感じがあって好きですね(特にサビの「発艦!」とか「突撃!」の発声が特徴的で、聴く度「好き……」ってなりますw)

しかし、これだけ盛り上がる感じの曲で、アルバム名にもなっているのにオープニング・トラック(アルバムの一曲目のトラックのこと)ではなく敢えて最後の方にもってきているのには、アリカ様の何らかのこだわりがあるのでしょうか……? うーん、分からん!


20.今宵、碧い森深く

初出:『Romance』(2006年)
比較的長めの拍手からの、アンコール一曲目。ストリングスアルバムからの一曲ですね。どうでもいいですが、私は最近このタイミングで一旦トイレに行きます。

ストリングスアルバムは基本どの曲も好きですが、この曲は、アウトロ部分が一番熱がこもっていて好きですね。曲の中で溜めてきた想いを爆発させるようなロングトーンが、深く耳に残ります。

最近アリプロはストリングスアルバムを出していない(2015年の『Violetta Operetta』が最後ですね。あれは本当に良かった……)ので、そろそろ新作が欲しいところです(楽曲編成的にお金もかかりそうなので、やるとしたらメジャー三十五周年記念あたり……?)


21.禁じられた遊び

初出:『禁じられた遊び』(2004年)
「アリプロといえばローゼン、ローゼンといえばアリプロ」と言ってもいい位『ローゼンメイデン』とアリプロは密接な関係にあるわけですが、ここでとうとう自身のローゼン愛が抑えきれなくなってしまったのか、唐突にローゼンモードに突入したアリカ様。

この曲もリリースから二十年も経過しているわけですが、改めて考えるとアリプロの中でもかなり歌いやすい部類ですよね。そんなに複雑なメロディでもなければ、高音なわけでもなく。アリプロビギナーの方でもかなり歌いやすいと思います。

それにやっぱり『ローゼンメイデン』はけっこう知名度高いですしね(自分の感覚)まだ読んでいない(見ていない)人は今すぐ見るべし!


22.聖少女領域

初出:『聖少女領域』(2005年)
『禁じられた遊び』といえばこちらも、という感じ(そんなことはない?)で続けてのローゼン楽曲。世間的にはこちらの方が有名な感じでしょうか。

『禁じられた遊び』が楽曲イメージとして暗く、スローペースなのに対して、こちらは真逆(明るく、ハイペース)なのが構成として面白いですよね。アニメのオープニングとしてもそうですし、そういう細かな部分がやはり上手いなぁと思います。


23.ピアニィ・ピンク

初出:『ピアニィ・ピンク』(1997年)
今回のライブのラストを飾るのは……『ピアニィ・ピンク』です!……正直、中々反応に困る曲ですね(^_^;)

いや、もちろんいい曲ではあるんですよ?甘々なメロディに、毒が一滴も入っていないピュアすぎる歌詞がアリプロの中でも異質過ぎますが、これはこれで全然いいのです。アニメ『CLAMP学園探偵団』のOPテーマでもありますしね(いつか見てみたい!)

しかし、ライブのトリって感じの曲かと言われるとそうではない気がするような……? まぁ、過去のセットリストを見ていると割と似通った曲がトリを飾る傾向にある(『愛と誠』とか『暗黒サイケデリック』とか)ので、たまにはこういうのもいいかもしれませんね。


まとめ

はい、というわけで全曲まとめてみました。やはりない脳みそを使って、全ての曲の感想を書くのはけっこう大変な作業のため、ライブから大分時間が経ってしまいました💦まぁ、苦戦した証と思って大目に見てください(^_^;)

最近、ライブグッズはパンフレット以外は買わないようにしている(お金ないし、買っても中々使わないですからね……)のですが、今回のパンフレットはページ数が少ない割に値段が普段と据え置きだったので、若干割高感を感じました。

まぁぶつくさ文句をつけてもしょうがないのですが、次回はもう少し安くなっていると有り難いですね(昨今の情勢的に厳しいとは思いますが……)


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