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株や世界経済の研究

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世界情勢の分析を、株式投資や金融商品に生かしたい記事集です。
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記事一覧

AIバブルはEV(電気自動車)狂騒曲の二の舞になるという説

いまや、猫も杓子もAI、AI・・・ゲームのグラフィック用の半導体(GPU)を作っているに過ぎなかった米NVIDIAが、「実はAI計算にも役に立つ!」ということで株価爆上がりして、現在のAIバブル(半導体バブル)を牽引する存在となっている今日この頃・・・こんな興味深い記事があった。 現在と今後のAI業界、およびEV業界を俯瞰するのに興味深い内容なので、簡単にまとめてみる。 いいことばかりではないAIまずは、記事の「結論」となる最終部分からみていこう。 「AI界の神」である

ウォーレン・バフェット VS AI:この先の株式市場の動向は?

タイトルは・・・かなり「煽りタイトル」となってしまいました、すいません。 実際の内容は、下記、「バフェット氏の警告無視してAI時代に賭ける:TSMCの強気投資家」という記事に関する考察である。 ウォーレン・バフェット氏の言うように、株価は割高水準なのか?過去記事で、現在の株式市場の過熱ぶりに、世界一の長期投資家であるウォーレン・バフェット氏が警鐘を鳴らしているというものを紹介した。 この立場の人の発言は、「ポジション・トーク」も兼ねているので、それを考慮したうえでの咀嚼

ウォーレン・バフェットは現在の株式市場をどう見ているか?

日経平均はバブル後最高値を更新し、絶好調の一方、バブル期のような好況感にはほど遠い現状・・・ アメリカにおいても、急激な株高を警戒する声が出ているようである。 ウォーレン・バフェット氏。 バフェット氏の言葉は、「すぐには当たらない」が、「中期的には結構当たる」という印象である。正確な時期は忘れたものの、数年前に日本の円安を予想していたし、日本株が割安とみて日本株への投資を進めていた時期もあったと記憶している。 ということで、ウォーレン・バフェット氏が現在の株式市場をど

戦争が起こると株価はどうなるか?

戦争が起こると、なんとなく株価が下がりそうなイメージがあるのが我々一般市民ではなかろうか? 戦争と株価の関連性について、いちど詳しく検討してみたいと思っていたところ、下記のようなストライクゾーンど真ん中の記事を見つけたので、このnote記事にピン止めしておこうと思う。 第一次世界大戦中、第二次世界大戦中の米国の株価の動きのまとめが下記である。 戦争が起きたからといって、一方的に株価が下がり続けるということはない、というのが教訓といえる。真珠湾攻撃から米国が攻勢に転ずるま