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ぼくらの新しい生活-マスクを拡張せよ-

こんにちは、藤原です。

先日noteに公開した「ぼくらのセール」ですが、 KUONのお客様の半数は海外のお客様なのでより多くの方に伝えたくて英語バージョンもリリースしました!

アポイント制の中でもたくさんのお客様にご来店いただき、ぼくらなりのセールについてお話しさせていただき、とてもいい企画になりました。
セールも終わったのでアポイント制は解除しております。

はじめての商品紹介

さて、本日のnoteは「はじめての商品紹介」になります。

アイテム名は「BORO Devise Strap」

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実はこちらの商品は「BORO Face Mask Strap」という名前で1月21日発売し、おかげさまで数時間で完売した商品の再発売になります。

当初、「BORO Face Mask Strap 」はその名の通りマスク用のストラップとして企画しました。以下、この企画の背景についてnote用にとまとめておいた文章です。

この1年で私たちの生活の一部となったマスク。マスクのある生活を快適に、それでいて楽しめるように企画しました。

なぜマスクストラップなのか?

私たちの生活に新型コロナウイルスが影響し始めてから1年が経ちます。まだまだしばらくはマスクが必須の生活が続くと思います。マスクが生活必需品であれば、それを彩るアイテムをつくれないか。
コレクションのような驚きや創造性とはまた違ったお客様の日常生活に寄り添ったKUONらしいアイテムをつくりたい。という思いから企画がはじまりました。

既に使っている方も増えてきましたよね。そして1度使い始めるとこれがすごく便利。社内では2 ヵ月程ぼくがテストで使っているのですが、ストラップを見せたいからか、それともマスクを無くすかもしれないというストレスからの解放からか、これまで以上にマスクを常時付けている生活を楽しんでいると思います。ストラップを付けることで窮屈な生活が少しでも和らぐという実感が得られたので発売することを決めました。


そして、1月21日発売したところ少量とはいえ数時間で完売。
当初からこの商品は欲しい人すべてに届くよう、定期的に販売を計画していて、初回はテストマーケティングを兼ねての発売だったのですが、思った以上の反響にびっくりしました。

ちょうど発売当日に街を歩いていると、マスクとマフラーとイヤホンをしている人を見かけて、「ちょっと窮屈そうだな」と感じたときに、「あれ、イヤホンコードをマスクストラップのフックにまとめたら便利じゃない?」と。

さっそく社内で試してみるとこれがけっこう評判良くて、あるスタッフは電話をする際にイヤホンマイクを使うので、写真のようにまとめておけると便利だというアップデートまで試されました。

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イヤホンも今ではBluetoothでワイヤレスが多いけど、例えば付属のメガネ留めを使うとワイヤレスイヤホンの落下防止になったりします(まだまだ改良は必要ですが)。

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ちょっと飛躍しちゃいますけど、例えばストラップ長さを調整するアジャスター部分に充電機能があって、AirPodsの落下防止と充電が同時にできたり、USBメモリになっていたりとか。イメージ的には完全に攻殻機動隊ですね笑
そこでぼくの頭に浮かんだのが、マスクのストラップとしてではなくて、このストラップを中心とした新しい生活への拡張ができたら、それってけっこうイノベーティブなことだなって。

はっきり言って、商品自体は今のところ名前が変わっただけで、まったく同じ物なんですけど...
ただ、名前が変わり、商品名から”マスク”というのワード がなくなることで、窮屈な感じがなくなるのではないだろうかと。

そこで名称を「BORO Device Strap」に変更しました。

ぼくだけでしょうか?
マスクの呪縛からちょっと解放された気分になったのは。
マスクはこのデバイスストラップの接続の一つで、他にも色々な物がここに集約されて、あれ、これすごく便利。っていうところまで開発ができたらいいなあ〜なんて思っています。

ぼくらだけでは力不足なので一緒に取り組んでいただける企業の方がいましたらぜひご連絡ください!

他のファッションブランドとのコラボもやりたいです!!

こんな感じで早々に名称変更をしたデバイスストラップですが、肝心のデザインの企画については、商品名に関係なくKUONならではのデザインや理念がものすごく詰まっています。

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デザインについて

まず、ぼくらの満足するようなのがなかった。
そこから話をはじめて、ブランドらしさとは、使いやすさとは、色々な角度から検討してみました。そして、ぼくたちはブランドを象徴するボロを使ったストラップをつくりました。
これってありそうでなかなかないですよね。ちょっと自画自賛。

また、機能性にKUON のオリジナリティを加えられたと思います。

ボロのジャケットなどを生産するに際して出る端切れを組み合わせて100cm程度にして使用しています。この生地を5mm幅に4本に割いて四つ編みにします。強度を持たせるためにお母さんたちがギュンギュンに編むので20cmくらい縮みます。

マスクの紐につける先端のフックにはメガネフックも付いているので、眼鏡ストラップとしてもご使用いただけます。ボロストラップの長さも調整も可能です。またブレスレットとしてもお楽しみいただけます!

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本当は店頭でこのストラップをつくるワークショップをしたいのですが…

代わりにストラップの制作方法についてYouTubeでご紹介したいと思っています。

サスティナビリティについて

このストラップはすべて岩手県大槌町のお母さんたちが生産しています。

KUONのサスティナビリティ事業はこちらのnoteをご覧いただくとして。

これまで順調に成長していたサスティナビリティ事業ですが、新型コロナウイルスの影響を大きく受けました。

これまでは拠点に集まって作業をしたり、講習などを行っていたのですが、ご高齢の刺し子さんたち(技術がもの凄い!!)が多いので、感染予防としてそれができなくなりました。また皆さんの自宅で作業をしていただくには洋服はスペースが必要なのでちょっと難儀していました。

集まることができない。であればリモートでできる仕組みをと。

そして場所を取らない商品をと。

紐の編み込みであれば刺し子さんの技術を持ってしてなら余裕ですし、家でも場所を取りません。しかも作業を教えることも簡単なので、これまで刺し子はちょっと難しそうだと躊躇をしていた方々にもエントリーとして参加してもらうこともできます。

このオペレーションが上手くいけば、盛岡の幸呼来ジャパンでの裂き織りも同じくできると思っています。

KUONの生地にこだわりと特徴はストラップに最適なんじゃないかと。

今後の販売について

冒頭にも書きましたが、初回は大槌刺し子のオペレーションとテストマーケティングのため少量のみ発売でしたのでご購入できなかった方も多いと思いますが、ご安心ください。

今後はより多くの方にお届けするために、定期的に販売を行います。

次回の販売は下記となります。

2月4日(木)12:00~
KUON直営店舗とKUONオンラインストアでの発売です。
※時間になりましたら購入できるようになります。

KUONオンラインストア

店頭カスタムについて

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写真はぼくのデバイスストラップなのですが、さっそく拡張しました。
アジャスター部分を「クロムハーツ 」がシューレースとして発売しているシルバーに変更しました。本体より何倍も高くなってしまったのですが、デバイスストラップに個人のオリジナリティが付加されて、より一層身に着けるのが楽しくなりました。
お客様にもぜひぼくと同じようにお楽しみいただければと思い、店頭のみですがカスタムサービスのお受付もいたします。お気に入りのアジャスターなどをお持ちいただければと思います。
ご興味のあるお客様がいらっしゃいましたらぜひお問い合わせ下さい。

最後にぼくたちは「デザインによる社会的課題の解決に取り組む」をブランドの活動理念としています。このデバイスストラップによってマスクが必須となった新しい生活が拡張し、より豊になればと思っています。


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