自分へ『迷ったら読め』

春が来た
今年はいろんな意味で
寒かった

寒いと所々、感覚が鈍る
時には痛みも
感覚すらもなくなることもある

冬は苦手だ
もう少しで夏が来る
少しだけ焦る
夏を迎えるにはまだ
ちょっとだけ足りないから

いつかみたホームランがある
令和初のサヨナラホームラン
浅葱色の空の向こうから
バックスクリーンへ

人間はいろんなことを
時間と共に忘れていく
感情を伴ったものは忘れにくいという
あの夏の情熱を
僕は失ってしまった気がする
取り戻したい
またあの頃の自分を

今の僕は根性なしかい？
そこから見えるかい？
必要なのは勇気だ
わかってるんだ
自分を殺したのは自分だ
今の環境、今の自分にしたのは
自分のせいだ
押し殺してきた時間は
もう戻ってこない

迷ってる時間も戻ってこない
なら
やってみる
しか
確かめる方法はないじゃないか
失敗するのが怖いのか
後悔するのが怖いのか
どっちだい？
自分よ

いつの間に
『どうせ失敗する』
って考えるようになった？
前のお前は
『なんとかなるしなんとかする』
『どうせ上手くいくっしょ』
『俺だぞ』
って言ってたぞ

考えるよりも先に動いてたよな
変に大人になろうとして
無理矢理変わろうと
必死だったよな
また必死にならなきゃ
変われねーぞ

お前は逃げてない
逃げてもいいけど逃げ方を考えろ
後ろから撃たれるようなことはするな

汗をかけ
これだと思ったものを信じろ
自分を信じてやれ
突っ立ってるだけじゃ
景色は変わらんぞ
一歩だけ踏み込んでみろ
あとは惰性でなんとかなる
方向は自分が知ってるはず
景色を変えろ
目線が変わる

歩いても
走っても
ジャンプしても
振り返ってもいい
下を向いてもいいだろう

下ばっかり
上ばっかり
横ばっかりみてると
首が痛くなるから
前を見て瞬きをしろ

わけわかんねー奴らに
自分の事を
操られたり
委ねたりするな
自分が決めるんだよ

環境も
未来も
今も
過去も

誰かの為の人生じゃない
まず自分の為に生きろ
お前は誇りを持て
これまで助けてもらった自分
支えてもらった自分
超えてきた今の自分
友達
家族
仲間

これまで出会ってきた人達
全員を誇りに思ってるはずなら
その自分自身を
誇れないのは
そいつらに失礼だろ

送り出してもらった時のこと
あの背中を
ここで満足か？
ここで終わって
顔向けできるか？

まだ終われないだろ
悔しさを忘れんな
無力さを忘れんな
痛みも苦しみも忘れんな
全部
全部お前のもんだ
今からのお前を作っていく

『負けんぞ』

ここからやってやろう
無力な0
からまたやっていこうじゃないか

大丈夫
やってやるんだ