詰将棋解答選手権チャンピオン戦参加記(振り返りと今後)

今回の作品については、
4年間開催がなかった作家たちの怨念で難問ぞろいとか
いろいろといわれているようだ。
たしかにこれまでは
1~2問は比較的易しい作品が含まれていた印象はあるが、
それでも今回は相馬さんの作品もなかったし、
超難問はなかったように思う。
ただ、前半と後半をそれぞれ90分で解かないといけない
というプレッシャーのなか、
全部の変化を読み切るには
やはり読みのスピードと読む方向性のセンスが必要。
スピードは若い人が有利、
後半はたくさん詰将棋を解いている人が有利と思っていた。
実際にはどうだっただろうか。
やはり前半後半ともに最初の3問をいかに速く正確に解くか、
ここで勝負が決まってしまった感がある。
私のようなベテランは疲れてしまった感じがする。
超難解な構想作という感じがしない10番が解けないのは
疲れしか理由が考えられない。
まぁこの作品が詰パラに出題されたら、
1時間は無理かもしれないが確実に解けるだろう。
9番も同様で、時間はかかってもなんとか解こうとする。
今回はその意欲が足りなかったように思う。
そういう意味では、
やはり前半3問ずつをいかにストレスなくサクっと解くかが重要に思う。
後は90分考え続ける根気、これが私には足りなかったのだろう。
前日仲間たちにはその練習をさせたのに。。

個人的な意見だけど、
作品はきれいに纏まって収束もきまった芹田作が一番だったと思う。
こういう作品を今後もたくさん解きたいものだ。
作品集第二弾を楽しみにしております!

さて、結果は冴えないと思いつつも、
終わった後は多くの方々とお話しできた。
終わった後に千葉先生が話しかけてくださったのはびっくりした。
※3位入賞おめでとうございます!
私のことを認識されていると思わなかったので、
竹中さんはどうでした?みたいに声をかけていただいて嬉しかったです。
他にも、山根女流や内山女流とも話したり、
行方先生や新四段の山川先生とも話せたり、
他にも、慶應の後輩(現役生)の嶋村君や多くの人とお話しできた。
1年間将棋担当から離れる村瀬さんともお会いできたし、
銀杏記者とも久々に再開できたし、
他にも多くの方々と交流ができたことが楽しかった大きな要因ですね。

本当は打ち上げにも行きたかったが、翌日が仕事であることと、
団体戦で戦ったメンバーとの時間を持ちたかった事などから、
主催者側の打ち上げには参加しなかった。
次回は土曜開催にしてほしいと思いました。。

調べてみたら
第6回(2009年) 81点(7位)
第7回(2010年) 61点(14位)
第8回(2011年) 91点(7位)
第9回(2012年) 90点(3位)
第10回(2013年) 72点(7位)
第11回(2014年) 84点(2位)
第12回(2015年) 62点(22位)
第13回(2016年) 54点(32位)
第14回(2017年) 不参加
第15回(2018年) 70点(26位)→実際には80点なので5位タイのはず
第16回(2019年) 75点(11位)

ということで、過去最低点を更新。
それでもトップ10入りしたのはびっくりでした。
若島さん優勝時の2位以来、
久々のトップ10入りで一つの目標は達成しました。
某六段(4年前は三段で10位だった)にも勝てましたし。

団体戦は看寿賞作家チームが優勝、私のチームが2位となった。
終わったあと、研究会メンバー+内山女流で食事に行き、
敗者代表の小山怜央四段から、
負けたのに何もないのはどうなのかという提起があり、
彼らの得意とする戦型の勉強会をやっていただくことになった。
来年私が負けたら詰将棋の講座でもやるしかないか。。。
(語れるほどの得意戦法ないし…)

来年もみんな出場するらしいし、
どこかが取り纏めしてドラフト形式の団体戦でもやってくれたら
盛り上がるのになぁと思いました。

来年も団体戦をこっそり企画したいし、再びトップ10入りを目指します。
藤井八冠と一緒に戦うことができる唯一の大会だと思っているので、
来年は是非ご出場をお願いしたい。
それで勝てたら歴史に名を残すことになる!
今からコツコツ頑張ろう!
※トップ10なんて低い目標では勝てるわけないけど

最後になりましたが、
運営に携わってくださった皆様、
作品投稿してくださったすべての作者の皆様(不採用の方も含む)、
参加した方々みんなに感謝して締めくくりたいと思います。

つまらない長文に最後までお付き合いいただき、
有難うございました。
ご感想など是非お願いします!

おしまい。

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