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【保育フォト】ママがいい!!


4月に入園した2歳児クラスの子。
なかなか慣れず、号泣する日々が続きます。仕方ないですよね。
それまでは 一日中ずっと、大好きなお母さんや お父さんと一緒に
過ごしてきたのですから。
それなのに ある日突然、知らない場所に連れて行かれ、
知らない人に託され、独り 置いて行かれてしまうのですから。
そんな日が、ず~っと続いているのですから。
 
担任は、自分とママを引き離す人。
保育室は、ママが自分を 置いて行く場所。
だから 担任の顔を見るだけで、保育園に近づくだけで、
泣かずにはいられないのです。
やっぱり 仕方のないこと。
 
そんな子どもの思いを抱きとめ、なんとか慣れてもらおうと奮闘する担任。
一生懸命になればなるほど 拒絶されるばかり。
ご飯を食べないどころか、お茶さえも飲まず。お昼寝なんて とんでもない
 
このままでは 身体がもたないと思い、「おいで」と手を差しのべると、
私の腕に とび込んできました。
なので そのまま 事務所で過ごすことに。
しばらくすると 抱っこから降りてあそびだします。
ご飯も23口食べ、お昼寝も ちょっとだけできました。
 
そんな子どもの姿を見て、「泣かずに過ごせるのならば」と、
翌日からその子の意思に従い、事務所に託す担任。なんて勇敢な行為。
子どもが安心して、楽しく過ごせることを最優先とし、
本人が選んだ場所で、選んだ人と一緒に過ごしてもらうことに したのです。
 
できそうで できないこと。
担任としての 責任感がありますから。
その子を見放し、保育を放棄したように感じられますから。
でも、クラスで子どもを抱え込んでは いけないと。
 
担任の勇気に応えるように、日ごとに笑顔が増えていきます。
食べられる量も、お昼寝の時間も、クラスであそぶ時間も。
だって 大好きな体操を 朝から 30分も一緒にやってくれるのですから。
 
もうじき クラスに帰って行っちゃうんだろうなぁ。

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