こっしー / whom design

whom design | 越谷 剛至。フリーランスデザイナー。東京都世田谷区(下北沢…

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whom design | 越谷 剛至。フリーランスデザイナー。東京都世田谷区(下北沢)在住。 グラフィックデザイン(2001年〜) / Webデザイン(2014年〜) https://whom-design.com/

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最近の記事

「捨て案」をやめて、お土産をつくろう。

先日、X(旧Twitter ← これまだ慣れない…)にてこんな投稿をした。 とてもたくさんの好意的な反応をいただいたので、遠い記憶を探りながら当時ことをもう少し深ぼってみたくなったのでまとめてみることにした。 そもそも捨て案とはデザイナーやその他クリエイティブな業務において、提案の際に複数案を用意することがある。 考え方は様々あると思いますが、例えば迷ったときの選択肢として、あるいは切り口を変えたコンセプト提案として、そして一案だと(提案幅的に)物足りなく感じるがゆえのい

    • デザイナーとホスピタリティ

      猛烈な暑さが続いてますが、皆さん体調など崩されていませんか? 私はというと、現在進行形で入院中です。空調は快適です。 手術から1週間ほど経ちまして、改めて病院というのはすごいなという話を… ではなく「ホスピタリティ」について感じたことを、今回の入院を通じて考えてみました。 すると、デザイナーにとっても役に立つのではないかと思う点に結びついた気がするので、書きなぐります。 ホスピタリティとは病院では様々な患者さんが連日やってくる。 担当医師・看護師も途中で交代することもあれば

      • やってみて、続けてみて、見えてきたこと。

        もはやおじさんという言葉に対して何の抵抗もなくなってきた年齢となり、果たして自分に成し遂げられるのだろうか?と思えるご依頼に出会った話。 ある意味ちょっとした制作事例という位置づけでもあるけれど、今となってはまだまだ伸び代があるのではないか、と思える大変嬉しい事例を残しておきたいと思う。 (Webサイトのリニューアルを怠っているせいでただの雑談になっているというのは内緒) 軽く私=おじさんの経歴とご依頼までの経緯私は過去最も長く在籍した会社で、某楽器メーカーさんのデザイン

        • 主語の大きい話。デザイナーってなんだっけ。

          「未経験からデザイナーになれますか?」 駆け出し〇〇などのハッシュタグを目にしない日はないと言っても過言ではない。昨今SNSなどでよく見かける話題。 結論から言うと、どんな人でも(業界)未経験からベテランになっているので可能と答える以外ない。そもそも生まれながらに経験者などいない。 SNSなどでは、おそらくこの文脈で言うデザイナーとは「Webデザイナー」を指す場合が多いと感じているのだけど、なぜかデザイナーと一括で議論されることが多い。 Twitter等でデザイナーとは

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        • Web
          2本

        記事

          鉄は熱いうちに打っておこう。と言う話。

          バスケ部に入部したのは中学1年生。 周りに比べ成長が遅く、ちびっ子だったし筋力も全然なかった。 全く相手にならずにだんだん部活も億劫になってた。 徐々に成長が追いついてきた頃には卒業。 高校に入学するときは中学の時から身長が30cm以上伸びてた。 バスケではまだちびっ子だけど、頑張れば戦えると思った。 でも中学3年間の経験の差はなかなか埋まらない。 試合に出れるか出れないか、と言う微妙な状況が続いたまま高校を卒業。 メンバー相手にはそれなりに戦えていると思っていた。 大学

          鉄は熱いうちに打っておこう。と言う話。

          ホームページ制作費の七不思議 〜発注者視点〜

          ホームページ作成に関して、実は損してるんじゃないか?とお悩みの経営者様の意見を元にこの記事を書きました。 ホームページを作りたい… 時代に合わせてリニューアルしたい… すでに持っているけど、良く分からない毎月の運用費?が高い… そんな事をお考えの経営者様、個人事業主様は多いのではないでしょうか。 昨年初頭から世の中が混沌として、思わぬ事態に一喜一憂している方々を周りで見たり、実際にお悩みを伺うことも増えました。 ちなみに、これは少しでも制作費を安くしようという話ではあり

          ホームページ制作費の七不思議 〜発注者視点〜

          デザイナーに与えられる「お題」と「課題」

          デザイナーの使命として「課題解決」という言葉が良く使われているように思う。 顧客の抱えている課題を解決する手段として、Webデザインやグラフィックデザインなどを通して様々な課題解決に努めるというもの。 ごくごく当たり前に使われていて、何の疑問もなく口にする言葉。 これからデザイナーを目指す人達にとっても、「ゴールは課題解決」とSNSやオンラインサロンなどのコミュニティで耳にしているかも知れない。 そんなありふれた言葉となった「課題解決」。 Twitterなどで頻繁に語られ

          デザイナーに与えられる「お題」と「課題」

          これからのデザイナーに必要なスキルを考えてみた。

          最近は「デザイナーこそマーケティングを学ぶべき」「デザイン領域を広げるべき」「得意分野を絞って強みを作るべき」など様々な意見を見かける機会が増えてきた。 これらの意見に対して全て正解・不正解を出すつもりもないし、それぞれが信じる道を行けばいいと思う。 いい機会なので私なりにデザイナーが掛け算する事で最も効果のあるスキルとは何か、を考えてみた。 これは私のこれまでのデザイナー人生で感じてきた所感である。 ちなみにこれまでの経歴をざっくりとまとめたものがこちら。 デザイナー

          これからのデザイナーに必要なスキルを考えてみた。

          Who is "whom design"? 〜経歴編〜

          営業メールなどを見て、こう感じたことはありませんか? 「理屈はわかった。で、結局あんた誰やねん?」 訴求内容とニーズが一致するかも、と思った場合にはこちらから送信元を辿って企業概要や業務内容などを調べることがあります。 が、そもそもなんでこちらが調べないといけないのか…。 「お前誰やねん」はもれなく自分も思われるだろうと。 そんな不安を少しでも軽減できればと思い、これまでの経歴を一部ではありますが振り返りつつ記録しておきたいと思います。 「デザイナー」という職業との出

          Who is "whom design"? 〜経歴編〜