私が麻雀に人生を救われた話6
―前回までのお話―
1.幼少期編
2.中学時代編
3.高校時代編
4.大学時代編
5.看護師時代編
看護師を辞めた私は、寮を引き払い実家に戻りました。両親は働けなくなった私を責めることなく、しばらく何も考えなくていいからゆっくり休みなさい、と言ってくれました。
しかし当の私は、「自分は逃げただけではないのか」「もう少し頑張れなかったのか」と自分を責め、どんどん負の思考に引き込まれていきました。
当然、何か趣味を楽しむなどという心の余裕はなく、この頃は麻雀から完全に離れていました。
私が麻雀に人生を救われた話6
〜闘病時代編〜
努力で越えられなかった壁
中学時代の「ルイ14世テディベア事件」(※私が麻雀に人生を救われた話2 参照)からもわかるように、私は昔から変に生真面目な性格でした。責任感が強く、そして大体のことは努力すれば叶えられると信じていたのです。受験や習い事も、努力してそれなりに満足のいく結果を出すことができていました。
うつ病になり実家に戻った後も、「こんなはずじゃない」と何度も自分を奮い立たせ、看護師として復職しようと努力しました。
端的に言ってしまえば、「看護師になるために努力してきた過去の私」を価値のない可哀想なものにしてしまうことに耐えられなかったのです。
そして通院・服薬しながらも、幾度か違う病院やクリニックに再就職しました。しかし、やはり体が言うことを聞かずすぐに働けなくなってしまい、その度に自分を責めて落ち込む、そんな繰り返しでした。
努力だけではどうにもならないことがあるのだと、このとき初めて思い知らされました。
仕事をしなければと闇雲にもがいていた私が最も注力すべきことは「病気を治すこと」だった、ということに気付いたのは、だいぶ時間が経ってからのことでした。
躁転
復職することも困難となり、私はいよいよ完全な引きこもりになってしまいました。
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