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『人と長時間一緒がしんどい』問題の、根本原因を突き詰めた話

私が長年抱えてる問題・・・。

それは『人と長時間一緒にいるとしんどくなる』というもの。

別に相手のことが嫌いなわけでも、特別嫌なことをしてくるわけでもないんです。
なのに、しんどくなる。

こうやって悩み始めたのはいつからだろう・・・。
たぶん社会に出て強制的に8時間労働を強いられるようになった頃だと思う。

『時間になるまで絶対この場からは逃げられない』という感覚がこの悩みを強めたように思います。

・・・で、ふと考えてみたんです。
なんでこんな悩みを持っているのだろう、と。

こういう考えに至るようになった理由を知りたいと思うようになったんですよ。
大きな悩みって『単なる性格』で終わらせるには、あまりに不完全燃焼でモヤモヤするから。

そして、見つけました。
この悩みを持つようになった理由。

結構同じ人いるんじゃないかな?と思ったのでここに共有します。

私は悩みの原因に気づくことで、かなり気持ちがラクになったので、
同じように悩む誰かに届いてくれたら嬉しい。


では、ここからはこの悩みを解決するためにたどった思考を順に書いていきます。

まず。『人と長時間一緒がしんどい』と感じるのはなぜだろう。と考えてそのままネットで調べました。

めっちゃそのまま『人と長時間一緒 しんどい』って(笑)

すると『人と居てしんどくなるのは、人の目を気にし過ぎているから』という検索結果にぶち当たります。

『あ。今の発言でどう思われただろう。もっとこういう言い方した方がよかったんじゃないかな。不快に思ったんじゃないかな。ちょっと嫌われたかも。どうしよう・・・』

なんて思ったことはないでしょうか。私は何度もある。

おそらく『人の目を気にし過ぎる』は『人から嫌われたくない』と、同じなんです。

嫌われたくないから、発言に気を使い過ぎて疲れている。だからしんどくなるわけですね。


『なるほど!だからしんどかったのか!!いやぁ、これで解決!よかったよかった!!!』


・・・・・・とはなりません。まだ続きます。

大事なのは『なぜ、人から嫌われたくないという気持ちが生まれているのか』です。

人として好かれたい、という気持ちは誰にでもあるもの。
でも、こういう悩みを持っている人はきっと『誰からも』嫌われたくないんです。

これがまずい。なぜなら誰からも好かれるなんて不可能なことを可能にしようとしてるので、一生悩みが解決しない。

なので今度は『なぜ人に嫌われるのが怖いのか』を調べることにしました。

そうすると次は『アダルトチルドレン』という言葉にぶち当たります。

この言葉。よく知っている、と言う方もいれば
なんとなく聞いたことあるかも、くらいの方もいると思う。

私もちゃんと調べる前は発達障害と同じ類のものなのかな・・・という認識でした。

『アダルトチルドレン』とは 幼少期の親との関係が原因で大人になってからも生きづらさを抱える人のことを指します。病名ではありません。

俗に言う『毒親』に育てられてしまった人のことですね。

ですが私、別に自分の親を『毒親』なんて思ってなかったんです。

だって特に虐待があったというわけでもないし。暴言を吐かれていたわけでもないし。育児放棄されてたわけでもない。

自分よりもっと過酷な環境で育った人なんてたくさんいるのに、何自分の悩みを親のせいにしようとしてるんだ!!

なんて思って深く調べなかったんですよ。自分には当てはまらないと思っていた。

でも、本当に?

子どもの頃、本当に何もなかった?

親に対して我慢していたことはなかった?


・・・そう自分に問いかけていった結果。
『本当はもっと甘えたかった』という気持ちに気づきます。

私みたいに『親は悪くない!自分が悪い!』って思っている人ほど、アダルトチルドレンについて勉強した方がいいと思う。絶対になにか気づきがあるはず。


私の母親はパニック障害持ちでした。
そのせいかしょっちゅう頭痛をうったえて眉間にシワを寄せてソファでぐったりしてた。

幼い頃はそういう事情がわからず、そんな母親に対して『遊んで!話聞いて!』と向かっていったように思います。

そしてだいたい言われるのが

『今しんどいからあっち行って!!!!静かにしてて!!!!』


これをめっっちゃヒステリー気味に言われるわけですね。
子どもからしたら恐怖以外のなにものでもない。

なので遊んで欲しくても我慢することが多かった。
愛情不足です。もっというなら愛情飢餓です。

これが大人になった今でも続き、
心の奥底にある『愛されたい』という思いが『誰からも嫌われたくない』につながります。
みんなに好かれて『より多くの愛が欲しい状態』になっているんですね。

なので、愛を受け取るための行動を取るわけです。
それが『完璧な自分になる』というもの。

よく眉間に皺をよせて、常にピリピリしている母親でも
『私が何かできた時』は笑って褒めてくれました。

絵が上手く書けたり、ブロックで面白いものができたり、テストの点がよかったり、何か賞をもらったり・・・。

母は保育の勉強をかじっていたので、子どもがしたことに対して褒めるという行為は欠かさないよう意識していたらしい。これは後から聞いた話。

一見そんな微笑ましい様子ではあるのですが、ここで生じる問題があります。

それは『できない自分は、愛されない』という勘違いを生む、ということです。

テストでよくない点を取ったら笑ってもらえない。
賞がもらえなきゃ褒めてもらえない。

母親からのたくさんの愛を受けるためには、より多くのことをできるようにならなくてはならなかったんです。

これがきっと『完璧主義』を生み出してます。

これまでの親との関係で人付き合いを学んでいる私は
『愛される(人から嫌われない)ためには、完璧でなくてはならない』と無意識レベルで思っているんです。


でもね、残念なことに完璧なんてものはこの世に存在しないんですよ。

人は誰しも長所があって短所がある、デコボコな生き物なんです。

愛されようとするために『完璧』という名の不可能を可能にしようとする。
そんな無理が生じることで、人付き合いでのしんどさを生み出しているのではないか。

そういう結論になりました。


・・・なんか長くなってすみません(笑)
最後に『人と長時間一緒でしんどくなる原因』をまとめると

①親からの愛が不足している
②大人になった今でも『愛されたい』という願望が残る
③なので『誰からも嫌われたくない』
④嫌われないためには『完璧な自分』でなくてはならない
⑤完璧じゃない自分を見られるのが怖くて人目を気にする
⑥長時間、人目を気にすることで自分に無理が生じる

結果:人と長時間一緒にいるのがしんどい

ということなんだと思います。
いやぁ、ここまで辿り着くのにほんと長かった・・・。

まだ全然 完璧主義も、愛されたい願望も消えていませんが
『悩みの原因に気づき、理解する』だけでも見える世界が ガラッと変わります。

普段からなにかしら 生きづらさを感じている方は、ぜひ一度 深く自分の悩みと向き合って欲しい。

向き合う過程はしんどいです。苦い過去や現実を突きつけられます。

それでも、やる価値があると私は思う。

この文章が『これまでの自分を見つめ直すきっかけ』になればいいなと思います。

一緒に生きづらさ、手放していこうな!!!!

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