機能不全おじさん

あくまでもエンターテインメント

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おちんちん再考

 男根のメタファーという表現を耳にした事がある人は少なくないだろう。     その表現の初出はフロイトの夢診断であったとされる。その中でフロイトは様々なものをおちんちんのメタファーとしていた。  その中で、一際私の目を引いたものが「鍵」である。  鍵とは例外はあれど、概ね棒状であり挿入する事で解錠という機能を発揮するものだ。  その解釈に些かばかりこじつけがすぎるのでは、と思ったが「挿入する事が目的ではなく、挿入する(解錠又は施錠)ことで得られるものが目的である」という見方

    •  ”悲惨”な事故

       ニュースサイトで公開されている動画で見知った道が写っていた。午前二時、ガードパイプに軽乗用車が衝突し横転、炎上し夜の道を照らしている。街路樹には車内から勢いよく飛び出したぬいぐるみが引っ掛かり、ぶら下がっていた。    炎上した車内からは母親の遺体。車外に投げ出された2歳の娘は出血性ショック死。ただ一人、4歳の娘が車内から救出された。  事故の直前、助手席には父親も同乗していたが母親と車内でトラブルとなり車を降りた。その際、二人共飲酒をしていたという。    報道から数日

      • 最強の姉妹に学ぶコミュニケーション術。なぜ何度説明しても伝わらないが起きるのか。

         noteで「〇〇して人間関係を再構築した話」とか、「〇〇で◯万円稼いだ話」といった記事の冒頭で「この記事は実質〇万円の価値があるのでその金額にしようかとも思いましたが、多くの人にシェアしたいと思い・・・」なんて書いている人が度々見られる。  そういった情報の殆どはサンプル数1でしかなく、言ってしまえば芸能人が「頑張ってたら報われました」みたいなことを言っているのと同じでエンターテインメントとして楽しむ以外の価値というものは無い。  そうった書き出しから書き始める人はどんな

        • ネットの海に散らばる同級生 同級生詐欺のエピローグ

             同窓会詐欺の一件が終わり、どこか寂しいような気持ちを抱えながら毎日を送っていると年始頃にニュースで見たとある事件がポッドキャスト番組”さむいぼラジオ”で取り上げられていた。  この事件は登場人物の肩書がなかなか面白く、興味を持って事件当時に調べてみてはいたものの、さほど情報が出回っておらず友人間で「きっとそのうち”さむいぼ太郎”が取り上げてくれるさ」なんて話していた。  それからこのポッドキャストを聞くまですっかり忘れてしまっていた。    番組の中で、事件に至る背景

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          裁判傍聴 ストーカーくん

           ブローが足りないのか潰れた形になったセンターパートの世間ではロン毛と呼ばれるであろう(もっとも、私のほうが遥かにロン毛だが)男性が被告人席に座っている。  最近センターパートの男性を見る機会が増えてきた。田舎に住んでいる私がそう思うのだからきっと都会にはセンターパートくんがもっといるのだろう。  一昔前に「量産型」という、同じ流行りに乗り差別化が行われないファッションをする人間を揶揄する言葉をよく耳にした。彼の潰れたセンターパートはもしかするとそういった量産型から逃れる為

          裁判傍聴 ストーカーくん

          裁判傍聴 窃盗 中卒無職

           手錠を掛けられ法廷に現れた男性は素足に便所サンダル。下はスウェットで上はグレーの長袖Tシャツ。シャツの袖は長く所謂萌え袖というやつだ。なんだか漫画デスノートのLを彷彿とさせるが彼ほどのインテリジェンスは感じられない。  髪の毛は長く、センターパートではあったものの流行りのそれとはどこかが違うような代物で、眉毛も男らしい太い眉というよりはビオトープのように無管理で育て上げた様なものであった。  恰幅のいい体は貫禄ではなく怠惰の積み重ねによる賜物な様で、望みを絶つと書いて絶望と

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          副業を始めるレポ 準備編

           将来の不安などから副業を始める人は増えている。身近なところであれば本業と別にアルバイトをしながら家庭を支えている人も居たりするだろう。  私の前職の上司はそれで慰謝料と養育費と住んでいない家のローンを支払ったりしていた。そして住んでいない事が問題となり一括返済を求められていた。    幸い私はそういったしなければ生活が破綻するというレベルで副業を欲している訳では無いが、それでもやはり同年代の平均年収と比べて年収は低く、それにより平均値を著しく下げている自覚がある。なによりお

          副業を始めるレポ 準備編

          同窓会詐欺のその後 終わりが無いのが終わり。さながらゴールド・エクスペリエンス・レクイエム

             金曜日の夕方、仕事で憤死寸前の出来事があったので冷蔵庫に常備菜は残っていたがストレス発散にラーメンを食べに行くことにした。  向かうは行きつけの横浜家系ラーメン。夜営業の開店時間目掛けて帰宅ラッシュの嵐の中、車を走らせる。  開店と同時に入店。いつも通り全のせラーメンにチャーシュー丼、小ライスの炭水化物よくばりセットを注文する。チャーシュー丼をおかずにライスを食べてそれをラーメンで流し込む。理想的な三角食べである。  高濃度・高純度の糖と脂によりβエンドルフィンが分

          同窓会詐欺のその後 終わりが無いのが終わり。さながらゴールド・エクスペリエンス・レクイエム

          詐欺師や配信者たぬかなに学ぶ人心掌握術

           時代は進み、様々な事象が解明されてきた。人間の心というものも例外ではない。心理学という観点から人の行動、好意などのメカニズムがデータという形で様々なものに活かされている。    しかし、それらをイチから学ぶというのは私の様に学もなく手っ取り早く情報の本質に迫りたいという人間からすると情報が膨大過ぎて些かばかり及び腰になってしまう。  そういったときに真っ先に頼りたくなるのが「人から好かれる人心掌握術」といった様な知性の欠片もなく好意を抱くに値しないタイトルを冠したビジネス書

          詐欺師や配信者たぬかなに学ぶ人心掌握術

          個人情報が流出した話 NTTのやつ

           先日、ネット通販で弟の誕生日プレゼントを注文した。  弟はミリタリーアイテムが好きなので通販サイトを漁り、シンプルなデザインで使い勝手も良さそうなボタンに錨マークがあしらってある可愛らしいデッドストック品のアメリカ海軍のシャツを見つけた。  ただ、通販サイトというものは不思議なもので何か特定の目的のために活用していたとしても気づけば「何か無いかな」という漠然としたスクロールが始まっている。  そうして始まった途方も目的もないスクロールがある商品で止まった。弟のプレゼントを

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          裁判傍聴 日常的な道路交通法違反

           久しぶりに大きい地裁へと傍聴へと出掛けた。  通勤ラッシュをより少し早めの時間に家を出たがそれでも電車内には人が溢れていた。今から仕事なり学校なりに向かう人に紛れて電車に乗っているとなんだか自分だけ社会にちゃんと属せていない様な、そんな疎外感が入り混じった不思議な気持ちになる。有給を取ってこうやって遠出することに未だに慣れない。    少し風があり、陽の光も存分に降り注いでいたので普段であればタクシーを使うところ散歩がてらゆっくり歩いて裁判所へと向かった。   その頃になる

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          集団ストーカーの謎を追え

           友人の大学の同級生に少しばかり変わった女性がいる。創価学会やらヨーロッパのテロ、ナチスに戦争・・・様々な陰謀論をごちゃ混ぜにしたような(それも妙な日本語表現を用いて)内容をSNSに投稿し続けている。  どうやら統合失調症に近しい症状が現れているらしい。    ここで個人的に疑問に思ったのはなぜこういう手合の人間は創価学会を目の敵にするのか、というところだ。日本には新興宗教の数はそこそこある。そんな中でなぜ創価学会にフォーカスするのだろう。  調べていた中で統一教会も同様にち

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          人間か動物か。進化した人の一例 あるいは新しいカタチのアンガーマネジメント

           伊勢海老とウツボは奇妙な共生関係にある。伊勢海老は天敵であるタコに襲われると音を出してウツボを呼ぶ。呼ばれたウツボはタコを捕食する為、そのスキをついて伊勢海老は逃げるのだ。  しかしウツボは伊勢海老の事も食べる。    共生といえば共生のような気もするがなんだか成り立っていないような気もする。それを知って私がまず最初に思い浮かべたのは田舎のちょっといき過ぎたヤンキーたちである。  末端の喧嘩において先輩の名前を出すことで難を逃れることがあるが先輩達はその末端たちに対して上

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          昔住んでた町で起きた殺人事件 その後

           以前投稿したこの事件。  先日、進展があり容疑者と被害者の実名報道と顔が公開された。  報道カメラに映された赤味が強い茶髪と黒々とした太い男らしい眉毛のアンバランスさが際立つ男性は38歳というにはあまりにも老けて見えた。それは事件によって疲弊したせいというより元から老け顔だったという様な、中学生の頃からずっとこの顔である様な、そんな顔立ちだった。  警察関係者に連れられて歩く際に報道カメラに向けてぎょろりと大きな目を向ける姿が印象的だった。まとったレトロなデザインのニット

          昔住んでた町で起きた殺人事件 その後

          多様性を履き違えた暴論

           タータンチェックに白のフリルの付いたワンピースに黒のタイツ、金髪に近いような茶髪。ぬいぐるみを抱き、おしゃぶりを咥えて満面の笑みを浮かべる男性の写真が一時ネットで話題になった。 「52歳男性、トランスジェンダー女児(6歳)を自認。理解あるトランスカップルの養子になる」という見出しとともにその画像は凄まじい勢いで拡散された。    真っ先に私の抱いた感想は「この女児的なテイストでこの人が着れる服はどんなところに売っているのだろう」ということと「6歳児はおしゃぶり咥えないだろう

          多様性を履き違えた暴論

          裁判傍聴 過失運転致死傷 悪いのは誰か

           目の奥に鋭さの面影を残す男性が憔悴しきった様子で証言台に立った。昔はヤンチャしていたが今では子供も出来て頑張って働いている、という風なタイプに見える41歳、会社員。  彼の住まいは私の暮らす町の近くにある比較的大きな金属加工関係の企業数多く存在する町で、彼もそのうちの一つに勤めていた。    傍聴席には私の他に3名おり私の方を怪訝そうに見ていた。どうやら被告人の関係者のようだ。その視線には非難じみた色すら感じられたような気もするがそれは私の被害妄想だろうか。しかし関係者から

          裁判傍聴 過失運転致死傷 悪いのは誰か