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宇野昌麿さん、現役引退

こんにちは、ぱんだごろごろです。
5月14日に、フィギュアスケートの宇野昌磨さんが、現役引退の記者会見を開きました。

あいにく、私は、リアルタイムで記者会見の様子を見ることはできませんでした。

が、私が敬愛するフィギュアスケート界の大御所ブロガー、種子島ぴーさん「オオナゾコナゾ」によれば、とても晴れやかな会見だったそうです。

【宇野昌磨引退会見】「『彼はよくやったな』と自分でも思う」。 - オオナゾコナゾ (tanegashimapi.com)

一ファンに過ぎない私ですが、良かったと嬉しく思いました。

フィギュアスケート男子シングルの選手として、宇野昌磨さんはまぎれもなく一時代を築いたトップスケーターでした。

主な競技成績としては、

2018年 平昌オリンピック銀メダル
▼2022年 北京オリンピック銅メダル・団体戦銀メダル
▼2022年・2023年 世界選手権連覇

日本フィギュアスケート選手で最多の3個のオリンピックメダルを持っているのは宇野昌磨さんだけ。
個人戦だけでなく、団体戦にも出場して、日本の勝利に貢献してきた証でしょう。

世界選手権で連続優勝したのも、日本男子シングル選手では宇野昌磨さんが初めてです。

▼全日本選手権では、4連覇を含む6回の優勝。

これは歴代2位タイの記録です。

▼2022年 グランプリファイナル優勝
▼2019年 四大陸選手権優勝

2022年から2023年にかけてのシーズンでは、出場する大会すべてで優勝してみせました(グランプリシリーズ、グランプリファイナル、全日本選手権、世界選手権)。

その他にも、2016年、4回転フリップを世界で初めて成功させています。

そんな数々の輝かしい記録を打ち立ててきた昌磨さんですが、ジュニアの頃から順風満帆だったわけではありません。

よく知られたエピソードですが、彼はジュニア時代、他の選手たちにはできるトリプルアクセルがなかなか習得できず、苦労したそうです。

そんな時、先輩の無良崇人さんから、『3回転半ができないのなら、先に4回転の練習をしてみたら』と言われて、やってみたらできちゃったとか。

シニアに舞台を移してからも、世界選手権でもオリンピックでも、2位、銀メダルが続いて、「シルバーコレクター」と陰でささやかれていたことは、これも有名な話です。

そんな昌磨さんは、銀メダルを取った平昌オリンピックのあと、名古屋の山田満知子先生、樋口美穂子コーチ(現在は独立して、「LYSフィギュアスケートクラブ」の代表)の元を離れ、一時迷走しているかのようにも見えました。

が、その後ステファン・ランビエールコーチという得がたい師に出会ってからは、いよいよ本領発揮。

銅メダルを取った北京オリンピックの直後、世界選手権で優勝してからの快進撃は、記憶に新しいところです。

そんな風に、彼の苦しい時代も見てきているからこそ、宇野昌磨選手の全盛期を見ることができたこの数年、私たちは幸せでした。


宇野昌磨さんが教えてくれたこと。

それは、

二番手でもいつかは一番になれる


ということです。

シルバーコレクターと言われ続けた時代、昌磨さん自身は、周りの口さがない評価をまったく気にしていないように見えました。

『二位になることがどんなに大変かということを、自分は知っているから』
と答えていたこともあります。

私はそんな昌磨さんに、自分の過去を重ね合わせて見たことがありました。

私には、過去、大切なところで、いつも二番手止まりになり、悔しさに身を揉んだことが何度かあったのです。

いつも金メダルに届かない選手。

そんな風に評されても、昌磨さんは常に飄々として、自分は自分のやるべきことをやるだけ、そんな軽やかな態度を取り続けていました。

その結果、私は宇野昌磨さんに感化され、自分自身の二番手人生をも、

『そんなの、どうでもいいじゃん』


と思うようになっていたのです。

昌磨さんの活躍を追っていると、自分の過去の失敗や惨めな経験が、どうでもいいように思えてくるのですね。

昌磨君がとうとう世界王者になった!


世界一だよ。


シルバーコレクターだ、二番手だと言われ続けた選手が、私の目の前で、とうとう一番になってくれたんです。

やったね、昌磨君、一等賞!

二番手でも、いつかは一番になれる


さあ、私も一番目指して頑張ろう。

過去なんて、どうでもいいじゃん。

還暦過ぎてから、一番目指して頑張る人生もいいよね。

昌磨くん、ありがとうございました❗


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今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
宇野昌磨さんは、引退後はプロのアイススケーターとして活躍していくことになりそうです。
彼の未来に幸多かれと祈ります。


浅田真央さんと


平昌オリンピック


北京オリンピック


2022世界選手権


2023世界選手権

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