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2023年を振り返って(2)~その他編

 2024年も一ヶ月以上経つというのに、まだ、2023年を総括を終えていませんでした(^^;。まぁ旧暦ですと新年も始まったばかりですので、ここで振り返って見たいと思います。


 既に一昨年になってしまいましたが、自分より年下の親しい人が相次いで世を去りました。
 1人は既に癌で余命も限られていたのですが、もう一人は本当に突然亡くなってしまいました。訃報を知った時はショックで呆然としてしまいました。この方とはもう数十年前からの知り合いでしたが、一度も直に会ったことがありませんでした。いつかお会いたいと思っていたのですが、それは叶わぬこととなってしまいました。
 こうしたことがあり、昨年は出来るだけ多くの人と直に会おうと思いました。初顔合わせが墓石とだなんて悲しすぎるからです。

 そんなことを考えている中で、かつて毎日のように聴いていた台湾からの放送「自由中国之声」(現 台湾国際放送)のアナウンサー王淑卿さんが出演されるリモートミーティングが行われることを知り参加しました。
 一回目は80年代からの台湾国際放送の歴史を振り返る内容で、とても楽しく拝聴しました。聞いているうちに、当時、自分が好きだった台湾ミュージシャンやヒット曲等々が脳裏に浮かび、とても懐かしく感じました。その後、しばらくユーチューブで、こうした曲を聞きまくりました。
 二回目は王淑卿さんへの質疑応答のような内容で、最近の放送や台湾の状況を知ることが出来ました。
 かつてのように海外放送を聴きたくなりましたが、今居る所は中波放送もNHK以外受信出来ないような場所なので短波放送は全く受信出来ません。何か寂しいですね。

 ラジオ放送は受信出来なくても、今はネットを通じて放送を楽しむことが出来る時代になりましたね。こうしたネット放送の中で愛聴しているのが、「かぴとうラジオ」です。他では聞けないBCL関係の話題が中心で毎回楽しみにしています。
 この放送のパーソナリティーのかぴとうさんに昨年夏、お会いしました。
 昔のBCL関係の話題で盛り上がり楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

 また、毎年夏に行われる「アジア放送研究会」のフォーラムが三年ぶりに開催され、こちらにも参加しました。
 久しぶりの参加で、皆さん、お変わりなくお元気な様子を見て何かほっとしてしまいました。
 フォーラムの内容は、近隣諸国の昨今の放送状況等々でしたが、いつも濃い内容で個人的にはいろいろと参考になっています。
 帰りがけの挨拶が「来年も元気で会いましょう」になってしまったのは、
昨今の状況からでしょう。

 以上はBCL関係ですが、創作関係の友人にも久しぶりに会いました。
 7月、切り絵作家として活動中の亜細亜書店さんの作品展に伺い、その席で作者の亜細亜書店さんと久しぶりに再会しました。
 その間のことや、創作について等々、様々なことを話しました。
 作品も素敵なものが多く、楽しい時間を過ごせました。
 それから、一月後には、日本や南洋諸島の神話の研究をされている幽翠街道さんとも数年ぶりに会うことが出来ました。彼女とも美味しい甘味を食べながら楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

亜細亜書店さんの作品です


 11月の文学フリマについては前回書いた通りですが、再会と新たな出会いは良いものでした。

 以上、簡単ですが昨年の交流のようなことを記してみました。
 前述したように二人の友人との死別により、人生には限りがあることを改めて実感しました。
 それゆえに、会える人には出来る限り会って行きたいと思いました。出来る限り悔いを残さないように。

(追記)
 昨年は美術展にも久々に行きました。
 6月に太田記念美術館でのポール・ジャグレー展、
10月には日中友好会館美術館で行われた庫淑蘭切り絵展に行ってきました。
 ポール・ジャグレー展では、フランス人アティストの浮世絵という興味深い内容で、昭和初期の日本を始めとして朝鮮や中国大陸そして南洋の島々の風俗が描かれていました。独特なリアリティを感じさせるものでした。
 庫淑蘭切り絵展は、その手仕事の細かさに圧倒されました。本当に実物を見てこその素晴らしさを感じました。
 今年は、以前のように多くの展示会に行こうと思っています。
 

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