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🌱凸凹のまま(日経ビジネス掲載記事より)

幼少期刷り込みの不条理さ


「みんな一緒に」
「みんな仲良く」

日本では、
幼い頃から刷り込みのように
当たり前に受けてきた教育。
でも大人になった私達は
もう気付いています。

「みんな一緒に」の無意味さに。
「みんな仲良く」の不条理さに。

幼稚園や小学校低学年など
子供達が幼い頃に
大勢を指導していかなければならない。
これは素人では想像できないような
大変さがあると思います。

そういう意味でも
「みんな一緒に」
「みんな仲良く」
を目標に掲げる方が指導もしやすいし、
間違いも起こりにくいのかもしれません。
(あくまで私の想像です)

しかし、成長していくと子供達も
自分と話が合わない子がいることや
親や先生と自分の考えにズレがあることに
気付いていきます。
いわゆる思春期ですよね。
成熟が早い子であれば
小3~4でも気付き出します。

「何か違う」と感じた子は
「おかしい」と訴えることもあるでしょう。
また逆に、違うと感じた自分が悪いと思い
良い子でいなければならないと
感情を押し殺してしまう場合もあります。

前者であれば、
多数派からはみ出してしまうことで
叱られる。
でもやはり納得いかない。
さらに反抗的になる。
・・・悪循環。

後者であれば、
多数派からはみ出してしまうことを恐れ
我慢を続ける。
良い子でいると褒められる。
でも押し殺し過ぎた自分は
いつか爆発してしまう。

極端な例だと思われるかもしれませんが
これは実話。
前者が私の長男、後者が次男です。


凸凹は誰にでもある


子供達の初等教育と言うべき時期に
「こうあるべき」と画一的に刷り込む。
ここにそもそも無理があると
私はこちらの記事を読み、
改めて思います。

『学校の「当たり前」をやめた。』(時事通信社)が一躍ベストセラーとなった工藤勇一氏。当時、校長を務めていた東京都の千代田区立麹町中学校で「宿題廃止」「定期テスト廃止」などの改革を推進し、注目を集めた。20年に同校を60歳で定年退職した後、私立の横浜創英中学・高等学校の校長を4年間務めた(24年3月末日で退任、取材は在任中の同年3月)。横浜創英では「凸凹(でこぼこ)がある子が、凸凹があるままで卒業できる学校をつくろう」としたという。

「発達障害児を苦しめる「心の教育」 寛容な社会ほど権利意識は強い」
日経ビジネス リンク記事冒頭より抜粋

「発達障害」という診断を
受けているか受けていないかに関わらず、
人は皆「まんまる」なわけはありません。
凸凹はあって当たり前。
なのに、幼少期から
「まんまる」であることを正とし
そこを目指しましょうと教育することが
果たして正しいのか・・・?

凸凹は個性です。
たとえ高IQだったとしても
凸凹の高低差が大きいと、
本人も生き辛い瞬間があるでしょう。

でも、その凸凹が
環境によっては最大の武器になり、
大きな乱反射で光り輝くと思うのです。

凸凹の凹を埋める教育ではなく、
凹があっても余りあるほどの凸に変える。
そんな風に子供を育てていけたらと
切に願います。

また、
ある子が凹の部分を別の子が凸であれば
「協力しあって当たり前」
の世界にしなければなりません。
そのためにはやはり
凸凹に人としての優劣をつけてはならないのです。

苦手分野、得意分野はあってもいいし
それを自分や周りがお互い認識し合うことは
必要なことだと思います。
でもそれをもって、相手を批判してはいけない。
人としての優劣は全く別のものだから。

子供達が個性を伸ばせる世界。
また、個性を潰されることのない世界。
それを叶えるために
少しずつでも私にできることはないか
常に考えていきたいと思います。

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