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考える人メールマガジン

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河野有理と森本あんりが『「反・東大」の思想史』(尾原宏之著)を読む(No.1063)

河野有理と森本あんりが『「反・東大」の思想史』(尾原宏之著)を読む(No.1063)

考える人 メールマガジン
2024年6月13日号(No. 1063)

『「反・東大」の思想史』(尾原宏之著)刊行記念
 対談 河野有理×森本あんり
「日本の『反知性主義』を問い直す」尾原宏之さんの「考える人」連載をまとめた『「反・東大」の思想史』が、新潮選書から刊行されました。

本書では、国家のエリート養成機関として設立された「東大」に対して、昂然と反旗を翻した教育者・思想家たちの系譜を紹介。

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第12回河合隼雄物語賞・学芸賞発表(No.1062)

第12回河合隼雄物語賞・学芸賞発表(No.1062)

 考える人 メールマガジン
 2024年6月6日号(No. 1062)

第12回河合隼雄物語賞・学芸賞発表2024年6月3日、一般財団法人河合隼雄財団の主催(協力:新潮社)による「河合隼雄物語賞」「河合隼雄学芸賞」の第12回選考会が開催され、授賞作が決定しました。

●第12回河合隼雄物語賞

八木詠美『休館日の彼女たち』(2023年3月刊行 筑摩書房)

●第12回河合隼雄学芸賞

湯澤規子『

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帰って来た橋本治(No.1061)

帰って来た橋本治(No.1061)

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2024年5月30日号(No. 1061)

帰って来た橋本治――編集長のイチオシ 1977年のデビュー作「桃尻娘」を皮切りに、小説や古典の新訳、社会時評、評論から、イラストやニットまで、多くの作品を残した橋本治さん(1948~2019、享年70)。その膨大な「仕事」を軸に生涯をたどる展覧会「帰って来た橋本治展」が神奈川近代文学館にて開催中です。

 開催を記念して、同展

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池口龍法「住職はシングルファザー!」最終回!(No.1060)

池口龍法「住職はシングルファザー!」最終回!(No.1060)

考える人 メールマガジン
2024年5月23日号(No. 1060)

尾原宏之さん『「反・東大」の思想史』好評発売中!「考える人」で2018年8月から2020年5月にかけて連載された尾原宏之さんの『「反・東大」の思想史』(※)が、新潮選書から好評発売中です。4年の歳月をかけて大幅な加筆修正が施され、また新章も追加され、より充実した内容となっております。

 本書は、国家のエリート養成機関として設

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マキタスポーツが力説! 「メニューとは宝探しの地図である」(No.1059)

マキタスポーツが力説! 「メニューとは宝探しの地図である」(No.1059)

考える人 メールマガジン
2024年5月16日号(No. 1059)

尾原宏之さん『「反・東大」の思想史』好評発売中!「考える人」で2018年8月から2020年5月にかけて連載された尾原宏之さんの『「反・東大」の思想史』(※)が、新潮選書から好評発売中です。4年の歳月をかけて大幅な加筆修正が施され、また新章も追加され、より充実した内容となっております。

 本書は、国家のエリート養成機関として設

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尾原宏之さん『「反・東大」の思想史』5月22日刊行!(No.1058)

尾原宏之さん『「反・東大」の思想史』5月22日刊行!(No.1058)

考える人 メールマガジン
2024年5月9日号(No. 1058)

尾原宏之さん連載が
『「反・東大」の思想史』として5月22日に刊行決定!「考える人」で2018年8月から2020年5月にかけて連載された尾原宏之さんの『「反・東大」の思想史』(※)が、新潮選書から2024年5月22日に刊行されることになりました。4年の歳月をかけて大幅な加筆修正が施され、また新章も追加され、より充実した内容となっ

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「嫉妬」と「格差」の時代を生き抜くための「松本清張」(No.1057)

「嫉妬」と「格差」の時代を生き抜くための「松本清張」(No.1057)

考える人 メールマガジン
2024年5月2日号(No. 1057)

さようなら、ハリー
――編集長のイチオシ その訃報が届くまで、当欄に記すつもりだったのは、村井理子さんの連載「村井さんちの生活」が、3月19日配信の回をもって100回を迎えたことでした。

 2016年4月にスタートした連載は翻訳家の村井さんが、琵琶湖畔での暮らしを綴ったもの。双子の子育てや突然の入院騒ぎ、そして義父母の介護など

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出口治明×ヤマザキマリ×とり・みきのマンガ鼎談!(No.1056)

出口治明×ヤマザキマリ×とり・みきのマンガ鼎談!(No.1056)

考える人 メールマガジン
2024年4月25日号(No. 1056)

第28回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞記念
出口治明×ヤマザキマリ×とり・みき
「マンガで歴史を描くということ」

ヤマザキマリ&とり・みきが、魅惑の古代ローマの世界を描くマンガ「プリニウス」が、第28回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞!

受賞を記念して、「作品の大ファン」という出口治明さんと、作者ふたりの鼎談「マンガで歴史を描

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南直哉さん『苦しくて切ないすべての人たちへ』発売!(No.1055)

南直哉さん『苦しくて切ないすべての人たちへ』発売!(No.1055)

考える人 メールマガジン
2024年4月18日号(No. 1055)

「恐山の禅僧」南直哉さんの連載が、
 新書『苦しくて切ないすべての人たちへ』として発売中!
「考える人」で連載していた南直哉さんの「お坊さんらしく、ない。」が、『苦しくて切ないすべての人たちへ』と改題、新潮新書から2024年4月17日に刊行されました。

 本書は、悩み苦しみながら生きている人たちに向けた、「恐山の禅僧」からの

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さようなら、村井さんちのハリーくん(No.1054)

さようなら、村井さんちのハリーくん(No.1054)

考える人 メールマガジン
2024年4月11日号(No. 1054)

尾原宏之さん連載が
『「反・東大」の思想史』として5月に刊行決定!「考える人」で2018年8月から2020年5月にかけて連載された尾原宏之さんの『「反・東大」の思想史』(※)が、新潮選書から2024年5月22日に刊行されることになりました。4年の歳月をかけて大幅な加筆修正が施され、また新章も追加され、より充実した内容となってお

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住まいにおける「性能」とは何か(No.1053)

住まいにおける「性能」とは何か(No.1053)

考える人 メールマガジン
2024年4月3日号(No. 1053)

日本人はなぜ室内で靴を脱ぐのか。
――編集長のイチオシ 京都にある国際日本文化研究センターの所長を務める井上章一さんの新連載「土足の限界 日本人はなぜ靴を脱ぐのか」がスタートしました。

 建築史家として『つくられた桂離宮神話』『法隆寺の精神史』などを、風俗史家として『美人論』や『パンツが見える。』などの名著を世に送り、近年では

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井上章一さん新連載「土足の限界 日本人はなぜ靴を脱ぐのか」(No.1052)

井上章一さん新連載「土足の限界 日本人はなぜ靴を脱ぐのか」(No.1052)

考える人 メールマガジン
2024年3月28日号(No. 1052)

【新連載】井上章一
「土足の限界 日本人はなぜ靴を脱ぐのか」「玄関で靴を脱いでから室内に入る」。日本人にとってごく自然なこの行為が、欧米をはじめ海外ではそれほど一般的なことではない。

建築史家であり『京都ぎらい』などのベストセラーで知られる井上章一さんが、このなにげない「われわれのこだわり」に潜む日本文化の隠された一面を、自

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祝! 村井理子さん連載100回!(No.1051)

祝! 村井理子さん連載100回!(No.1051)

考える人 メールマガジン
2024年3月21日号(No. 1051)

村井理子さん連載100回記念
サイン本プレゼント!2016年から始まった村井理子さんの連載「村井さんちの生活」が先日100回を迎えました。

「村井さんち」では、この8年のあいだにはさまざまなことが起こりました。当時飼っていた老犬を見送り、新しく子犬を迎え、子どもたちはすくすくと育ち、ご自身の入院・手術からのカムバック、夫と支

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「満腹」とは「失われた時間」である(No.1050)

「満腹」とは「失われた時間」である(No.1050)

考える人 メールマガジン
2024年3月14日号(No. 1050)

アクセスランキング■1位 黛まどかさんの新連載「私の同行二人 ふたたびの四国遍路」
第1回 歩かざるを得ない生

■2位 村井理子「村井さんの生活」
私が認知症になったら

■3位 池口龍法「住職はシングルファザー!」
17.住職、堪忍袋の緒が切れる

最新記事一覧■マキタスポーツ「土俗のグルメ」(3/8)
第25回 パンと親

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