海人

コトバになり損ねた想いのささくれを文章にしています。東京/'93/Sat.【…

海人

コトバになり損ねた想いのささくれを文章にしています。東京/'93/Sat.【icon】https://x.gd/uTGPX

マガジン

  • 平々凡々なボクの日常。

    平凡だけど、なんとかして生活を面白がりたい。そんな毎日を綴ったエッセイ集。

  • Diary Collection

    心の機微を書き記した日記集。

  • 徒然なる余白

    あてもなく書き始めた、他愛もないエッセイ集。

  • No Camp No Life

    唯一無二の相棒と行く、個人的なキャンプブログ。

  • Favorite Films and Dramas

    心に残った映画やドラマを紹介するマガジン集。

最近の記事

  • 固定された記事

“海人のnote”サイトマップ

はじめまして!ここのnoteを運営している海人です。 これまで様々な文章を発表してきましたが、ある日「これからははじめましての方にも、いつも読んでくださる方にもわかりやすい場所にしたい!」と思い立ち、このたびサイトマップを作成してみました🗺 普段は何気ない日常を舞台にエッセイを綴る身ですが、それ以外にも色々と書いているので、興味のあるジャンルがあれば是非お立ち寄りください! 🐳海人ってどんな人?📝創作編📕エッセイ ◆マガジン集 ★反響の多かった記事 📗小説 ◆マガ

    • 忘年の友

      交友関係が非常に狭いことで有名な(?)この僕だが、実は最近新しい友達ができた。 社会人になると、どうしても仕事中心の生活になりがちだが、そんな日常の中でも親交を深められる友情は、やはり何歳になってもいいものだと思う。 実はその友達、僕より2回りほど年上なのである。 こう言うと怪しい関係のように思うかもしれないが、その実態はいたって健全(のはず)。以前より興味のあった校正関係で出会った人で、その正体はその道一筋30年以上のベテラン校正者だ。 彼の話を聞けば聞くほど、僕の

      • 2024/6/1 ささやかな

        毎日の生活に追われている時ほど、小さな幸せを大切にする。当たり前にある安らぎに感謝を伝える。特に最近意識していることだ。 みんな利己的でいいではないか。 通勤途中、多くの人たちでごった返す雑踏に出くわすと、あたかもそんな雰囲気で開き直る都会の風。その様子に思いがけず苦笑いを浮かべてしまう朝もあるけれど、穏やかな生活や今ある習慣を守るため、今日も目の前にある物事に心血を注いでいく。 それはさながら、大相撲で時間いっぱいになった際に気合いを入れる力士のように、自らの魂

        • 優しい人

          世の中で出会う人たちを、一概に敵とみなして生きてきた。 そんな時期が確かにあった。もしかしたら、今もその呪縛から解き放たれず、そんな暗闇の真っ只中を走っているのかもしれない。 それでも、一縷の光が差し込むように、優しい人と巡り合う瞬間は、頑なになった心を解きほぐすようなひと時になる。 人生、捨てたもんじゃない。この時ほど、この言葉が相応しい場面はないのではないかと思うほど。 “優しさ”なんていう曖昧な捉え方は、人それぞれ違う。 辛い時に励ましてくれる。嬉しい出来事を

        • 固定された記事

        “海人のnote”サイトマップ

        マガジン

        • 平々凡々なボクの日常。
          15本
        • Diary Collection
          9本
        • 徒然なる余白
          5本
        • No Camp No Life
          3本
        • Favorite Films and Dramas
          3本
        • Short Story Collection
          38本

        記事

          先週18日(土)に投稿したキャンプ記事が、note編集部運営マガジン「#アウトドア 記事まとめ」に選出されました⛺ありがとうございます! https://note.com/kaito0589/n/n6ec03886f73c この調子で今後も記事制作に取り組みたいと思います!

          先週18日(土)に投稿したキャンプ記事が、note編集部運営マガジン「#アウトドア 記事まとめ」に選出されました⛺ありがとうございます! https://note.com/kaito0589/n/n6ec03886f73c この調子で今後も記事制作に取り組みたいと思います!

          最高のプライベート空間!満天の星空を望みに、いざ秩父へ!

          それは昨年の10月下旬のこと。 僕はキャンパーになって初めての、キャンプ最高のシーズンでもある秋を迎えていた。 夏生まれにもかかわらず、あまり夏が得意でない僕としても、秋というのは最高に過ごしやすい季節。 そんな頃に見つけたのが、秩父にある満願ビレッジオートキャンプ場だった。 どうやら、自然豊かな秩父の風景と満天の星空が有名なキャンプ地らしく、その口コミを見た瞬間、「これは行くっきゃない!」とすぐに予約をしている自分がいた。 いつも一緒にキャンプをする相棒の予定も聞かず、思

          最高のプライベート空間!満天の星空を望みに、いざ秩父へ!

          大石静脚本『光る君へ』

          今年の大河が存外に面白い。 60年以上の歴史を持つNHK大河ドラマでも、過去2番目に古い時代である『光る君へ』は平安時代が舞台。主人公は、世界最古の長編小説と呼ばれる『源氏物語』を執筆した紫式部だ。 『源氏物語』といえば、日本史史上最も貴族階級が権力を握った平安中期の時代を描いた作品。実際に宮仕えとして宮中に勤めていた紫式部がその内情を事細かに描写し、また作中では実に795首もの和歌が詠まれている。 『源氏物語』の主人公は誰もが一度は耳にしたことがあるだろう、光源氏

          大石静脚本『光る君へ』

          遅れてやってきた「アレ」

          ごきげんよう。皆さん、いかがお過ごしですか? ん? そっちはどうなのよって? ンフ、こちらはかつてないほど調子のいい毎日です! なんか、いつもより機嫌よくない? そんな風に思った読者もいることだろう。それもそのはず、今年のGWも色々と出かける先が決まってきたからだ。 連休前に楽しい予定が埋まっていくこの感覚。 思えば、アレに似ている。好きな人ができて、まずは相手に気づかれずにそっとアプローチしてみたら、あっちも意外とその気だったりする、アレ。うん。語彙力がなさすぎて、

          遅れてやってきた「アレ」

          カーテンコール

          お疲れ様でした。 ふと、そんな言葉をかけられた。 声のする方を見ると、小柄の男性が笑みを浮かべている。フォーマルな格好をしているが、年齢は掴めない。それなりの年齢にも見えるし、随分年下な少年のようにも思える。 年齢不詳とはこのことだと颯介は思う。 「えっと。どちら様ですか?」 そんな問いかけに対しても、表情を崩すことなく男は喋り続けている。ちょっとムッとするが、どうやらここには自分と相手しかいないようだから耳を傾けるほかない。 「二瓶颯介さん。今から52秒前、

          カーテンコール

          いきものがかり『うるわしきひと』

          もし過去に戻れるとしたら、そしてその時を選べるのなら、今の僕は15年前の春に戻ってあの歌をもう一度聴いてみたいと思う。 中学を卒業する間際、僕には同じクラスで好きな人がいた。 やがてその恋が叶わないことを知ってしまうけど、偶然その子も含めた同級生の男女グループでカラオケボックスに行く機会があった。それぞれの進路が決まり、残された時間を少しでも謳歌しようと、友人たちとよく遊びに出かけていた頃だ。 今思えば、人生で初めて誰かとカラオケに行ったのがこの時だった。 あの頃の

          いきものがかり『うるわしきひと』

          散り際なんて誰も知らない

          瞬く間に時代は変わっていく。 僕たちはその中を流れるように、なぞるように日々を暮らしていく。 この不確かな世の中で、誰もが確かな存在を求めている。 人によってその形は違うのだろうけど、通りすがりの駅前で汗をかきながら歌う若者を見て、ふとそんなことを思った。 人との関係、今就いている会社や仕事の行く末、当たり前にある日常。 そこに確かなものなど何一つ存在しないのではないかと思う。いつ何が起こってもおかしくないと心づもりだけして、この不安定な日々を何とか乗り越えていく。一

          散り際なんて誰も知らない

          待つわ いつまでも待つわ♪

          【本エッセイを読む前の注意喚起】 本記事は今年度初っ端のエッセイにもかかわらず、誠に残念ながら非常に下らなくてナンセンスな内容となっております。 「それでも構わない!」「ぜひ読み進めたい!」「いいじゃない、そんな時があっても!」「いやはや、それもオツですな」「まあまあ、どうせ謙遜でしょ?」等々温かなお心をお持ちの方のみ画面をスクロールいただければ幸甚です。何卒宜しくお願いします。では本編! *******************************************

          待つわ いつまでも待つわ♪

          もうすぐ出会いの季節🌸

          もうすぐ出会いの季節🌸

          +4

          想い出の場所🌊

          想い出の場所🌊

          +3

          evergreen

          思い残すことはもうないよって そう優しく手を振って 別れを告げようと思ったのに そう簡単にはいかないね 毎日幸せだと思い込んでも 心はどこか渇いていて それがどこか傲慢で 皮肉めいた因果すら感じていた あれからたくさんの人に出会って 数えきれないほどすれ違って 小さなささくればかり作って 未だその傷が疼く夜もあるけれど そんな時は思い出すんだ 若い頃の君の笑顔を 古びたアルバムをめくるように あの頃は何とも思わなかった場面さえ 今は何もかも輝い

          evergreen

          暮らしのタイムラプス

          終電間際の空いた電車が好きだ。電車を降り、心なしか通勤風景よりもゆったりと歩いて家路に就く、その歩幅も。 さっきまで業務でパソコンとにらめっこを続けていたからか、スマホを含む電子機器に触れようとする気はさらさら起きない。 辺りを見渡すと、乗客一人ひとりが思い思いの時を過ごしている。疲れのせいか熟睡している仕事帰りの若者。肩を寄せ合って仲睦まじく小声で談笑する男女。単語帳を熱心に読み込む将来が楽しみな学生。 こうして見ず知らずの人たちと空間をともにする車内が、ふとした瞬

          暮らしのタイムラプス