yorozuno

短期投資から初めて、最近は長期投資家になってます。

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マガジン

  • 第1篇 株式投資

    新NISAを始めるに当たって、必要な知識を伝えます。 10年10倍×2回=20年100倍を目指します。 100万円を1億円にしましょう。

  • 第2篇 risk management

    人が生きていく中で、最も重要な知識がrisk managementです。

  • 第4篇 価値観の逆転現象

    人の価値観とはなかなか変わらないものと思われがちですが、置かれている状況が変われば、価値観などは簡単に一変します。

  • 第3篇 単利と複利

    投資をする上で最も重要視するべきことは、複利効果です。 この複利効果は、資金が増えるだけではなく、普段の生活でも、様々なところに影響しています。 先進国で、日本が一人負けになっている状況も、複利効果だと思います。

最近の記事

第54回 超短期投資で意識する指標

超短期で意識する指標は、常識的には為替です。 ドル円が大きく振れれば、輸出入企業に大きな影響が出ます。 円安になれば輸出関連企業に買いが入りますし、円高になれば輸入関連企業に買いが入ります。 ただ、どれだけの値幅があれば動くのかと言えば、これはケースバイケースとなってしまいます。 円高基調の中、想定外の円安の動きとなれば、株価も反応するでしょう。 ところが円安基調の中で、多少想定外の更なる円安の動きがあっても、余り株価は反応しません。 多くの投資家は円安基調で投資を組み立てて

    • 第53回 株価を意識した投資

      前回、株価を意識しない投資を書きました。 - いやいや、オレは株価を意識したい!! - そう考える投資家の方も多いでしょう。 ですから今回は、株価を意識する投資の手法を紹介したいと思います。 株価を意識する投資は、基本的にチャートを使います。 ただ、「材料はチャートを破る」という慣用句があるように、チャートは材料に弱いです。 強力な下値支持線も、新型コロナという悪材料一発で、有名無実のものになったことは、記憶に新しいと思います。 だから、株価を意識した投資は、非常に脆い

      • 第52回 値下がりした株価

        一か月に1回しか株価を見ない・・・・・。 これで本当に大丈夫なのかと思う人が大半でしょう。 これで良いんです、株価なんかは、単なる事実の結果に過ぎないのですから・・・・。 まず、笑い話のような有名な逸話をお話ししましょう。 ある証券会社が、儲かっている口座の持ち主を調べました。 すると、その儲けている投資家の大部分の人たちの間には、一つの共通点がありました。 その共通点は、既に亡くなっていた、つまり故人だったということです。 自分の証券口座を家族に教えていなければ、家族は

        • 第51回 株価を見るタイミング

          前回、得てはならない利益について説明しました。 皆さんは、理解して頂けたでしょうか!? 今回はその続きで、「得てはならない情報」というものもあるということを説明します。 情報というものは、「少ない」より、「多い」方が良いと、誰もが考えています。 今年元旦に発生した能登地震の被災地でも情報弱者が生まれて、支援をなかなか受け取れないという人たちが出てしまいました。 だから、広く情報を伝えることが必要だと言われていますし、裏返せば広く情報を得た方が良いとなる訳です。 ところが情

        第54回 超短期投資で意識する指標

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        • 第1篇 株式投資
          32本
        • 第2篇 risk management
          23本
        • 第4篇 価値観の逆転現象
          9本
        • 第3篇 単利と複利
          14本

        記事

          第50回 得て良い利益と得てはならない利益

          江戸幕府の京都所司代という役職は、元々は幕閣の老中より上席として置かれていました。 江戸で政治をするより、京都で天皇や公家を監視する方が、はるかに困難だと考えられていたからです。 その京都所司代に就任したのが、板倉勝重という人物です。 最初は家康のお膝元である駿府奉行から始まっているのですが、去年の大河ドラマ「どうする家康」には出てきていません。 それくらい、地味ぃぃぃぃな武将です。 しかし、家康から京都を任された程の有能な人物でもある訳です。 さて、この板倉勝重が駿府奉行

          第50回 得て良い利益と得てはならない利益

          第49回 価値が明確なもの

          前回は、価値が無いものとしてビットコインの説明をしました。 今回は、逆に価値が明確なものについて説明したいと思います。 前回と比較した方が分かりやすいので、今回は米ドルを例に説明したいと思います。 日本円から見て価値が明確なのは米ドル、逆に米ドルから見て明確なのは日本円ということです。 まず、円もドルも共通して言えることは、通貨だということです。 通貨とは、流通貨幣の略称で、決済のための価値交換媒体のことです。 この通貨を発行するのは銀行であり、多くの場合は国立銀行がその役

          第49回 価値が明確なもの

          今週の相場結果と来週(5月第5週)の見方

          まずは、令和6年5月24日(金)の引け後の数値です。 週足ボリンジャーバンドだけは、来週の予想値を記載しています。 日経平均  38,646.11円 TOPIX 2,742.54ポイント 20日移動平均ボリンジャーバンド +2σ   39,253.96円 +1σ   38,859.27円 基準線   38,464.58円 -1σ   38,069.89円 -2σ   37,675.20円 20週移動平均ボリンジャーバンド +2σ   40,950円 +1σ   3

          今週の相場結果と来週(5月第5週)の見方

          第48回 究極の無価値のもの

          株式投資をしていく中で、理解しておいた方が良いことがあります。 それは、多くの投資家が適正価格を見極められないものほど、暴騰するということです。 つまり、ゲーム銘柄のように、生きていくのに必要がないものと同様、「何これ!?」というものほど暴騰するということです。 適正価格を見極められないものは、多くの場合は無価値です。 価値が無いから見極められないのであり、価値があれば、凡その見当は付くからです。 つまり、数字の「0」に、数量を求めようとしても求められないのと同じです。 そ

          第48回 究極の無価値のもの

          第47回 食品セクターへの投資

          若いころ、私がまだ旧財閥系の会社で仕事をしていた頃の話です。 取引先の2810ハウス食品の社員さんに教わったことがあります。 それは、次の2つでした。 ・不景気になれば、カレールーが売れる。 ・六甲のおいしい水は、売れれば売れるほど赤字だ。 カレーと言えばバーモンドカレー、バーモンドカレーと言えば西城秀樹です。 まぁ、西城秀樹は全く関係ありませんが、日本でカレーと言えば、2810ハウス食品です。 その2810ハウス食品は、多くの商品を販売しています。 当時から、「六甲のお

          第47回 食品セクターへの投資

          第46回 ゲームセクターへの投資

          前に3765ガンホーと2121MIXIを例に挙げました。 私の個人的に大きな利益をもたらしてくれたのは、3668コロプラです。 3668コロプラは2012年2月に上場しました。 この時に、私の脳裏を過ったのは、3765ガンホーの値動きでした。 3765ガンホーは2005年の3月に上場し、初値840円から9月に7,340円まで急騰しています。 当時、「ラグナロクオンライン」が大人気で、急騰に次ぐ急騰を演じていたのです。 しかし、オンラインゲームというものは、「将棋」や「囲碁

          第46回 ゲームセクターへの投資

          第45回 『価値観の逆転現象』が起こる理由

          人にとって食べ物は、生き延びる為には最も必要なものです。 それなのに、どうして疎かにしてしまうのでしょうか・・・・。 疎かにさえしていなければ、「例えの村」の10人は、餓死などしなくても済んだのです・・・・。 実は、彼らの認識では、決して疎かにしていた訳ではありません。 ただ彼らは、『効率化』という罠に嵌っただけなのです。 効率化という言葉がピンと来なければ、『ムダを省く』と言い換えても良いです。 『ムダを省く』という言葉は、耳障りが非常に良いです。 今の日本、そこら中で『

          第45回 『価値観の逆転現象』が起こる理由

          第44回 逆転現象、その後・・・

          首飾りだけを作っていた「例えの村」は、全員が餓死しかけていました。 蓄えていた米を食べ尽くし、山の木の実や葉も食べ尽くし、最後は腐葉土を土がゆとして食べていましたが、それも尽きそうになっていました。 これは、米作りを放棄して、首飾り作りだけに注力したことが招いた当然の結果です。 効率的な生活ばかりを重視し、『risk management』を疎かにした者の末路とも言える状況なのです。 交換が始まったころは、交換して貰えない『risk』も考えていました。 だから、交換比率を高

          第44回 逆転現象、その後・・・

          第43回 価値観の逆転現象

          服と首飾りを作って他の集落の人たちと交換するようになり、村はプチ裕福になりました。 なぜなら、8人で10人分の食料を確保しているため、服と首飾りで得ている分の米が余剰となっているからです。 600kg(生産分) + 90kg(服) + 120kg(首飾り) = 810kg 810kg(収入計) - 600kg(必要分)=210kg(余剰) 彼らは、余剰分の210kgの米を、魚や肉と交換して、ゆとりある生活を送れるようになっていた訳です。 そんなある時、一人の仲間があるこ

          第43回 価値観の逆転現象

          第42回 絶対的価値(首飾りの制作)

          隣の村人が喜んで帰った後のこと。 隣の村から別の人が来て、米15kgを出すから同じ服を作って欲しいと頼まれました。 そして、そんな人が次から次へとやってくることになりました。 そんなある日、また別の一人が、美しい石を磨いて、首飾りを作りました。 首飾りは、素晴らしい服と合わせることによって、その人を魅力的に見せました。 だから、他の9人の仲間たちも首飾りが欲しくなり、服と同じように自分の分も作って欲しいと頼みました。 しかしその首飾りは、かなり手の込んだもので、簡単には作れ

          第42回 絶対的価値(首飾りの制作)

          今週の相場結果と来週(5月第3週)の見方

          まずは、令和6年5月10日(金)の引け後の数値です。 週足ボリンジャーバンドだけは、来週の予想値を記載しています。 日経平均  38,229.11円 TOPIX 2,728.21ポイント 20日移動平均ボリンジャーバンド +2σ   39,729.67円 +1σ   39,030.64円 基準線   38,331.61円 -1σ   37,632.59円 -2σ   36,933.56円 20週移動平均ボリンジャーバンド +2σ   41,750円 +1σ   3

          今週の相場結果と来週(5月第3週)の見方

          第41回 絶対的価値(服の制作)

          今日から新しいステージに入ります。 ここからは、企業の根本的な存在意義について説明しますので、注意深く学習してください。 「人が欲しがるものには、絶対的な順位がある。」 こう言われても、直ぐに納得できる人はいないでしょう。 「何を言ってるんだ、コイツは!!」と思う人が大半だと思います。 ここで、新たな例え話をしてみましょう。 まだ、人類が稲作という作業を覚えた頃の話です。 日本で言えば、縄文時代後期頃でしょうか・・・・・。 仲間10人で沼地を開墾して、田んぼを作りました。

          第41回 絶対的価値(服の制作)